旧)エナフンさんの梨の木
http://ameblo.jp/okuyama-tukito/に引っ越しました

プロフィール

奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
1.jpg

世界一やさしい株の本(中経出版)



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突然ですね。エナフンさん・・・

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 他人が絶望して売っているときに買い、
 他人が貪欲に買っているときに売るには、
 最高の精神的強靭性が必要となるが、
 最終的には最高の報いが得られる。
               ジョン・M・テンプルトン

「テンプルトン卿の流儀」P7 パン・ローリング社
ローレンス・C・テンプルトン、スコット・フィリップス著
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

全くもって突然ではありますが、
ブログを再開することになりました。

なぜって??

例のもう一人の自分が「ブログ始めようぜ!!」等と
能天気な事を言い出してしまったのです。

「ちょっと、待ってくれ・・・。
 ブログ用の口座は休止宣言以来、
 ほとんどほったらかし状態で、
 今見たら、今年に入ってからの成績はマイナス。
 さすがに恥ずかしいから、
 せめてプラスになるまで待ってくれ!!」

もちろん、そんな私の気持ちを
察してくれるような奴ではありません・・・。

「やれやれ・・・
 まぁ、あんたと一緒にやってきたから、
 これまでも、何だかんだといろいろあったけど、
 それなりにうまくやって来れたし、
 つまり、また始めるってことね?」

「そうそう・・・。」(ニコニコ)

と、云う訳で、株式投資のブログを再開することになりました・・・。

こんな精神分裂野郎のイカれたブログで恐縮ですが、
ご興味のある方は、お付き合いくださいまし。

前回同様、人気ブログランキングに登録してはいます。
けど、今回は前みたく必死に順位上げようとするのはやめにしましょう。
気ままにやっていくことにします。

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テーマ:明確な投資理論 - ジャンル:株式・投資・マネー


米国債と日経平均

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
売り手が全部消えたとすれば、論理的に言って
市場には買い手しか残っていないのだ。

逆にコモディティはどうなるだろうか。
これまで好調が続き、
今や最後の買い手グループが市場に加わろうとしている。

その一団が参加したあとは、
コモディティを買って価格を押し上げるものはもういない。

コモディティ市場と株式市場で、
一方の最後の売り手グループが他方の買い手グループとなったとき
双方の立場が入れ替わる寸前にまで達したというのは偶然ではない。

これは逆張り投資の根底にある機械的論理の一例と言える。

「テンプルトン卿の流儀」P132 パン・ローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さぁ、早速、はりきって行きましょう!!

えっ、何言ってるんだ??
株式市場、いや資本主義はもうおしまいですって???

やれやれ・・・。

そんなお考えしか浮かばない方は、
テンプルトン卿を読まれると良いでしょう。

上の文章は、今を指して書いているものではありません。
1979年8月、すなわち、NYダウが大上昇を開始する前夜の事を指して、
当時の新聞記事を例にとり、解説している部分です。

結局のところ、2つの市場の最後の売り手グループと
最後の買い手グループが一致するという考え方こそが、

逆張り投資戦略における根底論理だと
かのテンプルトン卿は教えてくれるのです。

下のチャートは、米国10年物国債の金利と、
日経平均株価の比較チャートです。

本当はコモディティと日経平均の比較をしたかったのですが、
うまく拾えないので、債券市場と株価の関係、
具体的には、米国債と日経平均の2つの市場の
最後の売り手グループともう一方の最後の買い手グループの
関係を見てみましょう・・・。

米国債金利と日経平均

どうでしょうか???

見事に、米国債の金利が天井を打った時(グリーン枠)、
すなわち米国債が最安値を付けた時、
日本の株式市場は大天井となり、

その逆になったとき、株式市場は大底を打っています(赤枠)。

で、今は、米国債金利は大底水準(国債価格は大天井)・・・。

つまり、米国債については、
最後の買い手グループが市場に加わろうとしているタイミングでは???

そんな風に今のマーケットを個人的には見ています。
(もし、さらに株が下がったからと言って、私を責めるのは筋違い。
 あくまで個人的な見解でございます。)

私は、最新の四季報を見て、全く嬉しくなってしまいました。

何だ?この大バーゲンセールは!!!

激安順調好財務企業がゴロゴロしているじゃないか!!!

えっ?ギリシャ???

以前、アジアやロシアでデフォルトが発生した時は、
株式市場の大底、すなわち、総悲観の極み、
すなわち、最高の買い場でしたけど・・・。

それが何か?



あのう、確かにこっちはボチボチやっていきますが、
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世界同時株安ですって!?そろそろ預金を下ろさなきゃ・・・

昨日は、世界同時株安の様相で、
NYダウは一時530ドルも下げましたね・・・。

しかしながら、過去20年以上も、
「世界同時株安」や「金融危機」「リセッション」
等という見出しを見続けると、
少々おかしな感覚にとらわれるようになります。

「世界同時株安」=「世界同時安売」
「金融危機  」=「購入好機  」
「リセッション」=「買いましょう」

こんな風にしか聞こえなくなってくるのです・・・。

ただし、これらの文言が、経済誌やネット上にチラホラ出だした段階では、
まだまだ、バーゲンに例えると、クリアランスのスタート段階です。

これが、日経新聞やNHK辺りも騒ぎだしたら、
クリアランスも本番到来!!
デパート中に赤いポスターが貼られている感覚!!

遂に、一般紙や大衆週刊誌の大見出しにも出て、
うちの奥さんが、「あんたの株、大丈夫??」等と言い出したら、
ラストセール!!50~70%OFF!!

最後に、分配金狙いの投信しか持っていない実家の父親から、
「やっぱり売った方が良いか?」等と心配そうな電話がかかってきたら、

決算最終大売出し!!もしくは、最終アンコールセール!!

(おそらく、今週か来週あたりに、電話がかかってくる事だろう・・・)

ただし、大々的なセールが終わった後にも、
ワゴンや特設会場に驚きの掘出物が残っているケースもありますので、
それ狙いで行くのも、一策ですが・・・。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(バーゲンハンターとして成功するための)
ひとつの方法は市場が雨の日に株を買って
晴れの日に売る癖を付けることだ。

この場合、投資家の大多数と逆に動くことになる。

つまり彼らは晴れの日に株を買い、雨の日に売っている。

もしそうでなかったら見通しが暗くなった日にも
株価が下がらなくなるだろう。

「テンプルトン卿の流儀」P54(パン・ローリング社)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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年率2割の脅威

ブログ再開スタートから、派手に「逆張り」狙いを強調してきましたが、
これはあくまで、長期投資法を前提とした話です。

来週から、反転上昇するのか?意外と底は深いのか?
そんなことはわかりません。

しかしながら、5年とか10年とかという単位で、
今の日本市場を振り返れば、

「あの頃なら、あの銘柄がPER5倍のPBR0.6倍で買えたんだな・・・。
 (今では絶対あり得ない!!)」

等と思い返す日がきっと来ることでしょう・・・。

そういうスタンスの投資家さんにとっては、
今日、PER5倍のPBR0.6倍で買った銘柄が、
さらに20%も下がって、
PER4倍のPBR0.5倍以下になったとしても、
それほど大問題ではありません。
(仮に日経平均がここから20%下落したら6800円となるのだが・・・)

例えば、現にこのブログで長期運用しているALサービスという株の
長期チャートを見てみましょう。

ALサービス長期チャート

私は、リーマンショックの前に900円前後でこの株を買ってしまいましたが、
その後、30%以上も下げて600円まで行ってしまいました。

けど、現時点で振り返ると、
それがそれほど大きな問題だとは感じません。

それどころか、私の個人口座においては、
この下げ局面でさらに株を買い増す事ができ、
結果的には、そのまま上昇するよりも
さらに大きな利益を得ることが出来ました。

(ブログ用口座では資金を100万円に絞っているので、
 そういうことは出来なかったが、それでも
 長期投資対象としてはまずまずの成功だったと言えよう。)

ですから、あくまで、
年率20%程度を目標とした長期集中投資法を採用した場合、
「リセッション」=「買いましょう」
と言っているのです。

えっ??たったの年率20%???

そんな退屈な投資法、俺にはやってらんねぇよ!!

そんな人も多いかも知れませんが、
このブログを読まれている多くの読者さん、
すなわち30歳前後のサラリーマン投資家、
もしくは主婦投資家さんには、
とてもお勧めの投資法なのです。

私がこのブログでやっている通りに、
(と言っても銘柄まで真似しろという話ではない)
とにかく、生活と完全に切り離して運用できる資金を
まずは100万円作ってほしいのです。

いいですか?
生活とは完全に切り離すんですよ!!

この株で儲けて、将来の住宅資金に充てるとか、
娘の教育資金の足しだとか、
そんなことは一切考えてはいけません。

そういう資金は別枠で運用するのです。

あくまで、お金持ちになるための100万円です。

これを年率20%で運用してごらんなさい。

こんなにも大金持ちになれるんですから!!
年率2割の脅威

たった100万円で良いのです。
それを年率20%成長させる手法をマスターすれば、
良いのです。

このブログでは、あえて、妙な社名の企業や、
妙な業種、あるいは、だれでも知っているけど、
まず、調べようとも思わないような身近すぎる企業を
中心に運用を続けていますが、
これも、長期平均20%運用を成功させるコツなのです。

そして、もう一つ、まさに今のような市場の大混乱のドサクサに
安く買うことも、同じく、長期平均20%運用を成功させるコツなのです。

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宝くじを当てる方法を勉強する意味って??

ある読者さんから、年率20%のリターンを持続させるのは難しいとの
コメントを頂きました。

全くその通りですね。

20%は多くの投資家が退屈だと感じるレベルかもしれませんが、
現実問題としては、かなり難しいレベルです。

「100万円を1年で1億にした驚きの投資法」とか、
「年率200%!!カリスマトレーダーの驚異の投資法」
みたいな見出しを見て、

「おいらも1発!!」

等と心躍らしている人も多いかもしれませんが、
実際は年率20%すら相当ハードルとしては高いのです。

もちろん、世の中にはそんなカリスマトレーダー
(100万を1億とか、年率200%とかの方)も
現に存在しています。

けど、そんな人たちの投資法を勉強して、
自分も同じようなカリスマトレーダーになろうとする行為は、
宝くじで1億当てた人に、宝くじの当て方を教わるようなもので、
ほとんどの方にとって「再現不可能な」ものでしょう・・・。

宝くじを当てる方法


それどころか、彼らの戦略を真似することは、
結果的に彼らのカモになることかも知れません。

同じ戦略では、彼らはあなた方のはるかに先を行っていて、
全く太刀打ちできない可能性が高いのです。

ところが、私のような投資法を採用している方々のブログを見ると、
出っ込み引っ込みはあるものの、
ならせば、年率20%程度以上で運用できているようです。
(幸い当ブログもギリギリそのレベルで推移している。)

そこにはいくつかの共通点があって、
その部分をきちっと踏まえる必要がありそうです。

まずは、その辺りから解説を進めて行きたいと思います。

ポイントを羅列すると、

1)長期的に20%の成長が見込める企業に投資する。
(年率20%のリターンを目指すのですから、
 年率20%成長企業に投資するというのは、
 論理的に正しいですね。
 問題はそれをどうやって見つけるかですが・・・)

2)割安に購入する。
(いくら成長企業でも、PER60倍で買っているようでは、
 リターンはマイナス20%を超えるでしょう・・・。)

3)銘柄数を限定する。
(ピーターリンチは「5のルール」と言っていますが、
 1銘柄に全てを賭けるのは良策とは言えません。
 かといって、100銘柄も保有して、
 長期的に20%のリターンを得ることは
 まず不可能でしょう。)

4)高収益・好財務の企業に投資する。
(年率20%成長していても、ちょっと流れが変わると、
 一発で潰れるような企業は投資対象になりません。)


ということになるでしょうか?

1)2)は前回散々やってきましたので、
今回は3)4)から考えて行きましょうか?


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株式で儲けるための鍵

さて、5のルールの説明をするつもりでしたが、
初心者の読者さんからコメントがありましたので、
そんなことよりももっと重要な「心構え的」なところを
今日はやることにしました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
株式で儲けるための鍵は、強い意思にある。
この点は強調しすぎることはない。

ピーターリンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)P40
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

長期投資でも短期投資でも、
あるいは数ヵ月保有を基本とした中期投資でも、
最近はかなり良書が出回っています。

しかし、それぞれ、戦略思想が大きく異なるために、
一方においてご法度事項も、
一方においては重大なキーとなることも
少なくありません。

その典型が「損切り」で、
長期投資家は、ファンダメンタルズが悪くならない限り、
(もしくは自分が明らかなミスをおかしていない限り)
「損切りはするな」が鉄則です。

一方、短期トレードにおいては、
「こまめな損切りで致命傷を負わない」
ことが重要なポイントになります。

どちらも株式投資という同じジャンルなのに、
全く別な考え方が存在し、
しかも両方とも正しいのです。

これは経済活動では良く有ることで、
例えば徹底して低価格戦略をとるのも、
逆に徹底して高級路線で攻めるのも、
どちらが間違い等というものではなく、
単に戦略思想が異なるだけなのです。

では、どのような戦略を採用し、
それをどこまで徹底して実践できるか?

という点に関しては、
知能指数や経験量、学歴などとは無関係で、
純粋に意思の強さ=胆だけが、
重要な要素となってきます。

私の場合は、徹底してピーターリンチを
真似ることで意思の強化を図っています。

例えばここで良く引用するピーターリンチ2冊なんて、
赤ペンやら付箋やらがそこかしこに付いており、
今日、こうやってブログを書くに当たって、
上記P40を開くのに1秒もかからないほど、
読み込んでいます。

で、自分の中では盲信気味に
「これが正しい」と決めてしまっているのです。

後は愚か者のようにシンプルに
それを淡々と実行していくことで、
心のブレを無くし、
様々な不安要因から自分を守っているのです。

ピーターリンチは、ハッキリ言って
オーソドックスです。

ただ、オーソドックスすぎて、新鮮です。

さらに、昨日の記事ではありませんが、
一般の個人投資家でも「再現可能な戦略」だと考えています。

だから、こんなブログを再開したわけですが、
その辺りが肌に会わない方は、
別な戦略を採用することをお薦めします。

ただし、何れの戦略を採用するにせよ、
やや盲信気味に自分にとって正しいルールを作ってしまい、
それを粛々と継続させることが、
結果的に、株式投資で勝つ鍵、
すなわち強固な意思を手に入れる近道であると
最近はつくづく感じている次第です。

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保有銘柄を理解する

夏休みも終盤。
宿題を早々に終えた娘は、
これから宿題を始めようかという友達が
一緒に遊んでくれないので、
退屈にしていました。

そこで、妻と一緒にコカ・コーラの工場見学に行ったのです。
(私は仕事のため行けなかった。)

夜、「どうだった?}と聞くと
目を輝かせて工場の様子を喋り始めました。

「ペットボトルって、最初、こんなに小さいんだよ。
(親指ほどのサイズ)
それを風船みたいに膨らませて、
中を掃除して、それからファンタを入れるの。」

どうやら、うちの娘も、ファンダメンタルズはともかく
ファンタオレンジについては、ずいぶん詳しくなったようです。

さて、株式投資をするに当たって、
必ず突き当たる問題の1つとして、
「自分の保有銘柄に自信が持てなくなる」
という現象があります。

その理由として

1)そもそも、事業内容が良くわからない。
2)逆に知れば知るほど欠点が見えてくる。
3)その企業特有のリスクが大きく感じられる。
4)もっと良さそうな企業を見つけてしまう。
5)世界情勢がどんどん悪くなっているように感じられる。
6)なかなか人気が出ない。
7)たくさん保有しすぎて管理しきれていない。

などが考えられます。

昨日の心構え同様、この問題を克服しないと、
長期投資での成功は難しいでしょう。

詳しくはいつかやるとして
簡単に克服方法をまとめると、
1)銘柄選びに努力を惜しまない

2)実のところ全ての企業が何らかの問題を
抱えていることを理解する。

3)あなたですら気付くその企業特有のリスクに対しては
その企業は通常痛いほど理解しており、
既に何らかの手を打つなど大事には至らないことが多い
と割りきる。
(しかも、そんなリスクは滅多に表面化しない。
むしろ、あなたが意識していないリスクに企業は打ちのめされる。
東電の株主があのような重大リスクを意識していただろうか?)

4)一見良く見える銘柄と
すでに保有している銘柄を充分に比較し、
明らかに成長力や財務内容、経営方針、割安さ等の面で
優位性を確認できない限り、
現保有銘柄のホールドを選択する。
(一見良く見える銘柄も一旦保有すると、
いろいろあることにすぐ気付くだろう)

5)世界景気の影響をまともに食らう企業と
そうでない企業を区別して扱う

6)そもそも人気を追い続ける限り、
それは長期投資と言えない。
何年も常に人気が絶えない企業など
どこにもない。

7)銘柄数を管理できる範囲に絞る
(5のルール)

といったところでしょうか?

この分だと当分ブログのネタが尽きることは無さそうです。


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5のルール

さて、話はもとに戻って、素人である私達が、
どうすれば年率20%リターンを維持できるのか?

そのポイントは「5のルール」にあり。

ということについて僭越ながら私の経験も踏まえて
説明させて頂きます。

まずは、ピーターリンチの解説から

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
成長企業を5社買えば、
その内、3社は予想通りの株価を示し、
1社は予想していなかった問題に出会ってがっかりさせられ、
あと1社は想像していたよりもうまくいって、
すばらしいリターンに大いに満足するというのが経験則である。

どの企業が期待よりよく、どの企業が悪いのかは予測できないので、
その組織ではポートフォリオに5銘柄かそれ以上の銘柄を
組み入れるよう勧めている。

NAIC(全米投資家団体協会)では、
「5のルール」と呼んでいる。

「ピーターリンチの株式投資の法則」P38 ダイヤモンド社 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

もう一つ、同じ本からの引用で、

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
≪20の黄金律の6≫
株を買うということは子供を養うのと同じである。
世話を見ることができなくなるほど持ってはいけない。
職業としないかぎりは、
8~12社を充分に調査していくことは難しい。

ポートフォリオには5銘柄を超えて保有してはならない。

「ピーターリンチの株式投資の法則」P314 ダイヤモンド社 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この二つの文章を読んで、この数年、
私も5のルールを徹底することにしました。

正直、5銘柄に限定することにどの程度意味があるのか?
やってみるまでよく分からなかったのですが、
やってみると、なるほどと、うなずける部分が多いのです。

そのメリットは、

1)5銘柄に絞るためには、
  「とりあえず」みたいなてきとーな買いが許されなくなる為、
  1銘柄1銘柄を真剣に選ぶようになり、
  結果的に投資力とリターンを高めることにつながる。

  どういう手順で選ぶのかについては、またいつかやりましょう・・・。


2)5銘柄とはいえ、投資額を分散することで、
  リスクを下げることができる。

  上のピーターリンチの解説は全く笑えるほど
  私の経験則にも当てはまります。
  確かに5銘柄持ってると、大当たりと大はずれを1つずつ引いて、
  残りの3つはまぁまぁか・・・という感じになります。
  ただし、上の文章を良く読んでください。
  5銘柄は全て成長株に限定して運用した場合の話です。
  循環株や単なる割安株、優待狙い株等で構成された
  5銘柄の場合は、上の経験則は当てはまらないでしょう。


3)5銘柄に限定することで、仮に大当りが出た時、
  ポートフォリオのリターンを大いに高めることができる。
  
  仮の話ですが、5銘柄の内、1銘柄がその年の大当り銘柄で、
  株価が2倍になれば、後は全くさえない動きに終わっても、
  年平均リターン20%が可能となります。

  A株 20万円 ⇒ A株 20万円 
  B株 20万円 ⇒ B株 20万円
  C株 20万円 ⇒ C株 20万円
  D株 20万円 ⇒ D株 20万円
  E株 20万円 ⇒ E株 40万円
======================
  全体100万円 ⇒ 全体120万円(+20%)

実際は、良い年はもっとずっと良く(年間リターン40~60%くらい)
悪い時はマイナスもあって、長期にならせば、20%程度となるのですが・・・


4)5銘柄に限定することで、
  継続して保有銘柄の状況を確認することができる。
  
  「あれ、良く下がると思ったら、いつの間にかこんな悪材料が出てた!!」
   みたいなうっかりを避けることができます。
  スマートフォンのお気に入りに入れておけば、
  5社の公式サイトを毎日チェックするのに、
  3分もあれば充分でしょう。
  これならサラリーマンでも行き帰りの電車の中でチェックできますね。
  正直、滅多に驚きのIRはありませんが、
  淡々と繰り返される新店舗や新商品開発のニュースを見ながら
  事業に狂いが生じていないか確認すれば、
  長期投資としては充分でしょう。 

株式戦隊20レンジャー

プリキュアや戦隊モノも5人まで。
水戸黄門様のお供も、通常5人。
(助さん、格さん、うっかり八べい、風車、由美かおる)
アニメも、時代劇も長期投資も
キャラ数を増やしすぎないことが重要なようです。
(かといって、1人じゃ物足りない・・・)


ご祝儀クリックのお陰でベスト5に入りました。
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成長率が同じならROEは高い方が良い

ROE、自己資本に対する純利益の比率ですね。

例えば自己資本が100億で純利益が6億であれば、
ROEは6%となります。

これは株主が投資している資金に対して、
どれだけ効率的に経営がなされているかを
推し量る指標で、
良く日経新聞などでは、
「外国人が重視する指標」等という紹介をされています。

私も、同じ年率20%成長する企業同士で比較するのであれば、
ROEは高い方が良いと考えています。

通常、日本の株式投資家は、PERとPBRという二つの指標から
株価の妥当性を判断しますが、ROEの高い企業は、
成長に合わせて、自己資本も充実するため、
PERとPBRのバランスが大きく崩れない傾向があるのです。

例えば、同じように20%成長を長期にできる
A社とB社を比較してみましょう。

ただし、A社はROE20%、B社はROE5%です。

まずA社の方から見てみましょう。
成長率20%、購入時のROEも20%の企業を長期保有すると、
純利益と自己資本はどのようになるでしょうか?
(ただし、計算を簡単にするため配当は0とします)

ROE20%企業

いかがでしょうか?

20%成長なら、10年後の純利益は6倍を超え、
仮にPERが一定なら、株価も6倍になる。
という説明は既にしました。
しかし、ROEが20%という高収益企業であれば、
自己資本もまた6倍になるのです。

もし、購入時のPERが10倍。PBRが1倍と
比較的割安にA社株を購入したとして、
利益成長に比例して株価も上昇したとしたら、
(つまり、株価も6倍になったとしても)
10年後の株価は未だにPER10倍、
PBRは1倍のままとなります。

一方、成長率は同じ20%あるものの、
購入時のROEが5%のB社のケースを見てみましょう。

ROE5%企業

この場合も利益は10年間で6倍に増えますが、
自己資本はそれに追いついていませんね。
ただし、20%の長期成長によって、
ROEは次第に良化しています。

この場合、仮にA社同様購入時、
PER10倍、PBR1倍で購入したとして、
利益成長に応じて株価が上昇した場合、
10年後のPERは10倍のままですが、
PBRは2.7倍となり、
PERは比較的割安なままですが、
PBRの観点からは少々割高な感じになってきます。

正直のところ、私自身はPBRをそれほど重視していません。

近年、土地や建物、工場設備といった資産価値は低下傾向にあり、
一方で、技術やノウハウ、ブランド、顧客ニーズへの対応力といった
簿価に反映されない知的財産的な価値がどんどん高まっているため、
自己資本やPBRといった昔ながらの企業評価が、
時代に合わなくなって来ているのです。

(グーグルやグリーを自己資本で評価するのに、
 いったいどれほどの意味があるだろう。
 一方で、臨海部に広大な旧式工場を持っているような企業において、
 簿価に相当するほどの企業価値があるといえようか?
 結局、「その企業はいくら稼ぐ力を持っているか」こそが
 本質的な企業価値の根拠と考えている。)

そういう意味では、

1)成長率が安定的かつ高い企業をまずはターゲットと考え、
(と言っても高すぎる企業は反動も怖い。
 20~25%くらいが無理なく成長を続ける、
 いわゆる長期投資向きの企業といえる。)

2)次に、PERの観点から割安な企業であれば合格。
(成長かつ割安な企業は、成長分+割安さの是正分、
 株価の上昇が期待できる。)

3)さらに、ROEが高く、PBRが低ければ、尚良し。
(世の中には、PBRを重視する投資家が少なからずいるため、
 無視するわけにもいかないので・・・)

と考えています。

皆さまのご祝儀クリックのお陰でポイントが大きいうちに、
マイナーリーグ(金融・投資全般部門)から、
メジャーリーグの(株式部門)に登録しなおしました。
ここでも何とかベスト50には入っているようです。
(実のところ、メジャーリーグで上位だと、
 雑誌社からの問い合わせが増える。)
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リスクの値段

また、ある読者さんからご質問がありましたので、
リスクプレミアムについて、考えてみたいと思います。

通常、国債で資金を運用するよりも、
充分に調査した上で株を買うなら、
株式投資の方が大きなリターンを得られます。
(ピーターリンチは、調査が充分でなければ、
 タンスの中におカネを置いておく方がマシと
 教えてくれますが・・・。)

マーケットが合理的であるなら、
異なる金融商品間でリターンに大きな差は出ないはずです。
しかし、リターンの確実性に差がある場合、
すなわち、リスクに差がある場合、
マーケットはよりリスクの高い金融商品に対して、
より高いリターンを要求します。

それがリスクプレミアムです。

もし、預金金利が1%で、株の期待リターンも1%なら、
誰も株式投資なんてやらずに貯金するでしょ!!

そういう話です。

まぁ、良く分からない人は、私の本を読んでください。

1.jpg

世界一やさしい株の本(中経出版)

正直言って、リスクプレミアムなんて、そんな難解な話ではないのですが、
正確に伝えようとすると、
どうしても素人さんにはチンプンカンプンな世界に入ってしまいます。

そこで、少々正確さは軽視して、
逆に分かりやすさと普遍性を重視してこの本を書きました。


さて、私は、その本の中で、

株価 = 近未来の1株利益 ÷ ( 金利 + リスクプレミアム )

という単純な公式で、マーケットの動きを理解することができ、
株価の妥当性を判断する根拠として利用できると説明しました。

ところが、

ここでいう「リスクプレミアム」はいったいどのくらいが妥当なのか?

それが、良く分からない。

というのが今回のご質問です。


まず、先に結論から申しますと、

「そんなものは分かろうはずもない」

ということになります。


ちょっと、妙な説明になるかもしれませんが、

「自分にとって、今の彼女は妥当なのか?」

という命題くらい、答えの出ようはずもないものだと考えています。

しかし、この「答えの出ようはずもない命題」に
多くの人が何らかの結論を出して、
結婚という人生を賭けた勝負に出るわけです。

妥当以下の彼女

その上、結婚して50年、
「まぁ、俺にとってはこいつでちょうど良かったな・・・。」
とか、
「俺にはもったいない嫁さんだった・・。」
等と、最終的にはその妥当性について、
一定の答えまで出してしまうのです。

リスクプレミアムもそれなんです。

何が?

要は、後になれば、分かるのです。

なぜなら、後になれば、リスクの大きさも測定可能となり、
結果的に、
「それほど大きなリスクで無かったのに、
 ずいぶん大きなリスクプレミアムを頂けた。
 (つまり、メチャメチャ儲けさせてもらえた)」
等と言えるのですが、

リアルタイムでマーケットと格闘しているまさにその瞬間に、
「この株のリスクプレミアムは7%が妥当だから、
 2%に相当する分だけ株価は割安だ。」
等と結論を出すことはできないのです。

分かりますよね?

とはいえ、先の結婚話と同様、どこかで、
何らかの基準を元に
「えいっ」
と心を決めて行動に出なければ、
株で利益を得ることは出来ないわけです。

その何らかの基準については、
長くなりましたので、また次回・・・。

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比較購入

昨日の続きです。

妥当なリスクプレミアムなんて分かろうはずもないなら、
どのようにして銘柄を選ぶのでしょうか?

まず、一つは私の本の中でも少し紹介した
比較購入という方法があります。

以下、テンプルトン卿の言葉から、

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
イトーヨーカドーは、将来の収益に対して支払う価格が
同種の他銘柄と比べて非常に割安と見られることから
有望なバーゲン銘柄と思われた。
この結論に到達する手順の中には、
比較購入と呼ばれる
大半のバーゲンハンターにおなじみの方法が含まれていた。

「テンプルトン卿の流儀」P118 パン・ローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

テンプルトンは当時米国の投資家が見向きもしなかった
日本株のイトーヨーカドーの割安さに着目し、
この銘柄で大儲けすることに成功しています。

比較購入とは、ここにある通り、
同種の他銘柄と比べて、予想PERの観点から、
割安な銘柄を購入するという方法です。

いくらが妥当かは分からんが、比較して割高なのか割安なのかは
分かるということです。

そして割安な方を買う手法と言えるでしょう。

(ヘッジファンドの中には、割高な方を空売りし、
 割安な方を購入して、全体相場が騰がろうが下がろうが、
 その差が詰まりさえすれば、勝てるという手法をとるケースもある。)

ということで、ずいぶん以前の私の記事を読んでいただきたいと思います。

みんなゲンキー?(2008年9月24日)
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-134.html

当時、私は社名が馬鹿馬鹿しいと株価が割安であることを証明しようと
ドラッグストアー全社をズラリと比較しました。

今回はこれをベースに、
当時、仮にこれらの銘柄を購入していると、
その後どうなっていたかを検証してみましょう。

と、いっても、再編があったり、分割があったり、証券所の鞍替えがあったりで、
全部調べるのは少々骨が折れますので、
とりあえず、当時の割高ベスト3社と、当時の割安ワースト3社を比較したいと思います。

ドラッグ3社比較

まず、目につくのは、割安さの原因が社名にあった!?
「ゲンキー社」のパフォーマンスの高さです。
これなら、年率20%リターンの原動力になりえましたね・・・。
(しかも、当時というのは四季報のデータであるため、
 2008年8月末基準。
 つまり、リーマンショックの直前に買っても、
 3年間で、これほどの利益が出ているということだ。)

そして、驚くのは、割高さ1位だったミドリ薬品は、
同年、マツモトキヨシから、当時の時価よりも安い
80000円でTOBされ、成立していることです。

既にマツモトキヨシからの買収期待で
株価が騰がっていたのでしょうけど、
そのようなファンダメンタルズを無視したイベント投資は
なかなか報われない好例となってしまいました。

以下、当時の記事
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1113&f=business_1113_164.shtml

また、2位のスギHDはやはり割高だったようです。
マイナス31%ですね。

ただ、3位のレディ薬局はまずまずの結果となっています。
これも調べなおしたのですが、当時この会社はテコ入れの真っ最中で、
一時的に収益を落としたため、
結果的に高PERとなっていたことが判明しました。
(その後、テコ入れが奏功し上昇)

このように、純粋なPER比較だけでは充分でなく、
さらに突っ込んで、なぜ、高PERなのか?
なぜ、低PERなのか?
その原因をしっかり調べる必要があります。

それでも、
「どう考えても、おかしい。安すぎる!!」
となったとき、
リスクプレミアムは妥当な水準を大きく超えていると考えれば良いのです。

最後に、当時ダントツで割安だった薬王堂に関してですが、
これは、東日本大震災の影響をまともに食らってしまいました。
(岩手と宮城が地盤ですからね・・・。)

これこそ、私が
「妥当なリスクプレミアムなど分かろうはずもない」
と言いきった一つの例です。

将来、何が起こるかなんて誰も分からないのに、
その分かりもしないものの妥当性など
だれも言うことは出来ないのです。

ただ、それでも、当時、トヨタや新日鉄を買うよりは
ずいぶんマシな結果になっています。
つまり、割安に買っていたことにより、
大変なリスクの表面化に対して、
この程度で済ますことができたともいえるのです。

(っていうか、よくよく調べると、この銘柄、狙い目ですね。
 来期は特損が消えて反動高となりそうです。
 東北応援企業として購入を検討しようかしらん。)

まとめると、比較購入とは、

①まず、予想ベースのPERを比較する。
②次に、なぜそれほどまでの価格差が存在するのかを充分に検証する。
③その原因が、全く根拠のないもの(たとえば社名)としか思えない時、
 GOサインを出す。

という手順で購入する手法と言えるでしょう。

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歴史的な平均値を知る

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
過去200年間、株式のリスクプレミアム
(投資家が株式投資に期待する平均複利利回りと、
よりリスクが小さい長期国債の利回りとの差)は、
3~3.5%であった。

「株式投資第4版」ジェレミーシーゲル著 日経BP社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今、米国債10年物の利回りが2%程度ですから、
この説で行くと、株式投資家の期待リターン
すなわち(金利+リスクプレミアム)は5~5.5%程度
ということになります。

逆数である予想PERに換算すると18~20倍程度が、
歴史的な平均期待値と言えるでしょう。

今の日経平均の平均予想PERは13倍前後ですから、
この基準だけなら割安にも見えます。
ただし、日本株、特に日経平均は景気敏感株比率が高いですから、
「予想PERが低い」という理由で買いを入れるのは危険です。
既にこのブログで何度も書いていますとおり、
景気敏感株は、
PERが高い時に買い、低い時に売る
が鉄則でしたよね・・・。

では、歴史的平均値を知ったとして、
どのように、投資に活かせばよいのでしょうか?

結論から申しますと、
「明らかに平均を下回るゾーンで勝負することで、
リスクを低め、リターンを高めることができる」
と言えるでしょう。

下はイメージです。
極端なゾーンで買いを入れる

つまり、妥当なリスクプレミアムなど誰も分からない。
それは、どこからが白でどこからが黒かが
分からないのと同じことだ。
(極めて広いグレーゾーンが存在する)
しかし、明らかに白に近づいた時、
多くの人が「それは白だ」と言うだろう。
そのゾーンで勝負すれば、
結果的に極めて高いリスクプレミアムを頂ける。
すなわち、高いリターンが期待できる。

こんな風に考えて頂きたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
バーゲンハンターは株価と本質的価値の間に
ほんのわずかな差ではなく、
大幅なミスマッチがある銘柄に
焦点を絞らなければならない。

「テンプルトン卿の流儀」P117 パン・ローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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循環株は例外

まだまだリスクプレミアムや予想PERは
奥深い部分があるのですが、
最近、私の記事を読み始めた方の為に、
昨日の記事のフォローをしておきます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

通常、PERが低いことはよいことであると思われているが、
循環株の場合は例外だ。循環株のPERが低いときは
たいてい好景気の末期であることを示している。

事業環境がよく、企業収益が上がっているからと油断して
循環株を保有し続けていると、状況は一変する。

賢明な投資家はその前に売却して、売却ラッシュを避けてしまう。

大勢の人が売りを出すと、株価は一方向に行くしかない。

株価が下がればPERも下がる、
これを新米の投資家は循環株が買いやすくなったと判断する。
これでまた傷を深くするのである。


すぐに景気は後退し、循環株の利益はものすごいスピードで減少する。
投資家が売ろうとすればするほど、株価はまっさかさまに落ちて行く。
最高益を何年も続けた後、PERが最も低くなった時点で循環株を買うことは、
短期間に資金の半分を失う確実な方法といえる。

反対にPERが高いとき、これは通常悪いこととされているが、
循環株の買い時であろう。


「ピーターリンチの株式投資の法則」P260 ダイヤモンド社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ちょっと、長めにピーターリンチを引用させて頂きました。
この部分は、丸暗記しても良いくらい重要な部分です。

これを知らない限り、ずっとヘッジファンドのカモでしょう。

PERを語る時、避けては通れない部分なのです。

まず、景気の影響を大きく受ける景気敏感株と、
(ここでは循環株としているが同じこと)
収益が安定している、もしくは長期にわたって成長しているタイプの株を
切り離して、全く別のものとして扱わなければなりません。

もちろん、昨日までの記事は、景気敏感株を除いた話です。

しかし、現実は日本株の、それも大型株の大半は、
景気敏感株=循環株であるため、
みなさんおなじみの大型株においては、
話がそうは単純ではなくなるのです。

ではなぜそんなややこしいことが起きるのでしょうか?

まず、企業の価値は将来の収益の割引現在価値により決定されている
という基本を知らなければいけません。
割引現在価値について分からない方には、
僭越ではございますが、私の本をお勧めします。
1.jpg

世界一やさしい株の本(中経出版)

ちょっと簡単には説明が難しいので、
ここでは、株価というものは、
将来の収益を基準に決まるものと考えてください。

で、例えば安定して成長している企業においては、
以下のような理屈で、PERを根拠に株価を比較することに
一定の意味があります。
成長株の妥当な株価

将来の収益が安定している前提であれば、
PERが低い方が割安で、高い方が割高なのです。
(ただし、成長率が同じであるという条件の上での話です。
 この点も近いうちにやります。)

ところが、収益が一定でない循環株とか景気敏感株の場合、
妥当な株価は長期収益の平均線上にあると考えられるため、
PERが低い時が売り時、
逆に高い時は買い時というおかしな現象が起きるのです。

循環株の妥当な株価

収益が行ったり来たりする循環株においては、
その妥当株価は、収益を均した平均ライン辺りにあると考えられます。

ですから、景気が良く収益も株価も上昇した直後が最も割高で、
景気が悪く、収益も株価も最低の時、株価は割安と判断できるのです。

また、通常、これらの株は収益は悪い時と良い時で、
10倍以上変化しますが、
株価の方はせいぜい3~5倍以内で動くため、
天井でPERが低く、底でPERが高くなるのです。

うーん、分からない方もいるでしょうね・・・。

そんな方は、冒頭のピーターリンチ丸暗記で結構です。

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他の誰も手出ししない時こそ

今日は、少し体調を崩してしまいました。
毎日朝早く起きてブログを書いているのですが、
ノドが痛くて、起きるのが遅くなってしまいましたので、
小ネタで・・・。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほかのだれもが手を出そうとしない米国株に、
ジョン叔父さん(ジョン・テンプルトン)は、
どうしてそんなに強気で臨んだのか?

その答えは簡単なことだった。

だれも手出ししないという事実そのものが
理由のひとつだった。

「テンプルトン卿の流儀」P135 パンローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

マーケットと毎日付き合っていると、
ヨーロッパから資本主義が崩壊しそうな気分になっている人も
多いかも知れません。

しかし、そんなの今に始まった事ではありません。
私が株式投資をやってきた20年余りにおいても、

バブル崩壊、アジア金融危機、ITバブル崩壊、
世界同時多発テロ、リーマンショック、
東日本大震災・・・

毎回、資本主義か、日本の金融システムの大崩壊を
心配したものですが、
いつも、それらは、最高の買い場を提供してくれました。

かのテンプルトン卿も、
ナチスがヨーロッパを席巻し、
まさに、資本主義が崩壊すると人々が恐れをなして逃げ出したとき、
激安株を拾い上げて、大勝利を収めています。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
私の想像を超えているのは、
自ら選んだベストの投資を処分して、
悪い事態に備えようとする投資家の気持ちである。

もし、金融の全面的な崩壊が襲ってきたら、
銀行にあるお金だって、
株券と同じくらい使い物にならなくなってしまう。

一方、大崩壊が襲ってこない場合
(記録によると、最も可能性は高い)、

価値ある資産を売ってしまうような「注意深さ」は、
実は一番「無謀」な行為なのである。

「ピーターリンチの株式投資の法則」P131
                 ダイヤモンド社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

実際問題、持ち株を処分し、
その後その株が2割も下がると、
「やっぱり、売って良かった」と
一瞬、心が安穏とするかも知れませんが、

その後の急激な反撃相場では、
手も足も出ず、
誰もが「大底を打った」等と言いだした頃には
売ったよりもずいぶん高い値がついており、
結局、「もう、我慢出来ん!!」
等と買い戻すことになるというのが、
やはり、いつものパターンなのです。


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成長率とPERの関係

さて、循環株は例外として、
成長株を長期投資するなら、
PERがどの程度なら割安で、
どの程度なら割高なのか?

これについては、成長率とPERの関係で考えなくてはなりません。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
仮に年率12%で成長する会社があるとして、
PERが6倍なら大いに魅力的である。

一方、成長率が6%でPERが12倍なら
これは魅力に欠けるし、いずれ株価は下がるだろう。

一般的にPERが成長率の半分だと極めて魅力的だし、
PERが成長率の2倍なら非常に危ない。

「ピーターリンチの株で勝つ」P228 ダイヤモンド社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

これは、PEGレシオという考え方ですね。

成長率とPERが同じ程度なら、まあ妥当という考え方で、
それが2倍もかけ離れると、割安(もしくは割高)という
考え方です。

では、上のピーターリンチの説明を実際に計算してみましょう。

1株利益が100円の株があったとして、
一方はPER6倍の成長率12%(A社)
もう一方はPER12倍の成長率6%(B社)です。

で、仮に株価は購入時のまま動かないとしたら、
その後の利益とPERはどのように推移するでしょうか?

ピーターリンチの目安

ご覧のようにA社の株価がもし動かなければ、
5年後にはPER3.4倍と、
誰の目にも割安水準となり、
どこかのタイミングで急激に上昇するでしょう。
(おそらく、3~4倍高。
 PERは10~15倍水準まで上昇するだろう)

一方で、B社の方は、未だにPER9倍と、
特にぱっとしない水準です。

おそらく、B社株を持ち続けても、
大きくは報われることはないでしょう。
ピーターリンチのいうように、
1回は下げて、より魅力のある水準にならないと
新たな買い手はつかないかもしれませんね。

もちろん、この基準も循環株は例外です。
3年ほど40%成長しているからと言って、
この基準をもとに
PER20倍で循環株を買ったら、
短期間に資金を半分にする可能性が高いですね・・・。

株雑誌等でPEGレシオを説明する時に
大きな誤解があるのはこの点です。

あくまで、成長株についてのみ適用される基準なのです。

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PEGレシオの注意点

せっかくの機会ですから、
もう少しPEGレシオについて詳しくなっておきましょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
たとえばPERが30倍で将来の予想収益が100%なら
その銘柄のPEGは0.3となる。

この時、それが果たして合理的な前提かどうか
素直に自問自答すべきだ。

収益がそれほど急激に成長することが本当にあり得るのか。
不可能ではないか。
あるいは少なくとも障害が大きい可能性が高いのではないか。

PERやPEGの基になる関連性や前提を積極的に
疑問視することは有益な作業と言える。

「テンプルトン卿の流儀」P120 パンローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

PEGレシオを使うのに非常に重要な点は、
将来の予想成長率を割り出す能力と
PERの有効性を正確に判断できる能力が必要であるということです。

成長株投資においては、
どうしても将来の予想成長率を何らかの方法で、
自分自身で推計する必要があります。

以前、ある株雑誌だったか経済誌だったかで、恥ずかしげもなく、
過去3年間の平均成長率をそのまま将来の予想成長率に当てはめて、
PEGレシオを掲載しているのを見たことがありますが、
もちろん、そんなものをそのまま信じて投資してはいけません。

1)過去3年が今後も続くという前提に相当な無理があること。
(もし、そんなお気楽な比較が有効なら、
  みんなもっと株で儲けているだろう)

2)循環株も成長株も同じ基準で比較していること。
(何度も書くが、この2つは全く別物だ。
 イルカとコウモリを同じ哺乳類という理由で、
 どちらが優れているかを比較するくらい馬鹿げている。)

イルカとコウモリ

3)ROEや自己資本比率、キャッシュフローなど、
基本的なリスク判断の根拠についても無視していること。
(少なくとも、リスクを考慮する上で、
 最低限見るべきポイントがあるだろう・・)

など、非常に問題の多い資料だったのです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
PEGが低い銘柄をやみくもに買うのは、
低PERの銘柄を手当たり次第に買うのと同じくらい
効果が低い。

「テンプルトン卿の流儀」P120 パンローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

では、いったい、将来の成長率等というものを
どのように推計していくと良いのでしょうか?

だんだん本題に近づいてきましたね・・・。

これは、どうやって成長株を選べばよいのか?
という点における重大なポイントになりそうです。

今日は長くなりましたので、次回以降・・・。


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まずは簿記だね・・・

まだ駆け出しの頃、私は社内きっての営業の達人さんと
一緒に仕事をする機会に恵まれました。

この方、他社から中途入社された方なのですが、
中途入社するなり、いきなり営業トップの成績を収めました。

それが評価され、直ぐに営業管理者として、
さらに成功を収めていたのですが、
何せ、上司に対しても、歯に衣着せぬ物言いで、
(だからこそ、前の会社を辞めてうちに来たのだろう・・・)
それがたたってか、
少々日陰部署だった当時の私の机の隣にやってきたのでした。

ご多分に漏れず、内需型のその部署は
激しい競争環境、長期的な需要縮小、社内体制の硬直化という3重苦に
苦しんでいたのですが、
彼の独創的なアイデアを採用して私の支店だけは大躍進。

結局、その人の恩恵を受けてその上の上司も大出世。
(とうとう今年執行役員になった。)

サラリーマン社会は、上司の出世が重要な要素と言われますが、
私も、その後、希望の企画部門に配属され、
今のやりたい仕事につけているわけです。

(一方で、上司側からすると、如何に優秀な人材を部下に付けるかが、
 出世の一因ということを、これもまた大変ご出世された別の方から聞きましたが・・・)

ところが、当のその営業の達人さんは、それ以上の出世はありませんでした。

なんでこんな優秀な人が・・・。

等とその時は思ったものですが、
最近つくづく気づき後輩たちに必ず言っていることは、

「出世したけりゃ、簿記をしろ!!」

ということです。

サラリーマン社会では、必ずしも
プレイヤーとしての営業の達人だからと言って
出世できるわけではありません。
(もちろん、ボーナスは凄かっただろうが・・・。)

少なくとも中間管理職以上になると、
そもそもプレイヤーとしての能力は、
それほど求められなくなってきます。

むしろ、部下の育成・管理、上司への適切な報告が重要となり、
その時の共通言語として会計的な知識がどうしても必要となるのです。

少なくとも、新たな企画を立案する私の部署では、
製造、物流、販売の戦略立案・開発といった楽しい仕事と同時に
会計処理や信用管理という面倒な処理方法についても検討する必要があり、
ハッキリ言って
会計の知識なしでは部下から上がってくる書類にハンコも押せないのです。
(もちろん部下の側も会計知識なしでは書類も書けない・・・。)

前置きが、長くなりましたが、株式投資、
特に長期成長株を探し出して儲けるためにも、
もちろん、会計の知識は必須です。

財務諸表を読む能力の無い人は、
残念ながらこの投資法の対象外となるのです。

逆に言うと、
会計知識を嫌でも覚えさせられるビジネスマンにとっては
向いている投資法とも言えるでしょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
あなたは数え切れないほどの企業の
年次報告書と財務諸表を読まなければならない。
            -ウォーレンバフェット

「史上最強の投資家バフェットの財務諸表を読む力」P40
徳間書店 メアリー・バフェット、デビッド・クラーク著
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ちなみに、私が風邪で会社を休んだ時、
その営業の達人さんがこんな事を言いました。

「俺くらい長くサラリーマン続けてると、
 風邪は土日にひくようになるんだ・・・。」

その時は、妙な話だと思いましたが、
結局、最近は私も休日に風邪をひくようになりました。

平日は気力で何とかやっていけるのですが、
金曜の夜、気が緩むと急に熱が出だすのです。

先日からのどの調子がおかしかったのですが、
今日は家でおとなしくする必要がありそうです・・・。


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とりあえず、私の銘柄選びの手順を

ピーターリンチは身近な商品や店舗を実際に見ることで
大化け株を捕まえることに成功しています。

私も、いくつかの銘柄を、商品や店舗の様子、
あるいは妻や娘の行動から、
「うん?これってもしや・・・」
と調べ始めて、まずまずの成功を収めた銘柄もあります。
(今も1銘柄については、その方法で購入したものを持っている。)

ただし、これは意外と難しいですね・・・。

良い感じに伸びてる商品を見つけても、
売上の馬鹿デカい大企業の商品であれば、
その貢献度は低く、株価を押し上げるほどではありません。

店舗も「良く流行っているなぁ・・・。」と気づいた時には、
その銘柄は大抵の場合、既にずいぶん騰がっています。

むしろ、普段からそのような視点は持っておきながらも、
私の場合は、スタートは会社四季報です。

これを1週間くらいかけて、ざーっと流し読みします。

その中で、気になった銘柄に付箋を付けて行くのが、
第1段階です。

ただ、あれだけ分厚いものですから、
じっくり読んでいては、次の四季報が届いてしまいますね。

ポイントを絞って、視線を素早く移しながら、
ペラペラめくっていく感じです。

私の場合は、だいたい以下の5つの手順で見て行きます。
四季報見る順

①チャートと予想PER、PBRを見て、
 平均と比べて割高か割安かを確認します。
(PER・PBRは一般的な平均数字との比較
 チャートは過去3年間の平均価格との比較)

②次に業績の推移をざっと見て、
 株価やPERが、まあ妥当な予想に基づいたものなのか?
 起死回生を狙った単なる希望的根拠に基づいているのか?
 についてあたりを付けます。

この段階で大半は消えるのですが、
「うん?」と引っかかる銘柄については
③へと進みます。

いったい何の会社???
どういうストーリーで業績が順調なの???

といった部分を確認するわけです。

(この時に「ああっ!!あれかぁ~!!」等と
 商品や店を思い出すことができたらベター。
 良く分からなければ、それはそれで興味を持つ。)

で、④の株主持ち分比率、有利子負債比率、
ROE・ROA、キャッシュフローを見て、
これらの数字が極端でなければ、
(多少のリスクは取るつもりだが、
 無謀なチャレンジをするつもりはない)

とりあえず、

⑤のところに付箋を付けておしまい。
(ここは、投資においては、
 それほど重要な記事ではない。)

で、次のページに進んで行くわけです。

別に1ページめの極洋から読み始める必要はありません。

私のように小売り・外食・サービスの小型株が好きな方は、
(それらの業種が集中しているので)
まず、2000~3000番台、
とんで、7000~9000番台を
先に読むというのも一興です。
(製造業が専門の方は、逆のパターンが良いかも知れません。)

いずれにせよ、3600銘柄もあるのですから、
まぁ、何らかの基準、ピーターリンチ的発想なら、
良くわからん業界は対象外というのもありだと思います。
(私は一応、閑な時にでも目を通すようにしているが・・・。)

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当たらない予想PER

さて、昨日の記事の補足ですが、
四季報の予想PERを見て
「安いな」と思っても、
それですぐに強気になってはいけません。

まぁ、参考資料程度のものだと思ってください。

実のところ、企業が毎年期初に出す通期予想なんて、
まるで当たりません!!

もちろん、四季報は第3者の目で、
企業が強気すぎたり、弱気すぎた場合、
それを常に修正してはいますが、
それでも、まぁ、当たりません!!

ですから、昨日の記事で予想PERが極端に低いとか、
急激に改善しているからといって、すぐに
買いたいと思ってはいけません。

ただし、一貫して収益を上げている小型成長企業の場合は、
下向きのズレは小さい方で、
それでも、まぁ、-30%くらいにはなるでしょうか?
(上は300%あっても不思議とは思わない)

一方、循環株となるとこれはもう全くメチャクチャで、
下向きで-200%、
すなわち、黒字予想が一転赤字転落等というのも
全く普通に起こり得るのです。

それでは、前者、過去10年間ほぼ一貫して成長している
ケーズデンキと、
景気の波を大カブリして、収益は全く安定しない
パナソニックの
過去9年間の、期初予想と実績の比較(純益ベース)を見てみましょう。

まずは安定成長企業のケーズデンキから(単位は百万円です)
ケーズ10年

ピーターリンチが指摘する通りの成長パターンで、
実績ベースの利益は過去9年間で10倍に成長していますね。
(株価も10倍です。)

ただし、期初予想と実績の差というレベルで見ると、
ずいぶんバラツキがあることに気付きます。

悪い時で-17%、良い時は+45%。

これを理由に短期的には一喜一憂して、
騰がったり下がったりもするのですが、
長期投資家は、期初予想なんて信じずに、
そのストーリー、
すなわち、成長理由そのものを注視する必要があります。

思ったほど、伸びなかった。
思ったより、大きく伸びた。

これらは、短期的には株価を動かす要因になりますが、
長期的には、収益を10倍も伸ばしているという事実の方が、
予想が当たった、外れた。
あるいは、強気の予想が出た。弱気の予想で残念。
などという事よりもずっと重要になるのです。

(長期投資家であるなら、
 ちょっと予想を下回ったとか、弱気の期初予想が出たという理由で
 持ち株を売ってしまうのは馬鹿げている。
 他はもっとひどいという事実を知らないだけだ。)

それでは、パナソニックの方を見てみましょうか?
パナソニック10年

ご覧の通り、比較的経済が安定していた2004年~2008年にかけては、
ケーズHDと同程度には予想が当たっていますが、
一度景気が悪化すると、
黒字予想に対して赤字実績と大反転。

ピーターリンチの言葉を借りると、
「ものすごいスピードで、まっさかさまに」
落ちていることが良くわかります。

ですから、今、まさに世界景気の変調が騒がれている時の
予想PER、特に、循環株の予想PERは、全くあてにならない。
ということを覚えておきましょう。

循環株と成長株は全く別物である、一つの証拠ですね。

尚、ケーズデンキが過去順調に成長しているから、
今から長期保有目的で買うということについては、別の話です。
(ちょっと大きくなりすぎたかな・・・。)

あくまで、実績ベースでの話をしたかったので、
この銘柄を持ちだしましたが、
本当に買いたいのは、
10年前のケーズデンキのような企業です。

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四季報でチェックをしたら

四季報でチェックをしていったら、
50社位の候補が見つかるでしょうか?

しかし、この段階ではあくまで購入候補ですね・・。

ここから絞り込みの作業が必要になってきます。

特に強く思うモノがある場合は、すぐにその会社のHPに行って、
いろいろ調べることもありますが、

まずは、msnマネーの企業情報(財務諸表(10年間の概括))を
見るようにしています。

ケーズデンキの10年間の概括
(↑クリックするとmsnマネーにとびます)

これで、四季報よりは長期の収益変化が分かりますので、
それで、成長株なのか?循環株なのか?あるいは、衰退株、業績回復等
のあたりを付けることができます。

一貫して成長(多少、収益を落とす年があっても、まぁ可とする)しておれば、
成長株と判断できるし、収益が行ったり来たりしておれば、循環株。
一貫して下がっている企業は、衰退株。
ここへきて持ち直しが鮮明な(にもかかわらず、株価の上昇が確認できない)場合、
業績回復株候補となります。

基本は、成長株狙いですが、業績回復株も見つけてしまったら、
一応買いの候補となります。

その結果、「ふむふむ、面白そうだ・・・。」となれば、
実際に、その企業の公式サイト(やジャスダック等の証券取引所のサイト)から
より詳しい情報を取るようにしています。
(公式サイトでは企業のプレゼン資料が見つけられなくても、
 ジャスダックで、探し出すことができるケースがある。)

私の場合は、有価証券報告書に直行するのではなく、
投資家向けのプレゼンや商品、店舗情報等を先に見て、
ストーリー的に面白い場合に、
より突っ込んだ財務情報を確保するようにしています。

以前、さんざんやりましたが、
成長株にはいくつかの共通点がありますね。
その辺のストーリーがてんこ盛りの場合、
どうしても、私の場合はより魅力を感じるわけです。

・成熟産業における勝ち組企業
 (成長産業より、明らかにリスクが低い。
  需要は確実にあり、敵はどこもヨレヨレ・・・)

・分かりやすい「再現可能な勝ちパターン」を持っている。
 (ワンパターンで何年も成長している企業は、
  ワンパターンで今後も成長する可能性が高い。)

・事業ターゲットが鮮明で、やりたいことがすぐ分かる企業。
 (事業領域が広大な企業は、大抵の場合、ひどい低迷部門が存在し、
  それが足を引っ張る。)

・今後も成長する余地がある。
 (国内でも、海外でも、まだまだ売る先がありそうな企業を狙おう)

・独特の仕組みや強烈なブランド力を持っている。
 (「ああっ、あの店やってる会社かぁ!!」とか、
  「あれ作ってる会社か」と思い出せるような企業)

・先端技術を開発する側ではなく、利用する側の企業
 (昨日のケーズとパナソニックを比較して思うところがあっただろう・・・。)
  
・地味な業種、変な社名など
 (株価が安い原因が根拠不明瞭な場合、多くは、この辺に起因する。)

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一つ見つかるとその周辺にも・・・

さて、そのようにして銘柄を調べて行くと、
ある事実に気づくことがあります。

それは、特定の業種に割安成長株が集中していることです。

当時、私はドラッグストア業界と外食産業の小型株の割安さに
驚き呆れたのですが、どちらも理由はありました。

例えば、ドラッグストアは薬事法の改正という大きな政策変更を前に
短期トレーダーは買いを入れにくかったのです。

しかし、実際は薬事法の改正が
ドラッグストアの成長を止めることはほとんどありませんでした。

そもそも、他の小売り業界では、そのような法の手厚い守りなど全く無い中で、
優勝劣敗で成長企業がのし上がっている現象をいくつも知っていたので、
「それが原因なら、買いだな。」というのが当時の素直な感想でした。

その後、ドラッグストアと外食の激安株はさすがに騰がりましたが、
(それでも、もとが安かったので、まだ騰げ余地は残っていると思うが・・。)

それからしばらくすると、
今度は、やたら結婚式場と介護施設の株に激安株が団体で存在するのに
気づきました。

これらの業種も今後長期衰退が予想されている内需関連ということで、
多くの投資家の目にとまらなかったのでしょう・・・。

みんなインドや中国に釘付けだったのです。

しかし、実際は、介護者は今後長期にわたって増え続け、
私の周辺ではアラフォー結婚がやたらと増えていました。

「えっ、○○さん、結婚するの???」

結局、これらの銘柄群からも数倍高銘柄が続出しました。


さて、今回もある業種の業績回復に目が止まりました。

通販業界です。

ニッセン、ベルーナ、千趣会・・・

昨日の条件をかなり満たしているでしょ。

みんな知ってる企業、
成熟産業、
先端技術を利用する側で、
時代遅れ著しいと思われがちな業界です。

あの分厚いカタログを袋から開けられることなく、
紙ごみの日に出した経験のある人なら、
「こんな立派なカタログ、もったいない・・・。」
と一度は思ったことがあるでしょう。

そして、ちょっと経済に関心のある人なら、
「この業界も、終わったな・・・。」
等と感じたはずです。

それら通販各社の業績回復が著しく、
そのストーリーが気に入ったのです。

実は、通販各社はカタログ送付数をグッと減らし、
ネット企業に変貌しつつあるのです。

(そういえば、うちの奥さんもメールで何やらチェックしていたな・・・。)

あの分厚いカタログの送付数を減らすことは確実にコストダウンに繋がるし、
ネット販売企業なら、
これらの企業が持つ1000万単位の顧客名簿は大変な財産です。

面白いのは、カタログ時代では対応が難しかった
バーゲンや値引き、期間限定、数量限定といった販売戦略を
うまく活用している点です。

以下、ニッセンオンライン
http://www.nissen.co.jp/

しかも、取扱商品の多くは海外からの輸入品で円高はプラスに働きますし、
契約企業が中国に多いのか、それをとっかかりに、
逆に、中国への販売にも力を入れつつあるのが見てとれます。
スマートフォン対応も進めており、ある意味、時流に乗っています。

まぁ、私が買ったか買わなかったか?
あるいはどれを買ったのか?

そういうことについては、今は内緒にしておきます。

あくまで、長期投資法を理解してもらうのが目的で、
推奨銘柄を次々と発表するようなブログにするつもりはないのです。

(いつか、結果についてはご報告するつもりですけど・・・。)

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銘柄の入れ替え

話は元に戻します。

四季報 ⇒ msnマネー ⇒ 企業サイト 

までチェックして、「どうも良さそうだぞ。」となった場合に
いったい、いつ買うのが良いのか?

また、もし余分な資金が無い場合や、
あるいは私のように5のルールを徹底していて、
既に5銘柄を保有している場合など、
今、持っている銘柄を売却して、
新しく見つけた銘柄に乗り換えを図る必要がある人は、
どれを売れば良いのか?

という問題に突き当たることでしょう。

まず、いつ買うのが良いのか?
についてですが、資金が多い方なら、
今日から、少しずつ買っていくのが良いでしょう。

少なくとも、私のようなスタイルで見つけ出された銘柄は、
相当人気が離散しており、
明日から急に騰がりだす可能性は低いわけですから、
ぼちぼち買っていけばよいのです。

結果的に底値付近の平均単価で買えれば大成功と言えるでしょう。
(ぼちぼち買っているうちに、急激に上昇し始めた時は?
 残念、少々積荷が少ないまま出港するしかありませんね・・・。
 次の下落局面を待ちましょう。)

では、資金が少なく、買えて1単位という方は?

やはり、既に充分な調査が済んでいるという自信があれば、
今日が最適でしょう。

もし、今日、相場が大きく下げているようなら、
売る株も安い半面、新しい株も安く買えるでしょう。

今日は少し相場が強いようでしたら、
高く売れる半面、新しい株は高くつくでしょう。

短期トレードであれば、マーケットタイミングこそが命ですが、
長期投資の場合は、
長期的な企業成長から恩恵をうけるのが目的ですから、
マーケットの変動を予想して、一旦現金保有するとか、
少し様子を見るという必要はないのです。
(そのような呪縛にとらわれると、
 気がつけば短期トレーダーになっているでしょう。)

それが本当に既存の株より明らかに割安(成長率も考慮して)なら、
長期的にはそちらの方がよく騰がる可能性が高いわけですから、
さっさと乗り換えて問題ないと考えるのです。

ただし、既に持っている銘柄だって、
同じように厳選して保有している銘柄ですから、
乗り換える場合には厳然とした規律が必要になってきます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

日常習慣として銘柄探索を行っていると、
株価が企業に関する自分の評価よりも
ずっと低い銘柄に出会うことがある。

そんなときは、保有銘柄との入れ替えを実行するとよい。

ただしこの手法には規律が必要であり
行き当たりばったりになったり
不必要にポートフォリオを入れ替えたりする
口実として用いてはならない。

銘柄の過度の回転や無駄な動きを避けるために、
ジョン叔父さん(ジョン・テンプルトン)は
50%以上良い銘柄を見つけた時だけ入れ替えることを
勧めている。

「テンプルトン卿の流儀」P121 パン・ローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

いろいろ検討して、今保有している銘柄と同程度の評価なら、
乗り換えをしてはいけません。

今保有している銘柄は、既に長い付き合いをしている分、
少々飽きが来ているかもしれませんが、
逆に、良いも悪いもかなり理解が進んでいるのです。

一方、隣の芝生は青く見えるかもしれませんが、
いざ保有してみると、次々と粗が見えてくるでしょう。
(不思議にも買うまでは良いところしか見えず、
 一旦保有すると、粗ばかり目立つ。
 恋人を見る時と同じ心理的変化が待っているのだ。)

ルビーとカエルのおもちゃの交換

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

最高の銘柄は、すでにもっている銘柄の中にある。

【ピーターリンチの株式投資の法則】P157
                   ダイヤモンド社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私は乗り換えを図るときは、
いつもこの言葉を思い出すようにしています。


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一からやり直しな人たち

もう一人、私の身近に株式投資をやり直し始めた人間がいます。

B君としておきましょう。

B君は1年ほど前、私にこんな相談をしてきました。

B君「実は、私も株を1銘柄だけ持っています。」

私「ほう。サラリーマンが株式投資をするのは、
  自分の仕事のセンスを磨く上でも悪い話ではない。
  それで、どういう株をもっているんだ。」

B君「当社とも少し業界が近いE社の株を持っています。」

私「うーん。E社か・・・。
  私の感覚からすると最も買ってはいけない株の一つだが、
  どういう理由でその株を買ったんだ?」

B君「もう、ずいぶん前の話です。
   その会社の社長の考えや事業の方向性を調べて、
   ずっと応援したいと思って買ったのです。」

私「なるほど・・・。
  応援するスタンスというのは、悪い発想ではないよ。
  私も常に保有銘柄を応援している。
  で、その後、株価はどうなんだ??」

B君「えっと・・・。
   それが、良く分からないのです・・・。
   もしかしたら、上場廃止になっているかもしれません。
   ヤフーファイナンスで調べても出てこなくなったのです。」

私「はあ?自分の証券口座はみないのか?」

B君「3割くらい株価が下がるまではチェックもしていたのですが、
   引っ越しやら何やらで、
   もう、どうなっているか、分かりません。」

私「・・・・・・・・・・。

  (気を取り直して)
  まっ、心配すんな。
  この20年、そんな人間がたくさん増えたことを私は知っている。
  60歳以上のおっさんに、株の話をすると、
  それに近い返事が返ってくることも多いんだ。

  幸いにもその銘柄については俺も多少知っている。
  確か、何年か前にホールディング化して、
  社名が変わっているだけだ。」

  (スマートフォンで調べると、すぐに出てきた。)

私「株価は○○円だね。君の買値は?」

B君「ええっ、そんなに下がってるんですか?!」

私「・・・・・・・・・・・。

 (もう一度気を取り直して)
  もう良い。買値は聞かないよ・・・。

  ただ、大変申し訳ないが、
  君の投資スタイルは根本的に間違っていると言わざるをえない。
  (だから、驚くほどの損を出したわけだが・・・)

  まず、応援目的で買っているにも関わらず、
  応援を途中でやめている。

  そして、その後はその銘柄から目をそむけ続け、
  今、どうなってるかすらわかっていない。
  (保有理由もないまま保有し続けている)

  そもそも、君はその株を買う時に、
  その価格が妥当かどうかという基本的な問いを無視して
  ただ、応援したいという理由だけで買っている。

  大変残念だが、まさに君のような人間を指して
  かのバフェットは次のように例えている。

  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
   天と同じく、
   市場はみずから助くるものを助く。
   しかし、天と違って、
   市場は右も左もわからぬ者を許さない。

   「バフェットの教訓」P30 徳間書店
  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 」

B君「せっかく、奥山さんみたいな人が身近にいるんだし、
   もう1回、株、やりなおしたくなってきました・・・。
   まず、何をすれば良いですか?」

私「まずぅ~?????
  決まってんだろ!!
  証券会社に連絡して、住所変更届を出せ!!
  そしてパソコンやスマートフォンで売買できる環境を整えろ!!
  それから、E社を迷うことなく、タタキ売れ!!
  それもしないような奴とは株の話は一切したくないからな・・・。」

B君「わっ、分かりました・・・。」  

もしかしたら、こんなB君みたいな人、
世の中にはたくさんいるかも知れませんね。

さすがに、こんな地味な私のブログにたどりつくような人に
このレベルの人はいないでしょうけど、
意外とこのレベルのやり直しニーズは大きいかも知れません。

証券会社も、銘柄があるにも関わらず、ほとんど動いてなく、
しかも大損しているような口座をリストアップして、

「もう一度、やり直し。一からの株式投資勉強会」

みたいなのやってやれば良いのに・・・・

等とも思いますが、その証券会社自体が信用されてないから、
B君みたいなのが、未だにいるのでしょう・・・。 

ソニーとだけは言わないで
≪チャートはmsnマネーから、ソニー2000年1月以降について(一部加工)≫

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君の場合はよしなさい

このブログ休止中の1年弱の間に、
さらにもう一人、私に「株を教えてくれ」と言ってきた人がいます。

(当時の)私の部下の一人です。

順番ですから、C君としましょう。

ただ、私は最終的には、
今、株式投資を始めることを勧めませんでした。


C君「奥山さんにぜひ株を教えてもらいたいんです。」

私「いいよ。君くらいの年齢なら、
  少額でも良いから株式投資に慣れておくと良い。

  将来、嫌でも投資せざるを得ない環境になった時、
  騙されずにすむからね・・・。

  とりあえず、30万円くらい用意して証券口座を開けば、
  何でも相談してほしい。

  君みたいな全くの初心者がどこで迷い、
  どこに悩むのかを知りたい。  

  将来のブログのネタになるからね・・・。」

C君「いえ、30万円と言わず、
   もっとたくさん運用しても良いと考えています。」

私「ほう・・・。
  けど、最初からそんなにリスクを取らなくても良いだろう。

  そもそも、君はかわいい奥さんと結婚したばかりなんだから
  今は、もっと人生を楽しむ時期じゃないかな?

  株なんぞにハマりこむと、頭の中は常におカネのことばかり・・・

  大事なことは幸せな人生を歩むことであり、
  あくまで、株式投資はその為の方法論の極一部にすぎない。

  むしろ、株をやったばっかりに不幸になる可能性もある。」

C君「確かにその通りなんですけど、
   実は私の親友がFXで大儲けして、
   この1年で1000万円も稼いだと言うんです。
   そいつの話を聞いていると
   何だか俺も負けられない気持ちになってきて・・・。」

私「1千万円???

  今の君にはそれは大金に聞こえるかもしれないが、
  はっきり言って、投資の世界では、それほど凄い額ではない。

  しかも、今の君ならほぼ確実に4年程度で1千万円貯める方法がある。
  
  奥さんと二人一生懸命働き、
  生活費は必ず君の給料の範囲内に収めるんだ。

  そうしたら、奥さんの給料は全て貯蓄となる。

  月収20万円としても年間240万円。
  ×4年でほぼ1千万円貯められる・・・。

  まぁ、その前に赤ちゃんが生まれたら、
  それはそれでおカネ以上の幸せをもたらすものだと考えれば良い。  

  実は私もその方法でタネ銭の1千万を貯めたんだ。
  もっとも、我が家は猛烈なケチケチ生活をしたおかげで、
  予定よりずっと早い2年ちょっとでそれに成功したけどね・・・。」
 (以前、このブログにも書いたが、
  私は結婚以来ずっと私の給料から天引きで年間200万ずつ貯蓄をしている。
  それプラス妻の収入で、1千万円を2年ちょっとで貯めたというわけだ・・。)

C君「確かに奥山さんの言う通りかも知れませんが、
   なんせ、あまりに身近に大成功している奴がいるんで、
   なんかそいつに負けてる気がして、正直焦ってるんです・・・。」

私「うーん、悪いが、君に株の事を教えるのはやめにする。

  そのような動機で株をやって勝てるとは到底思えない・・・。
  今、君が言ったその焦りこそ、株式投資における最大の敵だ。

  確かに20代も後半になってくると、
  昔バカやっていたような仲間達の間にさえ格差が生まれてくる。
  なんだか自分だけ取り残されているような気分にもなるだろう・・・。

  その気持ちはよくわかる。

  しかし、人生というゲームは君が想像しているよりもずっと長く、
  最初に好スタートを切ったからと言って、
  一番遠くにたどりつくというものでも無い。

  だいたい、君は良い仕事をしているじゃないか・・・。

  今、俺達がやってる仕事は、
  とてもクリエイティブだし、見通しも明るく、社会性も高い。

  言っておくが、こんな仕事、滅多にないんだぞ。

  創造性のかけらも必要としない単調な仕事で、見通しも暗く、
  しかも、少々良心が痛むような仕事をやっている人間も多くいるんだ。

  まず、1千万円貯めろ!!株の話はそれからだ!!

  ケチケチ生活においては、株式の価格変動はむしろ邪魔だ。
  変に儲けても、逆に損しても、やる気を失うもととなる。」

その後、C君はある企画を実地で実践するため、
少々辺鄙な所にある事業所に転勤となったので、
投資を始めたのか?私の忠告を聞き入れたのか?は分かりません。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(ジョン・テンプルトンは、
 1960年代に他者に先駆けて日本に投資した時、)

日本と日本人がその倹約精神と深く根付いた労働倫理によって
工業国としての復興を達成すると確信していた。

驚くには当たらない。

というのも、強い倹約精神とたゆまない労働倫理は、
叔父さんにとって事業成功の秘訣の一つだったからだ。

「テンプルトン卿の流儀」P103 パン・ローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

以前、このブログでも書きましたが、
A、B、C君の全くお粗末な投資に関する考え方や姿勢に、
やはり、高校生くらいで投資教育をきちんとする必要性を
強く感じています。


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メガ銀を買ってはみたものの・・・

さて、その後B君は、
住所変更届も出し、スマートフォンも買って、
どの株を買うかという問題に突き当たりました・・・

B君「奥山さん、何かお勧めの銘柄はありますか?」

私「人に聞いて銘柄を選ぶというのは、
  新聞の株式欄にダーツを投げて、
  命中した銘柄を買うのと同じか、
  もしくはそれ以上にレベルの低い投資法だ。
  しかも、人間関係を悪くする恐れもある・・・。」

B君「いえ、奥山さんのアドバイスと投資成果は
   全く別で、私の責任で買いますので、
   その心配は要りません。」

私「うーん・・・・。
  まぁ、とにかく買って、相場に揉まれてみるというのも
  悪くはないな・・・。

  株は習うより慣れろなところもあるからな。

  わかった。投資額も小さいようだから、分かりやすい銘柄で行こう。

  実は、今、3大メガ銀株に注目している・・・。
  今のようにマネーのパワーが強い時は(たった1年前はそんな状態だった)、
  マーケットは少々大型の株でないと満足しない傾向があるんだ・・・。

  いろいろ調べたが、配当利回りも高く、とりあえず足元の業績は順調なので、
  数カ月を目処に保有してみるのは悪くない。

  仮に長期保有でも、この水準なら負ける可能性は低いだろう・・。

  実は私も三井住友FG株を2600円平均で購入している。」

B君の投資

結局、彼は、私より100円安い2500円で100株購入することができ、
その後、ほぼ私の狙い通りに上昇を開始しました。
(当時、このブログでも紹介したので覚えている方もいらっしゃるでしょう・・・)

ただ、私の本来の投資スタイルは小型成長株か業績回復株狙いの長期投資です。
この株については、ブログネタとして悪くないと思って買ったものの、
やはり、しっくりきません。
それで、3000円になったところで、さっさと売却しました。

私「言った通り、三井住友が騰がってくれて良かったよ・・・。
  アドバイスする方も責任を感じてたんだ。

  ちなみに、私は、昨日3000円で売り抜けた。
  もっと騰がるかもしれないし、下がるかもしれない。

  この手の銘柄は全くの水モノだ。

  正直のところ、この先、この株がどうなるかは私も全く分からない。
  (だから売り抜けたわけだが・・・)

  ここまでは面倒みたが、ここから先は君の判断に任せるから・・」

   
その後、しばらくして、この株は3200円まで上昇しました。

B君「奥山さん、ついに3200円になりました!!
  (声が弾んでいる・・・)
   失敗したなぁ・・・
   100株じゃなく200株買っておけばよかった!!」
  
私(ちょっといらつきながら)
  「君は私と同じ銘柄を私より安く買う事ができ、
   そして、今売れば、私より高く売ることができる。
   今、売って、勝ちを確定させるのは悪い話ではないと思うが・・・。」

B君「いえ、もっと長く持ってみます。」(ウキウキ)

私「だったら、いちいち、その株の値段なんぞ、俺に言うな!!
  俺が知らないとでも思ってんのか!!」
  (こいつには銘柄の前に、マナーを教えるべきだった・・・)

しかし、結局その辺りが天井でした。

その後、東日本大震災も発生し、欧州の金融危機も重なって
株価は低迷を続けています。

B君「とうとう2000円台まで下がってしまいました。
   せめて、配当分を引いて損の出ない2400円まで
   戻ってくれれば良いのですが・・・」

私「3200円の時は4000円位まで行きそうな気分になるし、
  2000円まで落ち込めば、せめて損さえなくなればと思う。

  そういう感情とは切り離した形で、
  株価が妥当なのか?割安なのか?といったクールな分析力を
  持たないと残念ながら勝ち組には入れないだろう・・・。

  君にとっては2400円は意味ある数字かも知れないが、
  マーケットにとっては、そのような数字になんら意味はない。」
  
この1年間の彼の感情の変化を見ていると、
何か遠い昔に置き忘れていた感覚を取り戻すことができました・・・。

なんと、B君にとっては、買値こそが基準なのです。

株価 = 近未来の1株利益 ÷ ( 金利 + リスクプレミアム )ではなく

株価 = 買値 ± ○○円 

業績も、金利も、リスクも目に入らず、
自分の買値が基準である限り、
残念ながら、長く勝つことはないでしょう・・・。

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損を取り戻すのに

2ヶ月ほど前、三井住友FGが2200円を切った頃のことです。
B君から質問がありました。

B君「実は、少し余裕資金があるので、三井住友FGをもう100株、
追加で買おうと思うんですが、どう思いますか?」

私「そのような買い増しの仕方をナンピン買いという。
けど、昔から下手のナンピンすかんぴんと言ってね、
財産を失うもととされている。」

B君「けど、今買っておけば、あと100円値を戻したら、
損が無くなるし、悪いアイデアではないと思うんですが?」

私「どうして、日本株だけでも3600銘柄もあるのに、
そこまで三井住友にこだわる必要があるんだ?

別な銘柄で2万儲けたって、三井住友の損は消える。

無制限に銘柄数を増やすのもどうかと思うが、
1銘柄にどんどん突っ込むのはもっと問題がある。

しかも、水モノのメガ銀にそこまでイレアゲル意味がわからん。

どうせ追加で買うなら2~3銘柄に分散させ、
リスクを下げる方が賢いやり方だと思うが…。」

B君「確かに仰る通りですが、何か三井住友で負けたくないんですよね。」

私「なるほど、では、かのバフェットの言葉を教えよう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
損をしたのと同じ方法で金を取り戻す必要はない。

「バフェットの教訓」P67 徳間書店
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

三井住友FGの業績回復に確信があるなら、
追加で買い増しするのも良いだろう。

しかし、君の場合は、
単に買値が基準であって、
その買値を引き下げるためだけに

ナンピン買いというリスクの高い勝負をしようとしている。

そこに株価回復の根拠は何一つない。

下げるには下げる理由がある。
<大丈夫、この株はいつか騰がる>的根拠だけで
株を買ってはいけない。

結果的に君が正しかったということもあるかもしれないが、
君の性格も考慮すれば、これ以上、この銘柄を買うのは
やめといた方がよいだろう。」

B君「じゃあ、三井住友売りましょうか?」

私「ちょっと待て。
さっき買うといっていたものを
売るというのはいったいどういうことだ?

全く正反対の結論を私との会話だけで、

もっというと、そのような株式投資において
最も重要な判断を行き当たりバッタリで決めているようでは、
株では一生勝てないだろう。」

ここで重要なポイントは、
B君は「売り買いの規律」を何ら持ち合わせていないことです。
(こいつも俺のブログを読んでるはずだが、全く理解していない!!!)

短期でも、中期でも、長期においても、
この売り買いの規律こそが
最も重要なポイントの一つといえるでしょう。

繰り返しになりますが、
私が実践している酔拳的長期集中投資においては

1)成長が止まる
2)株価が本来価値より高くなりすぎる
3)保有銘柄よりも50%以上良いと判断できる銘柄に乗り換えをはかる
4)明らかに自らの誤りに気付く

以外の理由で、売ってはいけないことになっています。

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知っている会社を買うメリット

B君「そういえば、以前奥山さんが検討していた
   ドーミーインホテルをやってる会社って、
   なんていう会社でしたっけ?」

私「共立メンテナンス。証券コードは黒色(9616)だ。」
(私はゴロ合わせで、証券コードを覚えることがある。)

B君「いつも、ドーミーインホテルに泊まってますけど、
   あそこ良いですよね・・・。」

私「ああ。ビジネスホテル事業は私の想像通り順調だ。」

B君「他の事業はどうなんですか?」

私「このところ、ずっと悪かったが、今期は悪くない。
  おそらくホテル事業の底上げ効果で、
  久しぶりに対前期比で増益となるだろう。

  この会社は君が買うにはピッタリかもしれない。

  実は優待が半端じゃないんだ。

  5000円の宿泊券を年2回貰える上に、 
  配当が3800円も貰える。(実績ベース)

  もし、今(2011年8月)、12万円弱でこの株を買えば、
  優待+配当利回りは10%を大きく超える。

  君は、今後も出張時には、確実にドーミーインに泊まるだろうから、
  優待をもらったという理由で、
  わざわざ新たな行動を起こす必要はない。

  その分はおこづかいになるんだ。

  業績が悪化している間は、この手の株は買うべきではないが、
  当面、業績も良さそうだし、君が負ける可能性は低い。」

B君「さすがに詳しいですね・・・。」

私「実は、私も持ってるんだ。

  ただ、10倍高を狙えるようなタイプではないし、
  株主優待も株数が増えると利回りが落ちる。
  私もドーミーインには良く泊まるが、
  50000円分も優待もらったって、
  そこまでは使いきれない。

  タイミングを見て売るつもりだ。
  それでも現金で持っておくよりはマシだと思って、
  もっと良いのが見つかるまで、とりあえず保有している。」

共立メンテ
≪msnマネー共立メンテナンス日足チャート(一部加工)≫

結局、B君は、三井住友を買い増そうとしていた資金で、
共立メンテナンス株を100株購入することになりました。

私は、優待の権利確定前に売り抜けましたが、B君はずっと持ち続けるようです。

この株も以前、このブログで紹介しましたので、覚えている方もいらっしゃるでしょう。
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-660.html
(当時はまだ業績の回復が確認できなかったので保有しなかったが、
 10カ月後、業績の回復を確認して購入を決意したわけだ・・・)

改めて、B君のような普通のサラリーマンが保有するのには、
この手の銘柄、すなわち

身近な企業で、
その商品やサービスに自分自身満足しており、
事業内容は分かりやすく、
(おそらく社名が理由で)株価は割安で、
ずっと持っていても満足できるような銘柄

は悪い選択ではないと、改めて感じることが出来ました。

一方、私もそうですが、大型循環株の目まぐるしい動きには
平日普通に仕事しているサラリーマンにはついていけないんですね。

結局、B君のように良いタイミングで買っていても、うまく売れなくて、 
含み損を抱えたまま、終値だけチェックして、
毎日一喜一憂しているような状態に落ち込んでしまうわけです。 

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よく似てますね・・・

ブログを再開して1か月がたちました。

再開後のブログを最初から読みたい方はこちらをどうぞ。
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-category-15.html
また、新しくこのブログに来られた方には、
前回のブログのダイジェスト版をどうそ。
ブログ休止中にも来場者が多少ありましたのでその方々用にまとめていました。
全部読むにはかなり時間がかかります。
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-694.html

さて、それでは、再開1か月ということで、
一度、全体相場をいっしょに見てみましょうか?

まずは最近の日経平均のチャートから
日経平均昨年のチャート

強い下げが3回にわたって押し寄せ、20%以上も下落してますね・・・
初心者の方には厳しい状況です。

うん???

おや???

なんだかおかしいような・・・。

はっ、失礼!!

これ昨年のチャートでした。
アップする時、あまりに似ていたので、間違えてしまいました。

ええっと、今年のチャートは、はいはい、こちらが正解です。
日経平均今回の下げ
≪msnマネー日経平均チャート≫

強い下げが3回にわたって押し寄せ、20%弱の下げです。
初心者の方には厳しい状況ですね。


ところで、昨年のあれほどの下げって何が原因でしたっけ??

うーん。もう、すっかり忘れましたね・・・。

ええっと・・・。・・。

ああ、思い出しました。

海外ではギリシャの財政危機が深刻化し、
先進国経済の後退圧力がかかっていましたね。
さらに国内では、急激な円高と首相の迷走・・・。
ええっと、誰だっけ?
そうそう鳩山首相の迷走にマーケットはあきれ顔だったんですよね・・・。
結局、管総理に変わって、一旦は「管さんに売りなし」で戻しましたが、
(このジョークは「閑散に売り無し」という相場格言を知らないと
意味がわからない。ちなみに当に今のような相場を
「閑散に売り無し」という。)
その後も第2、第3の下げ波が来て、8月末まで下げたんでした。

で、今回の下げの原因は?

おや?何だか、おんなじですね?

ギリシャの財政危機に、世界景気の後退圧力、
さらに国内では民主党のゴタゴタと急激な円高・・・。
どじょう宰相に変わって、一旦は戻しましたが、
その後も第2、第3の下げ波が来て、
まだ、どっちに行くか分からない状況と言われています。

(うーん。心配だ・・・。)

ところで、昨年はその後、どうなったんでしたっけ?

その後のチャートを見てみましょう。
日経平均その後の上昇相場
≪msnマネー日経平均チャート≫

そうでした。そうでした。
メチャメチャ騰がったんでしたね・・・。

あの心配はなんだったんだ???
っていうくらい、すっかり強気相場に変身しました。
(そこで私のブログは一旦休止。
 もう一人の私は弱気相場が好きみたいです。買い専門ですが・・・)

いえいえ、だから、「今回もまた騰がる」なんて言いきるつもりはありませんよ。

ただ、「そんなもんなんだ」ということは皆さんにも知ってもらいたいのです。

これ以上下がらなくなったら、今度は騰げで稼ぐしかない。

そんな風に考える人が増えたら、もう、騰がるしかないのです。


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業績が悪いのに騰げだしたら

下げ局面においては、
好材料はむしろ絶好の売り場を与え、
さらにガックリ売りを誘う結果となりがちです。

カネ詰まり状態では、
もう、ファンダメンタルズなど関係ないのです。

とにかく現金を用意する必要があるため、
何か好材料が出てまとまった買いが入れば、
ここぞとばかりに売りが出るのです。

一方、反転局面においては、
私のような長期投資家や空売りをしている連中が、
買いのタイミングを待ち構えていますので、
悪材料が出てまとまった売りがでたタイミングこそ
むしろ絶好の買場となるのです。

いわゆる「悪材料出尽くし」ですね。

この言葉が、そこかしこで聞かれるようになったら、
もう、上昇相場は本番を迎えたと判断しても良いでしょう。

こうなると、悪材料で騰がり、好材料でも騰がる
強気相場の典型的な特徴が現れ始めます。

今後、目も当てられないような
とんでも決算が出てくるかもしれませんが、
だから、下がるなどと考えるのは大間違い。

実はその悪材料を折り込む形で、これまで下げたのですから
さらにその想像を遥かに越える悪材料でない限り、
むしろ騰げ材料となるのです。

「知ったらしまい」「材料出尽くし」

こんな言葉が相場反転の重要キーワードと
覚えておくと良いでしょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
バーゲンハンティングから生み出されるリターンは、
株価を襲った悲観の量に反比例する。

つまり、ある企業に関する市場の見方が悲観的であるほど、
センチメントや見通しが逆転したときに
その銘柄から利益を上げる可能性がそれだけ高くなる。
見通しが悪いほど、それが変わったときのリターンが
それだけ大きくなる。

これこそが、悲観の極みで投資するという方法の背後にある
基本的前提なのだ。

「テンプルトン卿の流儀」P67 パン・ローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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理論に対する3つの評価項目

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
理論には、①普遍性②精確さ③簡素さという
3つの重要な評価項目がある。
(中略)
この3つを同時に満たすことは難しく、
多くの理論はこのうち2つを満たせるだけで、
あとの一つは犠牲にしなければならない。
(組織論の大家カール・ワイクからの引用部分)

「これからの思考の教科書」P169
          ビジネス社 酒井穣 著
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私も私の本の中で一つの理論を発表しました。

1)収益価値>解散価値の時
株価=近未来の1株利益/(金利+リスクプレミアム)

2)収益価値<=解散価値の時
株価=1株当たり解散価値

この公式には、
従来一般的に考えられてきた理論株価を説明する公式と異なる部分が
二つあります。

一つには、多くの理論株価は、

株価=収益価値+解散価値

(収益価値を事業価値としている場合もあるが、同じ事)

と考えるのに対し、

株価は、状況に応じ、
収益価値か解散価値のいずれか一方で評価されるべきで、
両方を加えるべきではないと考える点です。

二つ目には、

株価=≪近未来の≫1株利益/(金利+リスクプレミアム)

とし、収益価値の根拠とすべき1株利益を実績ベースではなく、
かといって通い将来でも無く、近未来に限定した点です。

これは、
「どうすれば、理論株価を実践的なものに出来るか?」
という命題をもって、長年株式投資をする中に、

マーケットの常識を数学的な理論株価と融合させることで、
「使える理論株価」に出来るのではないか?

という仮定のもとに結論づけたものなのです。


ただし、冒頭の3つの条件の内、

③簡素さ=分かりやすさ  を最も重視しながら、
①普遍性=適用範囲の広さ を概ねクリアさせ、
②精確さ=予測精度の高さ については、

カール・ワイク氏のご指摘通り少々犠牲にしています。

そもそも、株式投資において、
「精確な(予測精度の高い)一般公式など作れようはずもない」
という経験則がベースにあったため、

「どういう理屈で株価が動くのか?」

という素朴で普遍的な疑問について、
多くの人に分かってもらえる本が書ければ、
まぁ、OKなのかな・・・。

と考えたわけです。

じゃあ、②精確さ(予測精度の高さ)が低いということは、
使えない公式なのか?

と言われると、
「いや、それでも、従来の理論株価と比べれば充分使えるんだ!!」
ということを証明しようと、
このブログ上で繰り返し、実例をあげたり、
実際に私自身投資を実践したりして、
説明を加えてきたわけです。

ただ、逆に、考案者である私が、

「実はこういう部分が使えないんだ」と

むしろ、使えない部分を説明した方が、
より皆さまの理解が深まるのではないか?

とも思い始めましたので、

次回からは、

なぜその公式なのか?
その公式でカバーできないのはどのような点なのか?

といったことを説明したいと思います。

ベースとなる考え方を知りたい方は、
私の本を読んでいただければ幸いです。
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世界一やさしい株の本(中経出版)

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