旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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炭を売る

会社に入って3年ほど経ったころ、和歌山県にある
ある新規取引先に対する開拓営業を任されることになりました。

当時の私の仕事は、売上数億~数十億程度の中小企業の経営者に対して
ある専門的な提案を成功させないと全く始まらない仕事をしていました。

おかげで、毎年毎年、何十人、多い年は100人を超えて、
さまざまな中小企業の経営者と1対1で接することができ、

経営者という生き物はどういう風に物事を考えるのか?
うまくいく会社とうまくいかない会社の違いは何か?
決算書はどこをどう読めばよいのか?
どうすれば、これまで以上に利益が出せるのか?

など、株式投資にも応用できるいくつかのスキルを自然に体験することができました。

そんな多くの経営者と会った中でも、とりわけ強烈な印象を持つ社長の話です。

その会社は業界水準からは驚きの利益率と財務内容を誇る優良企業でしたが、
どういうわけか、当方の提案をすんなりと採用し、一緒に仕事を進めることになったのです。

この社長、いざ、ビジネスを始めてみると、仕事にはメチャメチャ厳しく、
やたら細かいことや、改善点を指摘してくるものですから、
ヒヨッコの私には、正直、荷が重いと感じたものです。

その社長が、ある日、私にこんな話をしてくれました。

「私は、若いころ、ひたすら炭を売って、歩いたんだ。
 あの仕事はとにかく儲からん。
 どこから買っても同じもんだし(コモディティー産業)、
 誰にでもできるし(新規参入は容易)、
 値段は決まっているし(完全競争市場)・・・。

 けど、私は、朝から晩まで人の倍働いて、
 今の会社の基礎を作ったんだ。

 あんたの提案してくれた仕事も、いかにも儲からん。
 それが気に入った!!

 儲からん仕事を一生懸命やると、人間に知恵がつくんだ。

 あんた、この仕事を一生懸命やったら、いいビジネスマンになれるよ。」

と、何か逆説的な誉められ方をしたのです。

今になって思えば、そのエリアは、
明らかにマーケットとこちらが用意したビジネスモデルとに大きなズレがあり、
「いかにも儲からん」市場だとよくわかるのですが、

当時の私は、「馬鹿にされた。」と思い、ずいぶん落ち込みました。


ところが、最近、その社長が言ったことが、全く当てはまることが起きたのです。

1年前、私は希望していた通りの異動で、
それまでの仕事からは一変して、企画部門に移りました。

そこで、私に与えられたのは

潜在的なニーズは豊富だが、コスト面で大きな問題があり、
誰も手をつけようとしないある事業領域を、何とかモノにしろ!!

というミッションでした。

「こんなの儲かるわけないだろ!!」とブーブー言いながら始めたのですが、

やってみると、仕事自体は面白く、
コスト構造やボトルネックをあぶりだしては、
改善方法を試していきました。

しかし、私の直感は正しく、良い線まではコストダウンできるのですが、
マーケットの要求水準は、かなり厳しく、
ビジネスとして、でっかく仕上げるのは難しいかな?
一部でニッチ的に使ってもらえるのがやっとかな?
と、感じていました。

ところが、ここへきて、さまざまな社会現象が急変した結果、
思いがけず、強い追い風が吹き始め、
マーケットが要求するコスト水準の許容範囲が上昇し、
何とか採算に合う目が出てきたのです。

SWOT分析上も自社の強みを最大限に活かせるジャンル。

しかも、誰もやろうとしなかったのが幸いし、
まさしくブルーオーシャン状態で、
次々とビッグビジネスの問い合わせが舞い込んでくるのです。

おかげで本業の方が俄かに忙しくなり、
ブログの方は、ちょっと以前のように毎日更新というわけには行かなくなりました。

なんとか、週3回程度はアップしていくつもりですので、
あしからず、ご了承ください。

バフェットの教訓(徳間書店)No39
私は事業家であるがゆえに、より良い投資を行うことができ、
私は投資家であるがゆえに、より良い事業を行うことができる。


私の目指すところも、この言葉の意味するところです。

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