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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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商社マンと銀行マン

私は、週刊エコノミストという雑誌をよく読みます。

この雑誌、今回の不況が始まる直前、
サブプライムローンショック第1波がくる2007年8月の直前に、
極めて詳しく、ほぼ現状を予想してくれたので、大変助かりました。

サブプライムローン問題は、2007年2月に初めてマーケットに伝わりました。

なんて大変なことになってるんだ!!

と正直、怖れおののきましたが、瞬間的な下げがあっただけで、
また、何事もなかったかのように、お祭り騒ぎが再開したのです。

おそらく、問題の本質を知ったいくつかの投資グループは、
一見平静を装いながら撤退を始め、
さらには、売り玉を乗せていったのでしょう。
(ゴールドマンサックスは、サブプライムローンの暴落で巨利を得た。)

それから、6か月後(この雑誌が、サブプライム問題を詳しく解説してくれた半月後)、
遂にマーケットに大激震が走り、その1年後のリーマンショックへとつながっていくのです。

そのエコノミスト誌が先週、「最強!商社」と題して総合商社を特集してくれました。

多くの金融関係者と違い、総合商社の連中は、
本当の意味でビジネスをよーく知っています。
(失われた10年では、ずいぶん苦労もしてきましたしね・・・。)

仮に、銀行マンを一般企業に連れてきても、
経理以上の仕事はなかなかできません。
もっと言うと、経理の仕事も怪しいものです。

というのも、銀行は、一元的にカネの流れだけを注目しがちなのに対し、
実際のビジネスは、ヒト・モノ・カネ・情報が、複雑に結びついており、
立体的なものであるため、金融の理屈だけでは通用しない世界です。

以前、ある取引先から聞いた話ですが、

ある都銀を退職した方が、
その会社に経理部長として鳴り物入りで招かれました。
ところが、この御仁、いつまで経っても
カネの流れと、モノの流れの違いを正しく理解できず、
クレーム等のイレギュラーな取引処理を不完全なまま放置してしまうため、
「かえって、経理がおかしくなった」と言うのです。

(もちろん、都銀には優秀な方がたくさんいらっしゃいますので、
 単にそうじゃない方だっただけだとは思いますが、
 いかにもありそうな話ではあります。)

一方、総合商社というのは、
カネの出入り(商流)と、モノの出入り(物流)、
もっというとQCD(クオリティー・コスト・デリバリー)の構築能力が極めて高い投資家集団であり、
今後、売れるモノ、売れないモノ、
今後、広がるマーケット、縮小するマーケットなど、
本当の意味でビジネスを理解した投資家だと思います。

もちろん、ビジネスを理解していることと、
投資で成功することとは必ずしもイコールではありませんが、

下手な投資信託で国際分散投資するよりも、
より鋭い選択眼で優良ビジネスを厳選して投資している商社株を持っておいたほうが、
長期的には高いパフォーマンスがあげられるかも知れません。
インフレにも強そうですし・・・。
(短期的にはどうなるか知りませんよ。ずいぶん騰げましたからね。)

参考:三井物産10年チャート
三井物産チャート

当たり前の話ですが、彼らが投資を決定する際に、チャートやテクニカルはあてにしません。
ビジネスをビジネスとして長期投資していきます。

私は、今回の記事を読みながら、株式投資も本質的には、そうあるべきものだと思いました。

バフェットの教訓(徳間書店)No.17
株はビジネスの細片とみなすべきだ

優良なビジネスを、割安に買い、成長に応じて分け前をいただく。

この観点に立てば、日本の小型株の中には依然として、
極めて優良かつ極めて割安な銘柄がゴロゴロしているように思います。

もっとも、流動性というフィルターがあるために、
ジャスダック指数が上昇する局面では、
相変わらず不良かつ割高な銘柄にどっと資金が集まるのには、
全くあきれてしまいますが・・・。

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テーマ:株式入門 - ジャンル:株式・投資・マネー


この記事に対するコメント

ひっきーさん、こんにちは。

こちらこそ、ヤフーのコラム楽しく読ませていただいております。

>やはり“ビジネスのプロ集団”なんですね
30年くらい前までは、総合商社といえば、大学生の就職人気No1企業でしたね。
けどバブル崩壊で、それまでの口銭商売が続かなくなりました。

変わって、構築されたビジネスモデルが
彼らのビジネス構築力を活かした投資業務を主体とした今のビジネスモデルです。

たぶん、今でも、彼らの平均寿命は60歳代中盤だと思いますよ。
とんでもない激務で命を削りながら、
世界中のリスクやリターンを身をもって体験している企業だと考えます。
【2009/05/31 09:04】 URL | エナフン #-[ 編集]

エナフンさん、こんにちは!
いつも楽しみに拝見しております。
今回も興味深いお話ですね。

これまで商社という存在がピンと来なかったのですが、金融マンと比較することで少し理解が深まりました。すごい人が就職するところというイメージはありましたが、やはり“ビジネスのプロ集団”なんですね。ありがとうございます!
【2009/05/31 04:37】 URL | ひっきー #u3MRTyDc[ 編集]


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