旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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たすけあい資本主義

落語の大師匠のところには、例年、弟子入りの申し込みが絶えないそうです。

私は若いころ、落語が好きで、
関西落語界の重鎮、桂米朝師匠やその一門の落語会をよく見に行ったものです。

特に、大きなホールでの落語会は3000円とか4000円とか比較的高価なのですが、
若手の弟子たちが勉強のために、毎月のように地元の寺や公民館でやる勉強会は、
1000円くらいとお安く、当時貧乏だった私はそういうのをよく聞きに行ったのです。

師匠というのは弟子想いなところがあって、
そんな1000円の勉強会にも年に一回くらい応援に駆けつけて、
高座に上がり、そんな日は大入り満員。
弟子たちも気合が入って、いつも以上に面白かったりするのです。

そして、そのような勉強会に行くと、いつも驚かされるのは、
弟子の多さです。

「こんな落語家もいたんだ!!」

もっというと、中には、どうしても首をかしげてしまうような、
明らかに落語家に向いていないタイプの全く面白くない人までも、
プロの落語家をやっていたりします。

こんな人、落語家、辞めればいいのに・・・。
客もあんたも、時間とカネの無駄だ!!
プロならプロらしいもの見せろ!!

くらいに思うのですが、師匠連中は決して彼をあきらめたりはしません。

師匠も弟子として取った以上は、簡単には見捨てないのです。

ただ、そんな連中だけに落語会をやらせていたのでは客も集まらず、
プロとしての場数が減って、芸が磨けないので
そうやって、時々、師匠自ら勉強会に顔を出して客集めをしているのです。

ところが、そんな師匠でもさすがに限界を感じるのでしょう・・・。

どうやっても落語家には向いていないとわかると、
そのうち、手品をやらせたり、踊りをやらせたり、
あるいは、お囃子の腕を磨かせたりで、何とか、飯だけは喰っていけるように、
あの手この手を使って、弟子を育てていくのです。

もちろん、弟子入りの申し込みがあったからといって、誰でも弟子にするわけではなく、
何度も断って、それでもどうしても弟子入りしたいという人間だけを取るわけですが、
いったん、弟子にしたからには、今度は、一生面倒見ようとする。

そんな濃厚な師弟関係を見ていると、
今の日本人が忘れかけている何かを感じずにはいられません。

結局、人間がほかの動物と根本的にことなるのは、
お互いが協力し、助け合い、支えあうことで成立しうる「社会」を形成している点だと思うのです。

「能力や努力の足りないやつは要らない!!」
みたいな今の競争社会の在り方では、いづれ、社会は崩壊するでしょう。

落語家一門として収益を最大化させようとしたら、
大半の弟子は見捨てられ、彼らは路頭に迷う・・・。

そうならないために落語家社会では、大師匠が身銭を切って
彼らを救っているのです。

本題に入る前に、マクラといって、ちょっとした雑談や小話をしてから、
落語が始まっていくのですが、そんな面白くない弟子たちが、マクラで

「師匠というのはありがたいものです・・・。」

みたいな話をしていたのが思い出されます。

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