旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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国家という単位が、資本主義の枠にあっていない

お盆休みを使って、2冊ほど本を読みました。
大前の頭脳 「産業突然死」時代を生き抜く知恵大前の頭脳 「産業突然死」時代を生き抜く知恵
(2009/07/09)
大前 研一

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元祖道州制論者の大前研一氏と
資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言
(2008/12/15)
中谷 巌

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私が、大学でマクロ経済学を教えてもらった中谷先生の本です。

この2冊の要約をここで簡単に書くことは到底できませんが、
読んでいるうちに、一つ気づいたのは、
「これまでの国家の単位では、今の巨大化した資本主義に対応しきれない。」
という事実です。

資本主義は、人や企業や地域に優劣をつけ、
格差を拡大させる強力なパワーを持っているため、
放置しておくと、
極端に裕福な勝者と
生存も否定された敗者との色分けが進み続けます。

それでは、社会全体の幸福感が低下するため、
これまでは国家が介入し、
社会の安定を促す政策を実行してきたわけですが、

その国家そのものが、
外国為替という資本主義の枠組みでマーケットの評価を受けていますから、

結局、国家が、国際的な地位を確保するためには、
競争優先の政策を取らざるを得なくなり、
格差を是正させるどころか、むしろ拡大させる方向に突き進んでしまうのです。
(中谷先生によれば、とくに日本においてその傾向が顕著だそうです。)

考えてみると、国家が使えるマネーというのは巨大なようでそうでもありません。
所詮、1年間の国民の稼ぎの一部、つまりフローとしてのマネーです。

これに対し、国際金融市場で動いているマネーは、
過去何十年と世界中の金持ち連中がためにため込んだマネーのストックであり、
しかも、それに何倍ものレバレッジが効いているわけですから、
1国1国の単位で対抗できるレベルではないのです。

この問題を解決するには、
従来の国家の枠を超えた国際金融市場を制御できる枠組みが必要なわけですが、
まだ、各国の思惑が一致せず、そのような体制作りが進展する状況にはないようです。

ただ、各国が協調して、巨大な金融機関を監視、監督、規制し、
金融市場という同じ土俵では戦わず、
法律や警察という別な切り札で、モンスターを手なずようという戦略は
かなり有効に働いているように感じます。

昨日の日経新聞に、過去の日本の政策が失敗したことを根拠に
「国家が直接株価を操作しようとしても無駄なことだ」といった論調の記事がありましたが、

あの当時は、日本政府だけが孤軍奮闘しても、
巨大なモンスターに対抗しきれなかっただけで、
強力な規制と監視の国際的な協調が整っている今なら、
一定の成果は上げられると考えています。

言い方は悪いけど、政府の思惑で株価を上にも下にも動かせる状態・・・。

どうやら、各国政府も知恵がついたようですよ。

米国政府ですら金融政策や為替介入をどうやっても勝ち目のなかった巨大な金融市場が

裏で誰がどんな取引をしたかを徹底的にチェックし、
やりすぎている奴を見つけ出しては、
「牢屋にぶち込むぞ!!」
「財産を全部没収するぞ!!」などと脅しをかければ、
それなりに手なづけられるという知恵が・・・。

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