旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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日本一の下足番

将来、子供にどんな仕事をさせたらよいのか?

親はいろんなことを考えてしまいます。

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ
そうしたら、誰も君を下足番にはしておかぬ
(阪急G創業者 小林十三)

小林一三は、豊臣秀吉のことを例えにこう言ったのだと思いますが、
私も30代も後半にさしかかってくると、
こういう言葉の意味がじんわりと理解できます。

私自身も、今の会社に入社した当初は、
「なんで、この俺がこんなドブ板営業しなきゃならんのか?」
と、同期達が、海外勤務や本社企画部門に配属されているのをみて、
中小企業のオヤジ連中に頭を下げる仕事に憤りを感じたものです。

ところが、彼らにアドバイスをしながらモノを売る仕事は、
私にいろんなことを勉強させてくれました。

否応なしに、決算書を(それも粉飾まみれの)
大量に分析しないわけにはいかないので
いつの間にか、決算書の分析の仕方は身についていましたし、

多くの経営者と会ううちに、ダメ経営者、伸びる会社の経営者、
二代目経営者、堅実な会社の経営者など、
経営者の見分け方や、彼らの考え方も次第に理解できるようになってきたのです。

また、専門分野の知識だけでは、経営を向上させることはできないと観念し、
経営の勉強を一からやったのも、結局、株式投資にまで応用が効くようになりました。

厳しい競争環境の中、売り上げを伸ばすのは本当に難しく、
みんなで無い知恵を絞り出して、挑戦・失敗の連続です。

ところが、気がつくと、
私の周りで苦労していた連中は、
転勤して次の部署に移ると見事にその仕事をやり遂げ、
いつの間にか、みんな出世しているのです。

逆に海外勤務をしたエリート連中のなかには、
世界からの厳しい仕打ちをうけて
意気消沈して帰国し、その後会社を辞めたものもいます。

要は、「どんな仕事をしたらよいか?」ではなく、
「その仕事をどうやったらよいか?」が最重要であり、
その仕事をしていく中に、次の自分が見えてくるのです。

私は、2年前、社内のビジネスアイデアコンテストに応募したのがきっかけで
入社13年目にしてやっと自分のやりたかった
ある環境分野の企画部門の仕事に就くことができましたが、

そこの仕事は、そんな経験がなければ、全く太刀打ちできなかったと
しみじみ思うのです。

時流は、猛烈に追い風を吹き付けてくれますが、
もし、何もわからずにこの部署についていたとしたら、
きっと、その追い風に吹き飛ばされていたことでしょう・・・。

そのような自分の経験から、
冒頭の小林一三の言葉が感慨深く、身にしみるわけです。

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