旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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大企業病

私が大変不思議に思うのは、
バフェットやピーターリンチ、テンプルトン、コブリックのような
偉大な投資家によって運用される偉大な投資商品が、
どういうわけか、日本には、全くと言ってよいほど存在しないことです。

彼らの本は、ちょっと金融の知識があれば、
誰でもすぐ読めるものであり、
もう、10年以上前から、その基本的な理論は日本にも伝わっていたはずですが、
なぜか、その理論を応用した投資商品は、見当たりません。

正直、そういう商品が登場してくれたら、私も楽が出来ていいなあと思っていますが、
存在しないのですから、自分でやるしかないわけです。

もちろん、そのような商品を作るためには、
そのような偉大なファンドマネージャーが存在し、
かつ、彼らに自由に運用を任せられる金融機関の存在が必要なわけですが、
今の日本ではその両方とも難しいのでしょう。

自分自身、大企業と言われる企業グループに属していますし、
最近の私の取引先も、大企業ばかりですので、
良ーくわかるのですが、
大企業において、新しいことを始めるのは、非常に大変なことなのです。

例え話ですが、こんな感じなのです。

新興企業の社長Aさんと、大企業の課長Bさんが、一緒に旅をしていました。

すると、目の前に、1mほどの川幅の小川が流れています。

Aさんは、川の流れや深さ(リスク)を自ら確認し、
自分の脚力(企業の能力)と比較して、
問題無く飛び越えられることを瞬時に判断し、

迷わずピョンと飛び越え、さっさと先を急ぎます。
それが、一番早く目的地に到着する方法だとわかっているからです。

ところが、大企業の課長Bさんは、そうはいきません。

もちろん、Aさんの真似をすることが、
最短コースであることは分かり切っているのですが、
まず、携帯で上司に相談をしないといけません。

「お忙しいところすみません。
 今、目の前に川幅1mほどの小川が流れているのですが、
 飛び越えてよろしいでしょうか?」

これに対する上司の回答は大抵こんな感じです。

「ちょっと待て、法務グループに確認して折り返す。」

すかさず、法務担当に電話を入れてこう言います。

「うちの部下が、1mの小川を飛び越えようとしているのだが、
 コンプライアンス上の問題はないだろうか?」

法務担当は
「調べてお答えします。」といった後、1時間ほどして電話をかけ直してきます。

「社則には、川を飛び越える事に関する規程は特にありません。
 ただ、労働環境上、危険と判断されるようでしたら、
 別な方法を検討してください。
 前例がありませんので、もし、何かあったら、
 大変なことになってしまいます。」

「それもそうだな」と1時間以上待たせた部下へ、

「飛び越えるのは待て、
 他に向こう岸にわたる方法を考えろ!!
 近くに安全な橋は無いのか?」

と電話をかけるわけです。

仕方なく、B課長はいろいろ調べると、1kmほど下流に、
丸太3本で作った簡単な橋がかかっていました。

もちろん、もう一度、上司に電話です。

「丸太が3本?
 その橋は安全と言えるのか?」

B課長は答えます。

「正直申しまして、安全とは言えません。
 コケがむして今にも崩れそうですし、
 川幅は4メートル、川の深さも2m以上あり、
 これなら、先ほどのポイントで、
 ぴょんと飛び越えた方が安全と判断します。」

上司は考えます。
「うーん。他に向こう岸にわたる方法は無いのか?」

「私もここまで来る途中、いろいろと聞きこんだり、考えたりしたのですが、

 他には、泳いで渡るか?
 一旦、上流までさかのぼり、
 水源の上を回り道するしか方法はなさそうです。

 私は泳ぐのが苦手ですし、
 上流には、毒蛇やクマ、蜂など、新たな危険がいっぱいです。

 やはり、Aさんの飛び越えたポイントを、
 同じように飛び越えるのが最も合理的かつ安全だと考えます。」

「そうか、分かった。

 いずれにせよ、向こう岸には何が何でも行ってもらわんといかん。
 そうしないと、わが社はライバル企業や新興国との競争に勝てない!!

 すまんが、
 1.1mの川幅を飛び越える方法
 2.下流の丸太橋を渡る方法
 3.泳ぐ方法
 4.水源の上側を回り道する方法
 のそれぞれの、リスクと、リターン、必要な時間や経費をまとめた
 簡単なレポートを添付して、小川を渡るための申請を1日も早く出してほしい。
 
 法務とも相談して、今週中には、向こう岸に渡れるように調整しよう。」

もちろん、そんなことをやっているうちに、
A社長はとっくに目的に到着し、
総合力でははるかに強力なはずのB課長の会社に勝つことが出来るのです。

ちょっと、極端な話のように聞こえるかも知れませんが、
小川の部分を、新しい金融商品、新規事業、新商品開発などに
置き換えていただければ、私が、大企業でなく、
新興企業を中心に投資したくなる気持ちが少しはわかっていただけるはずです。

先日、私が投資しているALサービスがテレビ番組に取り上げられましたが、
その中で、キャンペーン商品を社長が決定する場面がありました。

上のたとえ話のA社長のように即断・即決でしたよね。
「うん。これ行けるんじゃない?」
「イノシシはもういいよ。考えなくていいから・・・。」

結局、その時、決定したマグロかつ丼は大成功。
http://www.arclandservice.co.jp/katsuya/0531.pdf

5月の売上は驚異的に伸びました。
http://eir.eol.co.jp/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=806675&code=3085&ln=ja&disp=simple

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テーマ:明確な投資理論 - ジャンル:株式・投資・マネー


この記事に対するコメント

サワケンさん、こんにちは。

いつもありがとうございます。

>『塩かつ丼』がすごく興味あって食べてみたいなと思います。

あれ、株主仲間にもとっても好評だったんですよね。

一度、公式サイトのお問い合わせのところから、
「ぜひ、定番商品にしてほしい!!」
と要望を出しましたが、
採用にはなっていません。

別に水菜でなくても良いと思うのですが、
たぶん、水菜のようなシャキシャキの青物を安く安定的に手に入れるのが
難しいのでしょう・・・。
【2010/06/05 17:23】 URL | 奥山月仁 #-[ 編集]

奥山さん、こんにちは。

何をするにも上司の決済が必要だという、大企業の弱みがよくわかる話ですね。

自分もそこそこの規模の会社で勤務してるのですが、やはり何をするにも上司4人くらいの印を貰わないといけないので業務が滞ります。。

こんなに上司の印が必要なのは何か問題があったときに、責任を分担しあうためなんじゃないかと思ったりもします(笑)

話は変わってALサービスは既存店売上が上場以来初めて110%を越えてきましたね!

ネックだった知名度の低さがこれでアップして、新たなリピーター獲得に繋がればと思います。

社長の手腕にも期待ですね!

個人的には、奥山さんのブログに書いてあった『塩かつ丼』がすごく興味あって食べてみたいなと思います。

鮪の次に期間限定メニューでやってくれないかな・・・
【2010/06/05 13:47】 URL | サワケン #-[ 編集]


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