旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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一斉蜂起の理由

テンプルトンを読んで、痛快な感動を覚えるのは、
彼は、極めて論理的にファンダメンタルズに基づく投資を実践し、

後で考えれば、
「やはりあの時が買いだった。(ウリだった。)」と
全ての投資家が気づいたころには、巨財を築いている点です。

この本(テンプルトン卿の流儀)に示されたエピソードを簡単に
ピックアップしますと、

1.第二次大戦で、パニックに陥ったNY市場において、
  額面割れした1ドル以下の株式を104銘柄分散投資し、
  4年後、資産を4倍に膨らませた。
 
  (「戦争は買い」という歴史的事実に基づいて、
   極めて論理的に分散投資を実践した。)

2.誤った認識から、海外投資家が誰も投資しようとしなかった為、
  PER4倍という異常な水準にあった日本株に幅広く分散投資し、
  その後の奇跡の発展により、巨財を築いた。

  (日本人の倹約精神と労働倫理や
   国を挙げての工業化への取り組みから、
   日本経済の長期的な成長を読み切った上で
   PER4倍という激安水準を良しとして、
   他のリスクを取っても、日本株を買いまくった。)

3.1970年代末から80年代初頭にかけて
  インフレ、石油危機、日本の追い上げ、国際紛争などにより
  停滞し続けた米国株式に、ポートフォリオの60%を投じた。
  その後10年、ダウが4倍となる過程で
  驚きのリターンを確保した。

  (1979年当時、NYダウは平均PERが6.8倍と
   歴史的に見て、不当に割安水準にある事を見抜き、
   長期平均のPER14倍付近にいずれ収斂することを読み切っていた。)

4.アジア通貨危機の最中、瀕死の韓国経済の復活を信じ、
  韓国株を中心に運用する投資信託を大量に購入した。
  僅か2年で、この投信は3.7倍に上昇した。

  (海外資本に閉鎖的だった韓国経済は、
   アジア通貨危機をきっかけに、IMFの強力な指導のもと
   市場開放が進むことで一段の発展と
   海外資本が大量に流れ込んでくることを読み切った。)
   
5.ITバブル当時、ほとんど実体のないハイテク株が、
  ファンダメンタルズからは、全く説明のつかない水準で推移した。
  トレンド重視で熱狂の渦中にあった短期投資家達は、
  バフェットらバリュー投資家の投資法をこきおろし、
  短期間に莫大な財産を築くものもいたが、
  テンプルトンは、彼らに鉄槌を下した。
  ITバブル崩壊を、タイミングも含めて完璧に読み切り、
  大量の信用売りで大儲けしたのだ。

  (新規公開により、株価を異常な水準まで押し上げたのち、
   インサイダーが売りに回ることを読み切り、
   銘柄を厳選・分散したうえで、大規模に売りを仕掛けた。)

これらのエピソードで、面白いと感じるのは、
彼は、マーケットの悲観の極みや熱狂の極みにおいて、
幅広く分散投資することで、
リスクを下げ、確実に大きなリターンを確保していることです。

このブログでは、バフェット、ピーターリンチ、コブリックらが提唱するように、
良い銘柄が一つ手に入れば、それを長く長く持っているだけで、
驚きのリターンが得られるという長期集中投資法を採用していますが、

通常、プロのバリュー投資家の多くは、テンプルトンに倣い、
悲観の極みにおいて、割安株を幅広く分散投資することが知られています。

今回の新興市場の低迷期においても、
超小型割安株をまるでセット商品のように扱い、
幅広く買いを入れてきましたよね。

私が、「一斉蜂起」と呼ぶ新興市場で特に良く観察される現象ですが、
彼らは扱う投資額が私達個人投資家とは桁違いに大きいために、
良い銘柄を厳選して3つや4つ買い込んでも、全く話にならないのでしょう・・・。

(反対に私のようなサラリーマン投資家が、
 50も100も銘柄を買いこんでも、世話しきれなくなるという判断から、
 このブログではピーターリンチ型の長期集中投資法を採用しています。)

日本の多くの分散投資家は、動きの異なる銘柄や金融商品に
幅広く分散投資することで、リスクを落とすことが、
長期投資の基本のように考えているようですが、

私は、テンプルトンのように、ファンダメンタルズの歪みを確実に捉えるために
良く似た特徴を持つ銘柄や金融商品を幅広く分散投資することが、
本当の意味で、リスクを下げ、リターンを確保する強力な戦略と考えます。

ちなみに個人的には、
長期的に見て、まだまだ新興市場の小型優良株は上昇の余地を残しており、
(PER10倍以下の成長著しい優良企業がゴロゴロしている。)
今後数年かけて、休憩期間を交えながら断続的に一斉蜂起を繰り返し、

歴史的平均水準(PER15倍前後)へまずは収斂していくと考えています。

(その後、ようやく新興市場も本当の意味での業績相場へ移行し、
 PEGレシオからも妥当な水準、
 すなわち、平均成長率が20%見込める銘柄であれば、PER20倍前後まで
 上昇が期待できると考えています。)

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テーマ:明確な投資理論 - ジャンル:株式・投資・マネー


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