旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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やる意味のないことをうまくやる人々

私は、仕事柄、霞が関や都道府県庁、あるいは市町村にお邪魔して、
公務員の方々と打ち合わせする機会が多くあります。

実際、会って話をしてみると、
公務員の多くは、皆さんが思っているほどひまではありません。

少なくとも、私が打ち合わせしているような方々は、
かなり忙しそうであり、そして、優秀です。

ただ、彼らのやっている仕事を見ていると、
いつも、バフェットの言葉を思い出します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

やる意味のないことを、うまくやれても意味はない。

【バフェットの教訓(徳間書店)】No.90
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

例えば、国や知事が何らかの方向性を示した時、
その国策や県の方針に従って、
リスクを取って、新しい取り組みにチャレンジする場合、
国や都道府県から助成をうけられるケースがあります。

そのような制度自体は大変結構なことなのですが、
その助成の受付期間というのが、恐ろしく短いのです。

募集期間:5月10日~6月10日

みたいなケースが多いのです。

たった一ヵ月では、企業内の調整やストーリーの作成、
各関係者の調整には短すぎます。

しかも、その募集の存在自体、
普通の国民ではまず見つけることすら難しく出来ているのです。

もし、そういった助成を受けようと思うと、

時々、都道府県庁や、霞が関に相談に行って、
そういった助成制度が計画されていることを事前に教えてもらい、

予定されている応募期間中に、
業界団体(その多くに天下りがいる)のホームページをくまなく調べて、
ようやく、その存在を知る事が出来るのです。

こんな事ですから、
結構、良い助成制度があっても、ほとんどの人に認知されないまま、
募集期間は終了するのです。

こうなると、応募数が極めて少なく、
出てくる申請も思慮の浅いものだらけとなってしまいます。
(あるいは、特定の企業や団体だけにうまく資金が流れるようになっている。)

しかし、応募数が多すぎるとそれだけ仕事が増えるわけですから、
彼らにとっては、少なすぎるくらいで丁度良いのかも知れません。

そして、場合によっては、応募数があまりに少なくて、
予定されていた予算枠に到達しないケースまで出てきます。

すると、またまた不思議なことが起こります。

「奥山さんの応募された助成金の件ですが、
 もう少し、申請額を増やしてもらえないでしょうか?」

国の借金が多すぎて、国民的問題になっているのに、
「もっと使えないか?」
聞いてくるケースまであるのです。

私は、これこそが、国や都道府県の借金がいっこうに減らない最大の原因だと考えています。

一度、予算化されると、各省庁や、担当係、天下り機関は、
何が何でも予算を消化しようとするのです。

民間企業では、通常、余分なおカネを使わなければ褒められますが、
多くの公務員は、予算化されたおカネを使わないと怒られるのです。



こうして、なんとか助成金を頂けるようになると、
今度は、事細かく、書類やおカネの管理を指示されます。

もちろん、出所は、国民の血税ですから、
徹底的にチェックされるのは、当たり前と言えば、当たり前の話なのですが、
本当に、一言一句、重箱の隅をつつくようにチェックされ、書面化を要求されます。

民間の世界では、口約束でも契約として成立しますが、
国民の血税を受けたが最後、
全ての取引は、契約書、発注書、受注請書、入出金管理帳票、協定書等で完璧に管理し、
最終的には、それらのコピーを添付した分厚い報告書を提出しなければなりません。

そして、提出した資料は、一言一句、徹底的にチェックされ、
何度も何度も、書き直しや書類の再提出を指示され、
ようやく、助成金が受けられるのです。

「よくもまあ、こんな細かいことに気がつくもんだ!!」
と感心するほどですが、

彼らは、国民の血税を不正に利用されないように、
大真面目に、何人もの目で、くまなくチェックしているのです。

もちろん、その間も、彼らは、

会計検査員や監視団体、マスコミからの厳しい目にさらされながら、

議員の先生の突拍子もない質問や、
クレーマーのような一部市民の苦情を

淡々とさばいていかなくてはなりません。

これでは、公務員は忙しいばかりで、人員を減らせと言われても
そう簡単には、減らすに減らせないでしょう・・・。


私は、これら予算組みから実行までを1年間でやり切ろうとする
今の行政システムに問題があると考えています。

1)予算化されたら、その年度内に使わないといけないので、
  少しでも早くスタートさせようと
  募集期間は極めて短く、告知方法は極めて簡略化されており、
  広く国民に認知されないまま、とにかく、始まってしまう。

2)そんな極めて短い期間で受付するために、様式だけは整っているが、
  思慮の浅い申請だらけとなる。

3)予算枠に到達しないと、担当者は、何が何でも予算枠を使いきろうと、
  再募集をかけたり、場合によっては、助成額を上乗せする。

4)そんないい加減な募集をしておきながら、
  一度、助成することが決まれば、
  今度は、重箱の隅をつつくような管理が待っている。

5)決められた期間(その多くは年度内)に予算を消化しないといけないので、
  いきおい、やっつけ仕事みたいになって、国が期待するような成果を出せない。
  (申請した助成金を使いきれないようでは、お叱りを受ける。)

6)やたら助成金申請に精通している企業や団体が存在し、
  その連中にだけは、潤沢に資金が流れるようになっている。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

習慣という名の鎖は、
抜け出せないほど重くなるまでは、
軽すぎて存在を感じることができない


【バフェットの教訓(徳間書店)】No.14
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「消費税増税の前に、公務員改革が必要だ。」

といった意見も多いようですが、
最終的には、その辺がポイントになってくるような気がします。


幸い、私自身の仕事においては、
自分がやりたかったジャンルにピッタリの助成があって、
それを頂くことで、期待以上の成果を上げる事が出来、
関係者の方々には、大変、感謝しておりますが、

そんな仕事をしながらも、選挙の後でもありますし、

「なんか変でしょ!!」

と思わずにはいられなかった事を長々と書いてしまいました。

このブログでは政治色を出すつもりはありませんので、
この手の記事は今回限りにします。

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テーマ:明確な投資理論 - ジャンル:株式・投資・マネー


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