円高・株高の可能性
1年間も、円高=株安、円安=株高の相関を見続けると、 永遠にそれが真理のように見えたりもしますが、
歴史的には、日本株とドル円は、相関関係にあったり、 逆相関になったりを繰り返しています。
いわゆるバブル時代は円高・株高でしたし、 日本売り時代は、円安・株安が続きました。
最近でも、逆相関と相関の逆転現象が見られましたね。
(MSNマネーから、2009年1月以降の円ドルと日経平均の比較チャートを一部加工) 黒線がドル円チャート(プラスが円安、マイナスが円高)、赤線が日経平均
少なくともリーマンショック末期の2009年3月以前は、円安・株安でしたし、 その後の反撃相場では、円高・株高だったのです。
ところが、2009年10月ごろからは、 再び、円が上がれば、株は下がり、円が下がれば、株は騰がる 関係が10カ月ほど続いています。
この要因は、相対的に強いと思われた日本経済が、 実は、未だ外需依存、しかも米国依存な体質とみなされたため、 これほどまでに円と株価が相関してしまったと思われるのです。
しかし、4-6月期決算を見る限り、実際の日本経済は、 そこまでドル円相場に振り回されていないように見えます。
新興国でも稼げる日本企業が好決算を連発し、 それほど円高が収益に悪影響を与えない金融部門も 好決算を叩き出しました。 百貨店売上に回復傾向がみられるなど内需も悪くはありません。
ここへきて急に円高が進んでいますが、 「米国経済は弱い」という理由だけでなく 「日本経済は強い」という理由からも 円が買われ出す可能性があります。
もし、そうであるならば、 再び、円高・株高に移行する可能性があります。
実際、ここ数日の動きは、 円高の割に株価はあげ始めているようにも見えます。
もちろん、まだ何とも言えませんよ。
短期的には、ファンダメンタルズ無視の投機的な動きが支配している為、 はっきりしないのです。
しかし、「日本経済が強い」という理由で買いが流れ込んでくるようであれば、 ドル円とは逆相関でジリジリと株高に移行するはずです。
どうでしょう?
盆ごろまでには、次のルールがはっきりしてくるのではないでしょうか?
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