旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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DVx第1四半期決算

このブログで運用しているDVx社の第1四半期決算発表が11日にありました。

どうやら、私も含めて、マーケットは、
「思っていたより悪かった。」
と判断したようです。

窓を三つ空けて、大きく下げてしまいました。

DVxチャート
(MSNマネーからDVx3カ月チャート)

では、決算内容を少し見てみましょう。

dvxPL

一見、売上や売上総利益は伸びているのに、
販売管理費がそれ以上に伸びて、
営業利益がマイナスになっているように見えますが、

私が書き加えたように、
あくまで、売上に対する比率(売上総利益率、売上対販管費率)で見るべきです。

そうしますと、売上に対する販売管理費率はむしろ改善しており(16.2%→15.9%、0.3%改善)

原因は、売上総利益率、つまり、昨年と比べて売上の割に粗利を出せなかった事が
最大の要因であることがわかります。(20.4%→18.6%、1.8%悪化)

では、なぜ、それほどまでに利益が取れなくなったのでしょうか?

これについては、今回は理由がはっきりしていました。

dvx理由

政策的な要因により、単価が引き下げられたんですね。
残念ながら、私は循環医療の専門家ではありませんから、
このニュースの事は知ってはいたのですが、その影響がどの程度かについては、
DVx社さんの発表を信じるしかなかったわけです。

もう少し長期で業績のトレンドをみるとこんな感じになります。
(上段が売上、下段が純益、細線は会社予想)
dvx推移

もともと、上期は増収減益予想でしたから、
利益については「若干のマイナスかな?」くらいには予想していたわけですが、
「思ったよりも影響は大きかった・・・。」ということで、
大きめの下げを食らってしまいました。

じゃあ、予想が外れたから「即売りか?」となると、
これは、全く別の角度から判断する必要があります。

ここまでの分析はあくまでバフェットあたりがいうところの定量分析ですね・・・。
しかも、バックミラーに映った結果の分析です。

しかし、私が実践しているような長期集中投資においては、

バフェットがいうところの定性分析
ピーターリンチがいうところのストーリー
コブリックがいうところのBASM
平たく言えば、「この会社の将来はどう予想できるのか?」

が重要であって、バックミラーにうつっている第1四半期の結果は、
今となっては関係ないのです。

そのような観点で見直すと、
政策の影響が出ただけで、ストーリーやBASMは
何一つ変わっていないことに気づきます。

売上は順調に伸びているわけですから・・・。

もちろん、政策の影響についてはずっと引きずりますが、
その新しい条件下で、今後とも成長が期待できるのです。

dvx長期展望

いえいえ、当前のことですが、もっと私が業界通で、
これだけのマイナスの影響があると事前に予想出来ておれば、
2500円付近で売り抜けて、2000円以下で買い直しますよ・・・。

そんなのは当ったり前です。

そういう意味では、このイニングだけを切り取れば、
勝負に負けました。

しかし、今、2000円以下になった現状で、

売りか?ホールドか?あるいは買い増しか?

と考えた時、

株価は比較的悲観的な予想PERでも、10倍以下。
順調な売上増加から、再現可能な勝ちパターンは崩れておらず、
利益成長は、まだまだ続く。
すなわち、少なくとも「ホールド」と判断したわけです。

タイムリーを打たれた後、
「ピッチャーを変えるべきか?続投か?」
そんな監督心理に似ているかもしれません。

理由はどうであれ、打たれたら、即、ピッチャー交代???

そんな監督にはなりたくありませんね。

しかも、今回はピッチャーには何の落ち度もなく、
全て監督のミスなんですから・・・。

(投資は自己責任でお願いします。あくまで、上記は私の個人的な判断です。)

↓夏休み旅行&帰省も終わって、また、いつもの生活が始まりつつあります。
↓ずいぶん、更新がとびとびになってしまいました。
↓ランキングも50位以下です。
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テーマ:明確な投資理論 - ジャンル:株式・投資・マネー


この記事に対するコメント

NIGHTさん、こんにちは。

①四半期報告書で確認されたんですね。

確かにこのページに記載されている販売額は、
PL上の売上とイコールになりますが、
仕入額とPL上の原価は必ずしも一致しません。

実際、BSをみると商品在庫が少し増えています。

ですから、一概には何とも言えませんが、
同じ数字を、長期に連続してみると、
ある程度、利益率を推定することは可能です。

直前である昨年第4四半期の同報告書との比較でみると、
少し、仕入れと販売のバランスが崩れています。
前第4四半期 64:100
今回     67:100

ひょっとしたら、この差くらいが、
今回の引き下げに伴う利益の圧迫分かも知れませんね・・・。

②そうですね。
同じ四半期報告書の「経理の状況」の「追加情報」に
販売管理費のうち、人件費について記述があります。
これによると、NIGHTさんの推定に近い数字(約40百万)が
人件費増として増加していることがわかりますね。

残りの40百万については、あくまで想像で補正するしかありません。

これも、第3・4四半期との比較と、この会社の説明から、
研究開発費と新規営業所出店や人員増に伴う諸経費増が主要因であろうと思います。

気になるようでしたら、IRに聞けば教えてくれるかもしれませんが、
私は、そこまでの違和感は感じません。

私もこの会社については、
(数少ない)長期に持って報われるタイプの株だと思っています。
今後ともよろしくお願いします。
【2010/08/17 02:27】 URL | 奥山月仁 #-[ 編集]

返信ありがとうございます。
①8月13日提出の四半期報告書の4ページ目の虚血事業の前年四半期対比を確認しました。
エナフンさんの指摘を受け、6月28日の有価証券報告書を確認しましたが、やはり原価率が悪くなっているような気がします。。とコメントしながら確認したら、誤解があるような気がしてきました。売り上げ全体の比率は気にしてません。
②について、上記四半期報告書2ページ目の従業員数の推移で、昨年6月末、今年の3月末、6月末を参考にエイヤーと、計算しました。確かにエナフンさんのいうように、昨年度始めのIRでは研究開発費の増加と記載ありましたね。すっかり忘れてました。ただ、他社のIRなどを見てると、意外と研究開発費とかなんとか言い訳をしながら上方修正等しない会社は結構あるなと。自分の勤める会社でも上期の予算を立てて、余裕があっても下期の販売管理費はそのままOR上期の余った分を乗っけて企画セクションに提出しますから。。。
まあ、売り上げがこんなに伸びる会社はめったにないと思います。IT企業と違い、ライバル会社の出現に時間がかかる点がよいと思ってます。
どうぞよろしくお願いします。
【2010/08/16 21:35】 URL | NIGHT #-[ 編集]

NIGHTさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

すみません。
①については良くわかりません。
虚血事業の売上全体に対する比率は、
昨年通期実績と比較しても違和感は感じません。

仕入と販売の比率については、
どの資料とどの資料をを比較参照されたのでしょうか?

②につきましては、今第1四半期に急増したものではありません。
昨年度1Q 576
   2Q 618
   3Q 661
   4Q 669
今回 1Q 659(百万円)
と、昨年第3四半期に40百万ほど増加しています。

この理由については、会社の説明を信じれば、
研究開発費が下期にずれたことが原因ということでした。

そこから推定できるのは、
今期は、期初から研究開発費を使ってきたということです。
他には営業所拡大による諸経費の増大。
人員拡大による法定福利費等の増大等ですが、

本文にもあるように、私も販売管理費については、
特に問題とは考えていません。
【2010/08/16 18:59】 URL | 奥山月仁 #-[ 編集]

いつも楽しく拝見させていただいております。
エナフンさんと同じく、売上増、売上原価増で、やや利益減と思っていました。
売上は思ったより上ぶれており予想を上回りましたが、以下の2点に疑問が残りました。
① 虚血事業の仕入と販売実績の比率が、償還価格の低下を考えてもだいぶ変わっている。
(取引価格が低下したか?かなり楽観的に考えれば販売見込がかなりあり、期間のずれですむのか)
② 販売管理費の80百万円の増加。かなり大きい。人が、25人増えていて、そのうち13人は多分事業譲受で増えたのか。そうすると、25人が1カ月、12人が3カ月分の給料を人件費年800万円で計算すると、40百万円の増加となり。残りがよくわからない。かなり楽観的に考えれば、合併の際の諸費用等にあたるか?でもそれはないよね。
まあ、売上の増加を素直に受け止め、来年は償還価格の変更もないようなので、1800円台で買い増しました。エナフンさんの解説を今後も楽しみにしております。
【2010/08/16 10:57】 URL | NIGHT #-[ 編集]


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