旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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ジョブレスリカバリー(雇用なき景気回復)

短期トレーダーの皆さんは、米国の雇用統計に一喜一憂しているようです。

しかし、中長期的には、米国の失業率と株式相場は、必ずしも連動しません。

ただし、株価と失業率には、ある循環的な関係が存在するようです。

まず、以下の比較チャートを見てください。

上側は先進主要国の失業率推移チャートで、赤線が米国の失業率です。
(出典:社会実情データ図録 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/index.html)

下側は、ニューヨークダウ30年長期チャートです。
(MSNマネーから)

主要国失業率チャート


赤線の米国の失業率が上昇する局面でも、
NYダウが上昇するケースもあることが理解できるでしょう。

(2001年も失業率の上昇局面で株価も上昇しかかったが、
 世界同時テロの影響で、もう一段、株価が下がり、
 結局、株価の反転と雇用の回復が一致してしまった。)

これは、ジョブレスリカバリー(雇用なき景気回復)と呼ばれる現象で、

1990年以降、企業は、必ずしも、
業績を高めるのに雇用を必要としなくなった事に起因しています。

IT技術の進展やグローバル化に伴う国際分業体制が整ったことで

企業は、自国民の雇用を高めることなく、業績を高める事に成功し、
その結果、株価が上昇していると考えられています。

そして、失業率の悪化は、概ね3年ほど続き、その後、
今度は、雇用の改善を伴いながら、さらに株価は上昇に弾みをつけます。

これは、おそらく、株価の上昇が、資産効果をもたらし、
(資産効果=株や土地などの価格が上昇する事によって、消費に好影響を与える現象)
それが、回りまわって雇用の改善につながっているのと、

企業業績の回復後、景気の回復が鮮明になってから、
ようやく企業も、雇用水準を高めようとするためだと考えられます。

つまり、

雇用カット(失業率上昇)→ 企業業績回復 → 株価上昇 → 雇用回復 → 

景気過熱 → 株価急落 → 雇用カット

という循環が存在すると考えられるのです。

過去の例から判断すると、3年程度失業率が上昇するのは毎度の事で、
それほど大騒ぎするべきことではなく、

そんなことを理由に企業業績が回復しているにも関わらず、
株価が上昇しなければ、
結果的に、雇用回復局面を迎える事が出来なくなる可能性があります。

もちろん、そんなことにはならないでしょう・・・。

ベテラン連中は、みんなそんなこと百も承知で、
無理やり理由をこじつけて、株価を下げさせているだけなのです。

売りの上手な人なら、下落局面でしっかり稼ぎ、

長期投資家やバリュー投資家であるならば、
大きな下落で、右も左も分からずに売ってくれる人々から、
有り難く株を拾っているだけなのです。

どうせ、失業率うんぬんで大騒ぎしていたことなど、すぐ昔話になって、
あれよあれよと、反転相場が始まり、
多くの人の頭の中で、はてなマークが渦巻いているうちに、
あっという間に株価は上昇し、
しかも、そのうち雇用も回復し始めるのが
いつものパターンなのです。

そう、ジョンテンプルトンの名言

強気相場は悲観の中で生まれ、
懐疑の中で育ち、
楽観とともに成熟し、
陶酔の中で消えてゆく。

悲観の極みは最高の買い時であり、
楽観の極みは最高の売り時である。


の「懐疑の中で育つ局面」が、
いずれやってくると私は考えています。

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テーマ:明確な投資理論 - ジャンル:株式・投資・マネー


この記事に対するコメント

イチゴさん、こんにちは。

そうですね。

出来高と株価の相関を調べれば、
底値では、出来高が小さく、
天井付近で、大きくなります。

つまり、人気がない株こそが狙い目で、
人気のある株は天井に近いと考えるのが妥当です。

ところが、
流動性の高い株ばかりを追いかける機関投資家や個人投資家が後を絶たず、
勝ち組は少なくなるのです。

あるカリスマトレーダーは損切りを他人に推奨しながら、
本人は売り仕掛けで儲けていたように、

「流動性の高い株を買え」という常識も、
素人投資家から金を吸い上げるために、
欧米人が長年かけて嘘を教え込んだのではないかと
思いたくなるほど、

バフェット、リンチ、テンプルトンのような偉大な投資家は、
「流動性の高い株を買え!!」等とは一言も言っていないのです。
【2010/09/04 08:38】 URL | 奥山月仁 #-[ 編集]

(こちらからSc_149957.jpeg のダウンロードをお願いします)

逆3角形が人口、右図が株価の変動です(手抜きですみません)

勝ち組投資家が少数なのはこの図が表す通りだと思います。

「株なんて怖いよ」って言う人が多い理由も高値圏で掴む人が大多数なのも頷けますね。
【2010/09/04 08:19】 URL | いちご #-[ 編集]


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