旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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収益価値の前提

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世界一やさしい株の本(中経出版)

企業の価値を、収益価値(事業価値)や解散価値で図るという考え方は、
広く一般的な考え方です。

考え方が分かれるのは、
じゃあ、いったいいつまでの収益を反映させるべきか?
解散価値をどう評価するか?

という部分なのです。

で、この本の中で私は、
収益価値は永遠を基準に考えるべきだと説明しています。

これは、「ゴーイングコンサーン」という
会計や経営の世界では、広く一般的な考え方をベースにしています。

株式市場の参加者なら「継続企業の前提」という言葉の方が
ピンと来る人が多いかも知れません。
(ゴーイングコンサーンの事です。)

この「ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)」の意味は、
「企業は、将来にわたって、無期限に事業を継続させる社会的使命がある」
という経営の前提のことで、
これを基準に会計ルールや企業の経営理念、社則等が作られています。

ですから、私は、マーケットも「ゴーイングコンサーン」という経営常識を前提に
株価を形成しているはずであるという仮定のもとに、
永遠を基準に収益価値を算定するべきだと考えたわけです。

「しかし、永遠ってあんた!!宇宙創世の議論じゃないんだから!!」

そんなツッコミが入りそうですが、
実は永遠と言っても、億年単位ではなく、
まぁ40年程度以上を「ほぼ永遠」と考えても良いのです。

例えば、期待収益率(金利+リスクプレミアム)を5%とし、
毎年1万円ずつ収益を上げる梨の木を生きたまま購入する場合、
(エナフンさんの梨の木の話と同じ前提)
今後、100年間の収益の割引現在価値は以下のようになります。

収益価値変化

そうなんです。
10年、20年という単位では、将来収益が企業価値に与える影響が非常に大きいものの、
40年以上先の収益については、将来収益の割引現在価値が非常に小さい値となるため、
極端な話、今後40年も継続できるような企業については、
ほとんど永遠」といって良い訳です。

そして、マーケットで取引されるような大企業は、
この「ほとんど永遠」を前提としても、
特におかしくはないと考えたのです。

40年というのは、新入社員が「一生この会社で働く」という前提と
ほぼ同じ年限ですからね。

それでは、より理解を助けるために上の将来収益を全て足しあげたものを
年限ごとのグラフにしてみましょう。

収益理論株価

40年間の将来収益の総和(全て足し上げたもの)も1億年間の将来収益の総和も、
1割程度しか違わないことがご理解頂けるでしょう。

1割程度の差なら40年を「ほとんど永遠」といっても良いでしょう。

このように、企業の将来収益を一定・永遠と考えると、
企業価値というのは数学的に説明できるものとなるのです。

逆に言うと、ゴーイングコンサーンという前提が成立していない企業には
私の公式は当てはまりません。
少なくとも「継続企業の前提に疑義」が生じているような企業については、
対象外ということです。

(つづく)

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