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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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余剰資産を収益価値に加える

(昨日の続きです。)

企業の持つ資産は、
生産に必要な資産とそうでない資産(余剰資産+不良資産)に
分けられます。

その内、余剰資産については、
生産に影響を与えることなく売却可能と考えれば、

株価=収益価値+余剰資産価値

つまり、
株価 = 1株利益 /(金利 + リスクプレミアム) + 余剰資産価値

と考える方がより合理的ですね。

それでは、昨日、例に出した養命酒製造(2540)を例に考えてみましょう。

この会社の株価は、現在約750円です。
PERは35倍、PBRは0.75程度となります。

PERからは割高な感じですが、PBRの観点からは割安と言えるでしょう。

しかし、これを上の式に当てはめて分類してみましょう。

養命酒製造株価分解

この会社、驚きの内部留保を蓄積しており、
自己資本比率は90%を超えています。
もちろん無借金経営。

で、昨日説明しました通り、
少なく見積もっても資産の50%は極めて換金性の高い余剰資産です。
計算を簡単にするために、その価値を150億円と考えましょう。

一方、マーケットが判断しているこの会社の株価は約750円です。
(2011年10月末現在)

これを上の図の右側のように
1株当たりの収益価値と余剰資産価値で分類してみると、

株価(750)=収益価値(250)+余剰資産価値(500)

と分けることができます。

で、この会社の今期の1株当たり利益(予想)は21円ですから、

収益価値部分だけのPERは、

250円÷21円=約12倍となり、

まぁまぁ、妥当なところに落ち着きます。

いつも思う事ですが、
マーケットというのは理屈が合っていないようで、
やたら理屈っぽい所があって、
この会社の株価は、他の株価と比べて、
特段割高とも割安とも言えないのです。


もし、私が乗っ取り屋で、この会社を今の時価総額で乗っ取れたとしたら、
すぐに、余剰資産を売っぱらい、投資金の半分を回収して、
残りの生産設備から、着実に資金を回収しようとするでしょう。

しかし、その部分の価値は、PERに直して12倍ということですから、
必ずしも、この会社を乗っ取る方が、
他の会社を乗っ取るより有利とは言えないのです。

もっとも、これは公表されている資料から、
余剰資産を150億円と見積もっての話であり、
より厳密に企業価値精査(デューデリジェンス)をすれば、
もっともっと余剰資産があふれているような気はしますが・・・。

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