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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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PEGレシオが想定する近未来

それでは、私がいうところの<近未来>はいつ頃なのか?

について検討を深めたいと思います。

既に成長株と、循環株は全く別物という話を書きました。
本日は、とりあえず循環株は横に置いといて、
成長株について説明いたします。

成長株については、
多くのファンダメンタリストがPEGレシオや
それに近い計算式を使って、
妥当な株価を算定しようとします。

おさらいですが、PEGレシオでは
企業の成長率とPERが同じ程度を妥当と考えます。

下の表上段は、現在、利益100億円の企業が、
それぞれ成長率10%、20%、30%、40%、50%、100%の場合に
どのように利益が変化するかを10年分並べたものです。

成長はどのくらい先?

そして、仮にPEGレシオが正しいとするならば、
現時点の株価は何年程度先の業績を織り込んでいるのか?

それを調べるために、今の株価と将来収益との関係、
つまり、将来10年間のそれぞれの収益を前提とした
予想PERの一覧が下段です。

成長率が30%で、現在PERが30倍の場合、
確かに現時点では、一見、他と比べて割高のように見えますが、
2~4年後の収益を前提とすれば、予想PERは10~20倍となり、
平均的なPERに落ち着きます。

成長率が50%や100%の場合はどうでしょう?

この場合も同様に2~3、4年後の収益を前提とすれば、
決して割高とは言えませんね・・・。

つまり、仮に高成長企業においてPEGが正しいとし、
マーケットがそのような株価を形成したとすれば、
その株価は概ね2~4年分の成長を織り込んでいると言えるのです。

では、成長率が3%の企業は?

そんな疑問がわきそうですね・・・。

そのような低成長企業をPEGは想定していません。
少なくとも10%以上の成長企業に有効な指標なのです。

ただし、上の表(下段)から、成長率が低い企業ほど、
近い将来しか織り込まない傾向が読み取れるでしょう。

例えば、PER10倍の成長率10%の企業は、
限りなく今の収益を前提に株価が形成されることを示唆しています。

これは論理的にも正しいですね・・・。

成長の乏しい企業は、今も3年後も収益に大差がないため、
大差がないのであれば、
今の業績を根拠に株価の妥当性をはかれば良いと考えられるのです。

ご理解いただけるでしょうか?

一貫して成長するタイプの企業については、
PEGが正しいとすれば、2~4年先を織り込んでおり、
成長率が乏しくなるにつれ、
だんだん現在に近い収益を織り込んでいると
言えるのです。

ただし、成長率100%のPER100倍みたいな企業や、
成長率50%のPER50倍みたいな企業、
最近は見かけませんね?
(ITバブル全盛期にはこんなので溢れかえっていた)

これは、多くのファンダメンタリストが指摘するように
あまりに急激な成長企業は、急速に成長を止める可能性が高く、
そこまでの成長に懐疑的であるため、
より近未来までの収益しか株価は織り込んでいないことを意味します。

3年前、この基準から私は日本の新興企業に
とんでもない割安企業が多く潜んでいることに気付きました。

成長率20%は十分期待できる企業が、
PER5倍前後、PBR0.5倍前後で平気で売られていたのですから・・・。

それらの銘柄は軒並み2~3倍以上に上昇しましたが、
今でも、もとが安すぎたために
この基準から新興市場に掘り出し物が多いという考えを持っています。

あまりに長く日本経済が停滞したために
みんな循環株や低成長株、衰退株に目が慣れてしまって、
成長株をまともに評価出来なくなっているのでしょう・・・。

もちろん、そのようなギャップこそ、
バリュー投資家のリターンの源泉となるのです。

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