旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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世界一やさしい株の本(中経出版)



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レバレッジ経営

リーマンショック以前は、
昨日の記事のような借入金をうまく利用しながら
成長速度を高める経営は、
一つの方法論として多くの経営者に支持されてきました。

下に模式図を書きました。
全く同じような小売り業者2社の比較です。
上段は、自己資本比率80%、無借金経営のキャッシュリッチ企業、
下段は、自己資本比率40%のレバレッジ経営企業です。

店舗効率はほぼ同じでROAはどちらも10%です。

ただし、下段のレバレッジ経営企業は、
成長速度を高めるために儲かった利益と
ほぼ同額の借金を積み上げて、
店舗数拡大を急いでいますが、
キャッシュリッチ企業は、
利益の範囲で店舗数を増やしています。

レバレッジ経営

この場合、明らかにレバレッジ企業の方が、
成長スピードは高まり(利益成長20%)、
純資産も猛スピードで積み上がっています。
(前年比25%増)

成長力があるのなら、
少々、借金をしている企業の方が
株価が良く騰がる原因はここにあります。


ちょ、ちょっとまってくれ、この図は
利子を考慮に入れていないじゃないか?
利子を考慮に入れたら、こうはならないはずだ!!


そんな質問が来そうですね。

そうです。
とりあえずは議論を単純化させるため、
金利0、配当0として図を作成しました。

しかし、実際は金利も2%くらいはかかるでしょう。
その分を考えなくてはいけません。

しかし、配当だって2%くらいは払う必要があるでしょう。
(このケースなら、キャッシュリッチ企業の配当性向は16%)

もし、金利も配当もほぼ同程度のコストととらえれば、
キャッシュリッチ企業もレバレッジ経営企業も
資本コストは同じとなり、
経営に対する影響も同じといえるのです。


では、何が違うのか?


一言で言うと、違いはリスクです。

もし、状況が大きく変わって、
店舗の売れ行きが悪化したり、
金利が急上昇した場合に、
レバレッジ経営企業には、
厳しい試練が待ち受けています。

実は過去にもレバレッジ経営で急上昇した銘柄は多くあります。
しかし、その多くからは、
ある日突然、我が目を疑う最低の決算が発表され、
気を失いそうな勢いで株価は下落しています。

以下は、このブログでも紹介した驚異の79倍高銘柄
カッパ・クリエイトの長期チャートです。(msnマネーから)
カッパ・クリエイト

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
成長率が25%を超えることは稀であり、
40%成長となるとめったにないといってもよかろう。
そのようなとてつもない成長企業は、
長くは続かないし、
急成長を遂げた企業は、自滅する傾向がある。

「ピーターリンチの株式投資の法則」P193 ダイヤモンド社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

あのう、確かに私はまだ3倍高しか釣りあげていませんが、
別に10倍高を諦めたわけではありませんよ。
ちょっと時間がかかってるだけだと考えています・・・。

当時、私はリスクを嫌って時間を取ったのです。

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テーマ:明確な投資理論 - ジャンル:株式・投資・マネー


この記事に対するコメント

なかよしさん、こんにちは

> 奥山さんはいかが思われますか?

はい。本日の記事にさせて頂きます。
【2011/12/24 07:18】 URL | 奥山月仁 #-[ 編集]

パッキャオさん、こんにちは。

ご質問を聞いて、当時の四季報を引っ張り出しましたが、
トリドールには付箋も付いていませんでした。

当時のPERが16.2倍。PBRが4.3倍。
(四季報2008年秋)

確かにすばらしい成長を示していましたが、
他にも似たような成長企業が多くあり、
興味が行かなかったようです。

結局、本格的に調べたのは、
その3カ月後、
2倍ほど騰がってからでした。

その時点では、乗り換えるほどの魅力は感じませんでした。
【2011/12/24 07:17】 URL | 奥山月仁 #-[ 編集]

ピーターリンチの本を少しずつ読んでいます。リンチも凄いですが、バフェットはやはり投資の天才と思います。基本的な投資スタイルは、同じですが、失敗はバフェットがかなり少ないと思います。リンチはファンドマネージャーなので、制約があり、バフェットみたいに大きく成長する企業に大金を注ぎ込めないからというのもありますが …


ただ、いくらバフェットが学歴は関係ないと言っても、コロンビア大学出ているしなあと思い、リンチが言っているほうが四流私大を出ている僕には共感できます。あと、リンチは自分で本を書いていますが、バフェットに関する本は、本人は書いていないので(あくまでバフェットを研究している人や元義理の娘が書いている)、それぞれ若干の解釈のズレがあったりして、逆に基準が多くなりすぎて訳がわからなくなってしまうのではないか?と思ったりしています。


奥山さんはいかが思われますか?
【2011/12/23 12:48】 URL | なかよし #-[ 編集]

ありがとうございます。合点がいきました。

それともう一つお聞きしたいのですが、銘柄選びの基準は、成長と割安との事ですが、トリドールと言ううどん屋さんがあります。あの会社、あの当時、成長と割引と言う観点からだったら、とんかつ屋さんより優れていたように思うのですが、保有銘柄ではなかったと記憶しています。

やっぱり、リーマンショックの影響を考えておられたのですか?
個別銘柄の質問はエナフンさんのブログの趣旨ではないと思いますが、出来たらお聞かせ下さい。

……檜屋HD狙ってたんですよね~。でも、営業キャッシュフローがマイナスだったんで躊躇してたら、あれよあれよというまに、騰がってしまいました。
【2011/12/23 09:06】 URL | パッキャオ #-[ 編集]


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