旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
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フローか?ストックか?

今日は、ご質問がありましたので、そちらの回答をしたいと思います。

ご質問を要約しますと、

リンチ指数やPEGレシオのベースとなる成長率について
(平安レイサービスのように)
純利益と純資産がほぼ同水準で成長するケースではなく、
純利益の成長に純資産の成長が追い付かないケースでは、
どのように考えればよいのか?

というものです。

ピーター・リンチやウォーレン・バフェット、
ジェレミー・シーゲルに、及ばずながら小生も、PER主義。
すなわち、ストックとしての資産ではなく、
フローとしての利益重視で考えています。

(つまり、純利益の成長率を主に考えるべきです。)

これは、今の会計制度では知的財産について正しく評価できないにも関わらず、
企業の競争力の観点からは、年々、知的財産的な価値が高まっており、

それを評価するためには、フローである利益から企業価値を算定する方が
より合理的と考えられるからです。

本ブログ記事「小型成長株は仕組提供型企業」(2011.12.18)参照
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-782.html

もう少し、当時の記事で書ききれなかった点を説明すると、

そもそも、土地や建物、機械の価値も、企業価値同様、
そこから生み出されるフローとしての収益価値を基準に評価すべきものであり、
いくらで購入したかは問題ではありません。
実際、土地や建物の価格は、株式同様、
驚くほど大きな変動幅で動きます。

私自身、日本の資産バブル崩壊以前は純資産主義でしたが、
この20年、
大きな純資産を保有していたはずの優良企業が、
あっという間に、キャッシュ不足に苦しみ、
ぶっ倒れて行く現象を、株式市場を通しても、本業の現場を通しても、
嫌というほど見てしまいましたので、
さすがに考え方が変わってきました。

資産そのものには、価値としての持続性はなく、
むしろ、その組合せとしての企業全体を一つの生き物のように捉え、
その生き物が持つ年間どれだけ稼ぐかという能力にこそ、
より企業価値としての本質があると考えるようになったのです。

本ブログ記事「ヒトモノカネ情報」(2011.10.25)参照
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-728.html

ただし、必ずしも日本の株式市場は、
そういう考え方よりも
未だにストックであるPBRを重視しがちなのも事実です。

最近、私は日本人特有の歴史や気候風土に
その答えがあるのではないかとすら、考え始めています。

日本は、1000年以上、他民族に支配されたことのない稀有な島国国家であり、
しかも、水資源や森林資源に恵まれたコメ文化が形成されたためか、
先祖代々守ってきた土地や家屋などの固定資産に強い執着があるように思います。
逆に、地域のコミュニケーションが重要でノウハウを隠しきれないコメ文化が、
知的財産に対する評価を下げているような気もしています。
(上手なコメ作り農家がそのノウハウを隠すのは難しい。
となりで見ていたら謎は解ける)

ちょっと中膨れの文章になりましたが、
理屈はどうであれ、市場がそう考えている限り、
逆らうのは得策とは言えません。

そう考えると、成長率が同じなら、
ROEが高く、利益成長に純資産の成長が追い付くような銘柄の方が、
より有利と言えるでしょう。

当ブログ記事「成長率が同じならROEは高い方が良い」(2011.9.29)
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-704.html

まぁ、このスピード感で時代が大きく変わっている感覚からすると、

昔から賢明な方々がそのような財産主義の愚かを警告して、
「子孫に美田を残すな。」とか「手に職を付けさせよ。」と
言ったように、

有形財産ではなく、無形財産を重視する考え方が
次第に主流になると確信しております。

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