旧)エナフンさんの梨の木
http://ameblo.jp/okuyama-tukito/に引っ越しました

プロフィール

奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
1.jpg

世界一やさしい株の本(中経出版)



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ヒトモノカネ情報

企業というものは、ヒト、モノ、カネ、情報という4つの
経営資源の組み合わせで出来ていると言われています。

ヒトは、経営者も含めたその企業で働く人的資源
モノは、建物や土地も含めた物的資源
カネは、企業を人に例えると血液のような存在で、
情報というのは、少々概念が広く、
ノウハウや技術、独自の仕組み、ブランドといった知的財産的資源と
いえるでしょう。

マーケットではこれらを総合して企業価値を判断していると
考えられます。

例えば、アップル社はスティーブ・ジョブス氏というヒトがおればこそ
あれほどまでの時価総額まで企業価値を高めたわけですし、

そこまではいかないものの、
ちょっと古いですが、プロジェクトXに出てきたような
名も知られること無く、偉大な商品を開発してきた多くの人材が
技術立国日本を支えてきたともいえるでしょう。

また、Googleに代表されるような独自の仕組みやブランド、

そこまではいかないものの、
どこよりも安く良い品を提供する小売りや外食、
利便性を提供するコンビニ各社やアスクル等といった企業を例に出さずとも、

ほぼ全ての企業は物的資源よりむしろ知的財産、
もっというと知的資源を収益の源泉としています。

そして、これらヒトモノカネ情報は不可分な形で有機的に結び付き、
まるで一つの生命体のような存在となって、
商品やサービスを提供し続けているのです。
梨の木で説明

そこで、そのような生きた企業という存在を、
私は生きた梨の木に例えることで、
うまく比喩表現できることを思い付き、
当ブログの題名ともなっている
「エナフンさんの梨の木」の物語をつくって
生きた梨の木の価値をどう評価すべきか?
様々な角度から議論を深めようと考えた訳です。

特に、上の絵にあるように
一般の企業会計では表に出てこない
ヒトと情報(梨の木では根に当たる部分)や

生きている限り無くてはならないものの
いざ売ろうとするとどれ程の価値もない生産資源(葉の部分)と

仮に企業が梨の実を生まなくなってしまったとき
売れば価値のでる生産資源(幹の部分、解散価値という)を
総合して評価するのには、どうすれば良いのか?

つまり、生きた梨の木を生きたまま買うとしたら、
いくらが妥当なのか?

を考えることで、一つの公式にたどり着いたわけです。

(つづく)

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解散価値とは

梨の木で説明

まず、解散価値について説明します。

上の梨の木を再度見ていただきたいのですが、

企業には、会計上表に出てくる資産(幹、葉、梨)と
会計ルール上は資産として計上しないものの
価値ある資産(根の部分)という大きく二つの資産を
持っています。

一方、それとは別の切り口で、
商品やサービスの生産には欠かせないものの、
いざ売ろうとすると価値の出ない資産(葉の部分)と
売れば確実に現金化できる資産(幹の部分)に
分けることが出来ます。

で、解散価値とは、会計上表に出てくる資産のうち、
売れば確実に現金化できる資産(幹の部分)と
考えられます。

ところが、表面上見えない根の部分が絶対に売れないかというと
そうとも言えません。
(ひょっとしたら希少なクワガタの幼虫がいるかもしれない)

例えば、長年かけて広く人々に受け入れられているブランド価値なんかは、
決算書上は正しく価値を表示できませんが、
解散時、買っても良いという企業が現れるかも知れないのです。

ですから、解散価値=純資産と考えるのは誤りで、
PBRが1倍を切っているから、解散価値を下回っているとも言えないし、
PBRが1倍を上回っているから解散価値を上回っているとも言えないのです。
葉・根・幹

(つづく)

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収益価値の前提

1.jpg

世界一やさしい株の本(中経出版)

企業の価値を、収益価値(事業価値)や解散価値で図るという考え方は、
広く一般的な考え方です。

考え方が分かれるのは、
じゃあ、いったいいつまでの収益を反映させるべきか?
解散価値をどう評価するか?

という部分なのです。

で、この本の中で私は、
収益価値は永遠を基準に考えるべきだと説明しています。

これは、「ゴーイングコンサーン」という
会計や経営の世界では、広く一般的な考え方をベースにしています。

株式市場の参加者なら「継続企業の前提」という言葉の方が
ピンと来る人が多いかも知れません。
(ゴーイングコンサーンの事です。)

この「ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)」の意味は、
「企業は、将来にわたって、無期限に事業を継続させる社会的使命がある」
という経営の前提のことで、
これを基準に会計ルールや企業の経営理念、社則等が作られています。

ですから、私は、マーケットも「ゴーイングコンサーン」という経営常識を前提に
株価を形成しているはずであるという仮定のもとに、
永遠を基準に収益価値を算定するべきだと考えたわけです。

「しかし、永遠ってあんた!!宇宙創世の議論じゃないんだから!!」

そんなツッコミが入りそうですが、
実は永遠と言っても、億年単位ではなく、
まぁ40年程度以上を「ほぼ永遠」と考えても良いのです。

例えば、期待収益率(金利+リスクプレミアム)を5%とし、
毎年1万円ずつ収益を上げる梨の木を生きたまま購入する場合、
(エナフンさんの梨の木の話と同じ前提)
今後、100年間の収益の割引現在価値は以下のようになります。

収益価値変化

そうなんです。
10年、20年という単位では、将来収益が企業価値に与える影響が非常に大きいものの、
40年以上先の収益については、将来収益の割引現在価値が非常に小さい値となるため、
極端な話、今後40年も継続できるような企業については、
ほとんど永遠」といって良い訳です。

そして、マーケットで取引されるような大企業は、
この「ほとんど永遠」を前提としても、
特におかしくはないと考えたのです。

40年というのは、新入社員が「一生この会社で働く」という前提と
ほぼ同じ年限ですからね。

それでは、より理解を助けるために上の将来収益を全て足しあげたものを
年限ごとのグラフにしてみましょう。

収益理論株価

40年間の将来収益の総和(全て足し上げたもの)も1億年間の将来収益の総和も、
1割程度しか違わないことがご理解頂けるでしょう。

1割程度の差なら40年を「ほとんど永遠」といっても良いでしょう。

このように、企業の将来収益を一定・永遠と考えると、
企業価値というのは数学的に説明できるものとなるのです。

逆に言うと、ゴーイングコンサーンという前提が成立していない企業には
私の公式は当てはまりません。
少なくとも「継続企業の前提に疑義」が生じているような企業については、
対象外ということです。

(つづく)

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逆転サヨナラと割引現在価値の違いについて

割引現在価値???
逆転サヨナラ勝ちなら知ってるけど・・・。

そんな方もいらっしゃるかも知れませんね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
質問です。
あなたは今日1万円もらえるのと、
1年後、1万円もらえるのと、
どちらがうれしいですか?

(中略)

経済学や金融の世界では、
今日もらう方がよいことになっています。

答えは簡単。

今日もらって、預金しておけば、
1年後には金利分だけ増えるからです。

「世界一やさしい株の本」 P65
 中経出版 奥山月仁 著
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

逆転サヨナラ勝ちと割引現在価値の違いや、
ファンダメンタルズとファンタオレンジの違いが分からない方、
あるいは、PERと林家ペーの区別もつかない超初心者も含めて、
僭越ながら、私の本をお勧めいたします。
(あまり図書館とかにはありませんが・・・)

1.jpg

世界一やさしい株の本(中経出版)

念の為、逆転サヨナラ勝ちと割引現在価値の違いについて、
ごく簡単に説明しますと、

逆転サヨナラ勝ちは、
野球というゲームにおいて、
9回裏まで負けていたチームがその回、最終的に逆転し、
それまで勝っていたチームのピッチャーが肩を落とす中、
もう敗戦を覚悟していたファンやチームメイト、監督が一体となり、
「やったー」的に最高に盛り上がる勝ち方のことを指して言います。

一方、割引現在価値について説明しますと、

上の私の文章の理由から、
今もらう1万円は、来年の今日もらう1万円よりも
金利分だけ価値があります。
もちろん、10年後の1万円よりももっともっと価値があります。
1億年後の1万円の価値は限りなく0です。

このように、同じ収益でも、
今と比べて将来の収益は金利分割り引いて考えた方が合理的なのです。

そして、その将来の収益を金利分割り引いて、
今現在を基準に修正した価値の事を「割引現在価値」というのです。

ただし、企業や株価や生きた梨の木の価値を評価する場合は、
将来のその企業の収益を金利だけで割り引くのは問題があります。

なぜなら、預金はほぼ確実に利子と元本が返ってくるのに対し、
企業の収益は不確実性が高いため、
配当や投資資金をちゃんと回収できるか出来ないか
分からないからです。

そこで、マーケットは、金利以上に高い利回りを
投資した株式に期待していると考えられています。

それが期待収益率すなわち「金利+リスクプレミアム」となるのです。

で、昨日のグラフは、毎年1万円の利益が出る生きた梨の木を
期待収益率5%で割り引いたら、
将来の収益の割引現在価値はいくらになるかをグラフに表したものなのです。

収益価値変化

本当はもう一歩前に記事を進めたかったのですが、
何となく、ついてきてくれてない感がありましたので、
再度、割引現在価値について説明しました。

やっぱり、分かりやすさと精確さと普遍性を同時に達成するのは難しいですね・・・。

退屈かも知れませんが、当分、精確さを重視した形で、
こんな話を続けるつもりです。

(つづく)

こういう話を書き続けると、順位は下がってしまいますが、
まぁ気にせずどんどん行きます。
本当は、今日あたりは、「上昇が鮮明になりましたね!!その理由は3つ!!」
みたいな記事の方がウケるんでしょうけど・・・。
(上昇が鮮明になってから、
その理由を書くような後だしジャンケン記事を書くつもりはない)

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収益価値と解散価値が同時成立しないわけ

1)収益価値>解散価値の時、
株価=1株利益/(金利 + リスクプレミアム)

2)収益価値<=解散価値の時、
株価=解散価値

おさらいになりますが、

収益価値とは、将来にわたってその企業が獲得する収益を
期待収益率(金利+リスクプレミアム)によって
割り引いた現在価値の総和(全て足し上げたもの)の事で、

解散価値とは、企業が事業をやめて、資産を全て売却し、
借金を全て返済した残りの事です。

では、この二つの価値は論理的に同時成立しうるでしょうか?

今日はこの辺を考えてみたいと思います。

既に説明しましたが、

企業とはヒト・モノ・カネ・情報が有機的に結びつき、
不可分な状態と考えられます。

例えて言うと、生きた梨の木のような状態と言えるのです。

この場合、この梨の木から梨の実(商品・サービス)を得ようとする限り、
梨の木を生きたままの状態にしておく必要があります。

梨の木を切ってしまったら、もう、おいしい梨を収穫することは出来ないのです。

同様に、企業も工場や機械といった生産設備を全て売却してしまったら、
商品・サービスを提供することができなくなってしまいますから、
収益が発生しなくなります。

逆に収益を発生させようとする限り、
工場や機械を売却することは出来ません。

つまり、収益価値で企業を図ることができる状態である限り、
解散価値は成立せず、
解散価値をカネにかえるときには、逆に収益価値は成立しなくなるのです。

ですから、企業を評価する場合も、収益の状況に応じて、
収益価値か解散価値のいずれか一方で評価するべきと考えられるわけです。


ただし・・・・・

そうなんですね。
この考え方は、少々、精確さより分かりやすさを重視しているのです。

なぜなら、
「企業は、ヒト・モノ・カネ・情報が有機的かつ不可分な状態である」
という前提はあくまで理想論であり、実態はそうでもないのです。

決算書を読み慣れた人はピンとくるでしょう。

実際は、必ずしも、全ての資産が有機的かつ不可分な状態で、
結びついているわけではないんですね・・・。

明らかにムダな資産を多く保有している企業も
少なからず存在するのです。

それでは、会計ルール上表面に出てくる資産を、
売ればカネになるか、ならないか?
生産に必須なのか、そうでないのか?
という二つの切り口でマトリックスを作ってみましょう。

余剰資産の説明

既に純資産と解散価値はイコールではないという話をしました。
なぜなら、帳簿上は価値が存在しても、
いざ売ろうとするとカネにならない資産が存在するからです。
この売れるか売れないかという軸で縦に二つに分けました。

また、売ればカネになる資産も、
生産に必要(もしくは、多少の余裕)な資産だけで構成されているのであれば、
ヒト・モノ・カネ・情報が有機的に結びついていると言えるでしょう。

しかし、明らかに、生産とは関係ないでしょ!!

と突っ込みたくなる資産をいっぱい持っている会社も、
世の中にはたくさん存在するのです。

そのような生産に無関係で、かつカネに換えられるような資産を
余剰資産とここでは定義づけておきます。
(生産に無関係で、しかも換金できないような資産は不良資産)

一つ例をあげましょう。

以下は、過去、薬用養命酒一筋で、
特段目立った成長投資をするでなく、配当還元するでなく、
とにかくカネを貯めに貯め込んだ
養命酒製造の直近の貸借対照表です。

養命酒酒造BS

一見、普通の貸借対照表に見えますが、
よくよく説明を読みこむと、
何とこの会社、実に、総資産の半分を
国債であったり、定期預金であったり、上場株式であったりの
すぐにでもカネに換えられる余剰資産で溢れかえらせているのです。

このような必ずしもヒト・モノ・カネ・情報が不可分とは言えない企業は、
別な公式が必要かもしれませんね。

ただ、ちょっと長くなりましたので、続きは次回以降にします。

(つづく)

気分転換で、バーナー変えてみました。
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余剰資産を収益価値に加える

(昨日の続きです。)

企業の持つ資産は、
生産に必要な資産とそうでない資産(余剰資産+不良資産)に
分けられます。

その内、余剰資産については、
生産に影響を与えることなく売却可能と考えれば、

株価=収益価値+余剰資産価値

つまり、
株価 = 1株利益 /(金利 + リスクプレミアム) + 余剰資産価値

と考える方がより合理的ですね。

それでは、昨日、例に出した養命酒製造(2540)を例に考えてみましょう。

この会社の株価は、現在約750円です。
PERは35倍、PBRは0.75程度となります。

PERからは割高な感じですが、PBRの観点からは割安と言えるでしょう。

しかし、これを上の式に当てはめて分類してみましょう。

養命酒製造株価分解

この会社、驚きの内部留保を蓄積しており、
自己資本比率は90%を超えています。
もちろん無借金経営。

で、昨日説明しました通り、
少なく見積もっても資産の50%は極めて換金性の高い余剰資産です。
計算を簡単にするために、その価値を150億円と考えましょう。

一方、マーケットが判断しているこの会社の株価は約750円です。
(2011年10月末現在)

これを上の図の右側のように
1株当たりの収益価値と余剰資産価値で分類してみると、

株価(750)=収益価値(250)+余剰資産価値(500)

と分けることができます。

で、この会社の今期の1株当たり利益(予想)は21円ですから、

収益価値部分だけのPERは、

250円÷21円=約12倍となり、

まぁまぁ、妥当なところに落ち着きます。

いつも思う事ですが、
マーケットというのは理屈が合っていないようで、
やたら理屈っぽい所があって、
この会社の株価は、他の株価と比べて、
特段割高とも割安とも言えないのです。


もし、私が乗っ取り屋で、この会社を今の時価総額で乗っ取れたとしたら、
すぐに、余剰資産を売っぱらい、投資金の半分を回収して、
残りの生産設備から、着実に資金を回収しようとするでしょう。

しかし、その部分の価値は、PERに直して12倍ということですから、
必ずしも、この会社を乗っ取る方が、
他の会社を乗っ取るより有利とは言えないのです。

もっとも、これは公表されている資料から、
余剰資産を150億円と見積もっての話であり、
より厳密に企業価値精査(デューデリジェンス)をすれば、
もっともっと余剰資産があふれているような気はしますが・・・。

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だったら、最初っからそう書け!!

つまり、収益価値は、精確には理論上、

株価 = 1株利益 / (金利 +リスクプレミアム) + 余剰資産価値 

と考えられる・・・。

「だったら、おめえの本の中でも、最初っからそう書いとけ!!」

そんなお叱りを受けそうですが、

次の二つの理由から、まあ、あえてそうは書かなかったのです。

1)分かりやすさと普遍性を最優先し、
  まずは基本を知ってもらいたかったから

2)そのように余剰資産を貯め込むような企業を
  マーケットはあまり高く評価しないから

1)はこれまで説明してきた通りですね。

これは、脳の構造上、人間は
まず、分かりやすい所から理解して、
次第にその例外や応用的なことを理解しようとする性質があるため、

いきなり、「世界一わかりやすい」と銘打っている本で、
例外や応用編を入れ過ぎるのは宜しくないと考えたのです。

ピアノを覚えるにしても、
まずは、ドレミファソラシドからで、
次に、シャープやフラットがあることを知り、
次第に和音や強弱、スタッカートみたいな応用編に入って行くように、

とりあえず、理論株価に関するドレミファソラシドを書きたかったのです。


2)そのように余剰資産を貯め込むような企業を
  マーケットはあまり高く評価しないから

これについては以前書きましたね。

≪内部留保の多い企業(2010.10.15記事)≫
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-656.html

例えば、養命酒製造はなんと慶長7年(1602年)から続いている企業です。
もう400年以上も、ずっとこの調子で内部留保を蓄積してきた企業が、
急に新たな成長投資をするとか、株主還元を増やすとは思えませんね。

下手に余剰に溜め込んだ内部留保を使って、
買収なんかやられても、
そんなノウハウの無い会社のやることですから、
おそらく、大失敗に終わることでしょう・・・

つまり、収益価値に余剰資産価値を加えて、
(株価=収益価値+余剰資産価値として)
企業価値を収益価値のみで評価するよりも、
割高に見積もることは、理論上は合理的でも
株式投資戦略上、実践的とは言えないのです。

そこでよりシンプルで実践的な、

株価 = 1株利益 /(金利 + リスクプレミアム)

を結論として採用したのです。

(だからと言って養命酒製造が投資対象にならないという話ではない。
 豊臣家滅亡も、明治維新も、終戦も、バブル崩壊も、
 あるいは、その間発生した数多くの天変地異も
 全て乗り越えたこの企業の株を持つことは、
 何が起こるか分からないこれからの時代においても、
 充分耐えて生き延びる可能性が高く、
 防衛的資産として優れていると思われる・・・。)

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3要因の支配者

これまで、私の公式について以下の説明を加えました。

1)私が想定している解散価値は、純資産とは異なる
  (PBRが1倍を切ったからといって
   即割安と判断するようでは、勝ち組には入れない。)

2)ゴーイングコンサーンを前提に、
  ほぼ永遠(40年以上)生き残るだろう企業が対象

  (どう考えても、数年しか持ちこたえそうにない企業に
   リスクプレミアムもヘッタくれもない。
   長期投資家なら手出し無用!!)

3)論理上、収益価値と解散価値は同時成立しないが、
  余剰資産については、別途検討が必要

  (確かに余剰資産について、精確には説明できていないが、
   目に見えて余剰資産を貯め込むような企業は、
   特殊事情を除き、投資対象外とすべきだろう・・・)


1)収益価値>解散価値の場合

  株価 = 1株利益 / (金利 + リスクプレミアム)

2)収益価値<=解散価値の場合

  株価 = 解散価値 

この公式は概ね、マーケットの変動や個別銘柄の価格比較について、
一定の理解を助けるものですが、
上記、3項目については、ちょいと注意が必要ということです。

ただし、この公式から外れるような企業は、
「投資対象としては少々難あり」ということを
覚えておいてください。


さて、上の公式1)について、
私は次のような仮定のもとに株価の変動を検討しています。

≪1株利益≫を支配しているのは、企業
≪金利≫を支配しているのは、政府
≪リスク(リスクプレミアム)≫を支配しているのは、投資家心理

つまり、私の考案した公式は、

株価は、業績(1株利益)と、金利と、リスク(リスクプレミアム)という
3要因から構成されていると説明していますが、

それぞれの要因を司っている主体は、
企業と政府と投資家であり、

株式投資においては、その3つの要因支配者を、
常に意識すべきであると考えています。


企業業績と、政府の金融政策と、投資家心理の3つを
バランスよく見る目を養うことで、
投資力は大幅に向上することでしょう。

本当はこれについても、本の中に盛り込みたかったのですが、
出版社から「言いすぎではないか?」と指摘があり削除したのです。


いったんまとめましたが、もう少々、この話は続きます。

株価が織り込む≪近未来≫は一体いつなのか?

この辺の説明がまだでした。
ただ、長くなりましたので、これについては次回以降・・・。

(つづく)

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PEGレシオが想定する近未来

それでは、私がいうところの<近未来>はいつ頃なのか?

について検討を深めたいと思います。

既に成長株と、循環株は全く別物という話を書きました。
本日は、とりあえず循環株は横に置いといて、
成長株について説明いたします。

成長株については、
多くのファンダメンタリストがPEGレシオや
それに近い計算式を使って、
妥当な株価を算定しようとします。

おさらいですが、PEGレシオでは
企業の成長率とPERが同じ程度を妥当と考えます。

下の表上段は、現在、利益100億円の企業が、
それぞれ成長率10%、20%、30%、40%、50%、100%の場合に
どのように利益が変化するかを10年分並べたものです。

成長はどのくらい先?

そして、仮にPEGレシオが正しいとするならば、
現時点の株価は何年程度先の業績を織り込んでいるのか?

それを調べるために、今の株価と将来収益との関係、
つまり、将来10年間のそれぞれの収益を前提とした
予想PERの一覧が下段です。

成長率が30%で、現在PERが30倍の場合、
確かに現時点では、一見、他と比べて割高のように見えますが、
2~4年後の収益を前提とすれば、予想PERは10~20倍となり、
平均的なPERに落ち着きます。

成長率が50%や100%の場合はどうでしょう?

この場合も同様に2~3、4年後の収益を前提とすれば、
決して割高とは言えませんね・・・。

つまり、仮に高成長企業においてPEGが正しいとし、
マーケットがそのような株価を形成したとすれば、
その株価は概ね2~4年分の成長を織り込んでいると言えるのです。

では、成長率が3%の企業は?

そんな疑問がわきそうですね・・・。

そのような低成長企業をPEGは想定していません。
少なくとも10%以上の成長企業に有効な指標なのです。

ただし、上の表(下段)から、成長率が低い企業ほど、
近い将来しか織り込まない傾向が読み取れるでしょう。

例えば、PER10倍の成長率10%の企業は、
限りなく今の収益を前提に株価が形成されることを示唆しています。

これは論理的にも正しいですね・・・。

成長の乏しい企業は、今も3年後も収益に大差がないため、
大差がないのであれば、
今の業績を根拠に株価の妥当性をはかれば良いと考えられるのです。

ご理解いただけるでしょうか?

一貫して成長するタイプの企業については、
PEGが正しいとすれば、2~4年先を織り込んでおり、
成長率が乏しくなるにつれ、
だんだん現在に近い収益を織り込んでいると
言えるのです。

ただし、成長率100%のPER100倍みたいな企業や、
成長率50%のPER50倍みたいな企業、
最近は見かけませんね?
(ITバブル全盛期にはこんなので溢れかえっていた)

これは、多くのファンダメンタリストが指摘するように
あまりに急激な成長企業は、急速に成長を止める可能性が高く、
そこまでの成長に懐疑的であるため、
より近未来までの収益しか株価は織り込んでいないことを意味します。

3年前、この基準から私は日本の新興企業に
とんでもない割安企業が多く潜んでいることに気付きました。

成長率20%は十分期待できる企業が、
PER5倍前後、PBR0.5倍前後で平気で売られていたのですから・・・。

それらの銘柄は軒並み2~3倍以上に上昇しましたが、
今でも、もとが安すぎたために
この基準から新興市場に掘り出し物が多いという考えを持っています。

あまりに長く日本経済が停滞したために
みんな循環株や低成長株、衰退株に目が慣れてしまって、
成長株をまともに評価出来なくなっているのでしょう・・・。

もちろん、そのようなギャップこそ、
バリュー投資家のリターンの源泉となるのです。

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衰退株の評価

次に衰退株をどう評価するべきか?

一応これについても考えてみましょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

業績好転はめったに転がっていない

「バフェットの教訓」P52 徳間書店

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

まず、バフェットを信じて、(私もそう思うが・・)
業績好転はしないものと考えると、
企業価値というものは数学的に簡単に計算できます。

現在10億円の収益をあげている企業が、
年々1億円ずつ収益を減少させるとします。
その企業の解散価値が100億円で期待収益率(金利+リスクプレミアム)を5%として、
割引現在価値の総合計を計算したら、以下の表のようになります。

将来収益表

左側の将来収益は、会計上の純益というよりも、
CASHフローとして考えるべきでしょう。

それを割引率(期待収益率)5%で割り引いたものが右側の
割引現在価値の項目です。

さらに収益を産まなくなった時点、
つまり10年後に、企業を解散させるとすれば、
解散価値も「投資活動によるCASHフロー」として回収できますので、
これも含めて全部足してやればよいのです。

そうすると、現時点における将来収益(CASHフローベース)の割引現在価値の総和は、
97億円ということになります。

ここで重要なのは、今、解散させた方が得なのか?
収益が出ている限り、企業を存続させてから、解散させた方が得なのか?

という点です。

上の条件の場合は、少なくとも10年間操業を続けるよりも、
今、解散した方が得だということが分かります。

今解散すれば、100億の価値。
10年後だと全てのCASHフローの割引現在価値の総和は97億円。

今解散した方が、3億円お得ということになります。

ただし、だからと言って今解散するのが最も良い選択ということにはなりません。

もう1年、いや後2年操業を続けてから解散した方が良いのではないか?

そのような考察をする必要があるでしょう。

計算すると、とりあえず来年9億円稼いでから、解散するのが、
現時点では最もお得ということになります。
(もう成長の見込みがないなら、内部留保する意味がないので、本年度収益10億円は全て配当に回す前提)
将来収益表2

ところが、来年時点で、「それじゃあ解散しようか」とよくよく考えると、
今度は、その時点では、
「いやいや、もう1年間、8億円稼いでから、100億円回収した方がよいぞ」
という結果になります。
将来収益表3

で、次の年、やっぱり同じ、来年まで粘った方が良いということになり、
なかなか解散できません。

結局解散した方が、得となるのは、
次年の収益が5億円となる4年後ということになります。

これは、私の公式とピッタリと当てはまりますね。

つまり、

収益価値<=解散価値となるまでは、解散しない方が得なのです。

収益(5億円)/期待収益率(0.05)=100億円

ここが分岐点となり、それ以下の利益しか見込めなくなってしまった時、
解散した方が、有利となるのです。


ただし、これはあくまで計算上の話・・・。

既に説明しました通り、
企業はゴーイングコンサーンを前提に事業を続けていますから、
利益が出なくなったから、
「はい解散。アーンド、株主還元!!」等ということはあり得ません。

これまで企業を支えてくれた社員やその家族を
そう簡単に路頭に迷わすわけにはいきませんし、

自社に長期的な期待をもって取引を続けてくれている
仕入れ先や販売先に迷惑をかけるわけにもいきません・・・。

ですから、何とかあの手、この手で業績を回復させようとします。
極稀にその必死の努力が実り、業績回復株となる企業もありますが、

冒頭のバフェットの言葉通り、

結局、赤字を垂れ流し、誰が見ても「もう無理!!」な状況まで行って
株主価値は0となるのです。

ですから、理論上は私の公式でOKなのですが、
実践的には、業績が悪化し続けている企業を、
少々割安だからという理由で買いに回るのは、
カネをどぶに捨てるようなものと言えるでしょう。

しっかりとしたストーリーを持って、
業績回復が確認できない限り、
投資対象外と考えるのが、
多くのバリュー投資家が教えてくれる「投資のコツ」なのです。
(たとえ、すばらしい優待が貰えるとしても・・・)

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循環株が想定している未来

最後に循環株=景気敏感株です。

以前は、好きでしたね。
ゲーム性が高いんですよね・・・。

しかも、騰がるときは、まさにお祭り状態で、
舞台の上でワッショイ!!ワッショイ!!

高揚感が体全体にしみわたります。

反面、一たび何かが変わって下げ始めると、
今度は舞台の底が抜けたようになり、
みんな一斉に地面に叩きつけられます・・・。

(何年か前にずいぶん日本でも紹介された)
プロスペクト理論によれば、
損失は同じ大きさの利益に対して2.5倍のインパクトを
人間心理に与えるそうですから、

祭りの大きな高揚感は、一転、その2.5倍の絶望感に変貌し、
ほとんどパニックとなって、我先にと売りに走りだし、
残念ながら、その中に自分も含まれているわけです。

このゲームで勝ち続けるのはマジで難しい・・・。

これが、私の20年以上の投資経験からくる率直な感想です。

もちろん、いったいどの未来を織り込んでいるのか?

そんなこと、正直、私も分かりません。

念の為、政府が発表する景気動向指数の内、CI指数(一致指数)と
世界から景気敏感株と見られている日経平均とを比較してみましょうか?

景気動向と株価

ちょっと時間が無い中で無理やりくっつけたので見にくい資料ですが、
赤が景気動向を表しているとされるCI指数(一致指数、内閣府資料から)、
黒線が日経平均です。(msnマネーから)

うーん。
全体としては、関連性は認められるものの、
株価は、景気の未来を反映しているのだか、過去を反映しているのだか・・・。


これは、株価は<近未来の利益>だけの影響を受けていない証拠です。

株価 = 近未来の1株利益 /(金利 + リスクプレミアム)

リスク要因や金利要因が絡んでくるために、
全体としては、
業績要因に強い影響を与える景気との関連性は概ね認められるものの、
正確に一致することはないのです。

さらには、近未来といったって、
誰も本当に分かっているわけではありません・・・。

いったい、誰が、
ギリシャの首相が国民投票やるなんて言い出すこと教えてくれました?

株価が過去ではなく、
近未来を織り込もうとするのは間違いのない事実なんでしょうけど、
その近未来に何が起こるかは誰も分からないわけですから、

未来を織り込んでいるはずの株価だって、
正確に未来を写すことはできないのです。

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成長と投資法の関係

さて、想定する近未来について、
わかったような
わからんような説明をしましたが、
一旦ここでまとめてみたいと思います。

<成長株>
PEGレシオを一つの基準に考える。
この場合、想定される近未来は、
成長率に応じて数ヵ月先から3年程度先と考えられる。

ただし、ピーターリンチやテンプルトンが教えてくれるのは、
PEGレシオで計って大幅に割安な銘柄への投資である。

具体的には、PEG0.5以下が魅力的な水準という。

この場合、その銘柄が織り込んでいる未来は、
ほとんど現在~1年先程度となり、
そこから先の成長分を織り込んでいないことになる。

当然、そこから先の成長分が長期投資家のリターンとなるため、
年率20%成長企業からは少なくとも年率20%のリターンが
期待できるという戦略が意味を持つのである。


<衰退株>
理論上は、収益価値や解散価値から
企業価値の割安さを測定することもできるが、

ゴーイングコンサーンを前提とする限り、
業績の回復シナリオがハッキリするまでは、
長期投資家としては投資対象外とすべきであろう。


<循環株>
景気の変動を大きく受ける銘柄は、
長期投資対象として不向きである。

理由は株価の算定根拠となる
近未来の業績、金利、リスクの3要因を
個別企業に当てはめて
長期的な視点から推測することは
全く不可能だからだ。

この理由から
結局、循環株については
極めて近い未来を想定しながら、
状況変化に柔軟に対応できる
短期トレードが有効な投資法と考えられる。

しかし、このジャンルは世界中のプロや凄腕トレーダーを
対戦相手とするため、時間的制約を強く受ける
私のようなサラリーマントレーダーにとっては
有効な投資法とはいえない。

と、いうことになります。

ただし、短期トレーダーにおいても、
株価が業績要因と金利要因とリスク要因をベースに、
動いているという感覚を持つことは有効であると考えます。

もちろん、結局のところは、
株価は需給要因で決まっていくわけですが、

その需給要因の根底にあるマネーバランスは
金利要因とリスク要因が深く絡んでいるためで、

しかも、個別企業の人気について考えるとき、
それにもっとも大きな影響を与える要因として
業績要因があると考えられるからです。

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9勝1敗で全てを失う・・・

私の会社の別部門のD君の話です。

彼の仕事ぶりについては、
お世辞にも感心できるものではなく、
その場しのぎの対応以上のものは
期待できない状態です。

私も多少、業務上で関わりがあるため、
クリティカルな対応ができない彼に正直
「イラついて」いたのですが、

先日、彼の知り合いからその理由を教えられました。

なんと、D君は東日本大震災で、
資産の大半を失っていたというのです。

ただし、津波や放射能が原因ではありません。

D君は2~3年前からFXをやっていたようで、
震災の直前には1000万円前後まで
資金を積み上げていたというのですが、

(以前お話したC君の友人と言い、
 FXで1000万程度まで資金を増やす人は
 そこここにいるようだ・・・。)

テレビ報道で深刻な震災の状況が伝わると、
日本の未来に絶望したのか
円を売ってドルの買い玉をガンガンに積み上げて行ったのです。

FXをやっている方はご存じの通り、
結果は以下のようになりました。

D君の悲しい結末
(msnマネーから2011.3.11前後ドル円日足チャート)

ITバブル崩壊の時も、2階建ての信用取引で全てを失った投機家が多くいたし、
リーマンショック時も、同じようにFXで全てを失った連中が多くいて、
多くのメディアでその惨状が報道されたにもかかわらず、

今回、D君は、全く同じパターンで、
このゲームの落とし穴にスッポリとハマってしまったのです。

以下、リーマンショック直後のドル円レート
(この時も、マーケットから強制退出させられた者が多数出た)
無題
(同じく、msnマネーから2008年10月円ドル日足チャート)

株式投資の世界でも良く言われるように、

勝ち続ける投資家が必ずしも勝率が高いわけではなく、

逆にD君のように全てを失った投資家が
必ずしも勝率が低いわけではありません。

おそらくD君は、
それまでずーっと勝ち続けていたのでしょう・・・。

たった1回の負けで全てを失ったのです。

私自身も東日本大震災の直後は、(金額ベースで)
瞬間的にD君以上に資産を大きく減らしていました。
しかし、D君との違いは、
私はレバレッジをかけていなかった点です。

大きなリスクが表面化した時には、
値動きのレベル(ボラティリティー)が
平時の10倍以上に荒れ狂い、
しかも、それが短期的にどちらに傾くかは、
誰にも分からなくなるということについて、

長年投資をやっている人間は、
常識的に身についています。

しかし、D君のようなヒヨッコ投資家は、
全く無謀にもそこで大勝負に出てしまうのです。

本当の逆張り投資家は、まだ相場に力が宿っていて、
上へ下へとのたうち回っているようなタイミングでの勝負を好みません。

まさに私がブログを再開した時のような、
相場が完全に力を失い、
枯れきったような状態になるのを待っているのです。

ジョンテンプルトンがいう
100人中99人が降参するタイミング、

すなわち「総悲観」とは、
そんな雰囲気の時を指していると考えるのです。

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ベーブルース効果

昨日の記事を一部フォローしておきます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
重要なのは正解の頻度ではなく、
正解の大きさである。

「投資の科学」P29 
 マイケル・J・モーブッシン 日経BP社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この本の中では、
この法則をベーブルース効果と呼んでいます。

その心は、
「ベーブルースは多くのアウトを取られたにも関わらず、
 最も偉大な打者の1人として評価されているから」
だそうです。

株式投資においても、ベーブルースのように、
少々三振が多くても、ホームランを連発すれば、
勝ち組に入ることができます。

ただ、野球と違うのは、昨日のD君のように
小さなヒットを積み重ねても、
たった一つのアウトで全てがパーになる事もある点です。

これは、冒頭の言葉のように、

株式投資は、
1点差でも勝ちは勝ちとなるサッカーのようなゲームと違い、
1点差は1点差、10点差は10点差として
評価されるゲームだからです。
(正解の頻度ではなく、正解の大きさが重要)

1点差勝ちを9回続けても10点差で1回負けたら、
全てを失うのです。

逆に、1点差負けを9回続けても、
10点差で1回勝てば、勝ち組に入れるのです。

これは、長期投資においてはとても重要なポイントです。

以前から何度も書くように、
「長期投資するならデッカク狙え!!」
が基本なのです。

私自身の経験で恐縮ですが、
私も以前はいわゆるスウィングトレードから
1~3カ月程度の中期保有を基本としていました。

自分自身ではそれなりにうまくやっているつもりだったのですが、
ある日、自分が頻繁にトレードしてきた銘柄を、
仮にずっと保有していたらどうなっていたかを計算すると、
大変残念なことに、
ずっと保有していた方が、はるかに大きく勝っていたのです。
(以前、ビッグトゥモローという雑誌でも書いてもらいましたね。)

あの精神的苦労と時間はなんだったんだ!?

と考えた時、どうやら自分は、銘柄選びについては悪くないが、
小さな波をうまく捉える能力は低いということに気付いたのです。

これは、サラリーマンの強みと弱みの分析にもつながりました。

実ビジネスをやっているため、
強い会社をかぎわける能力や得意の業種を持っている点が強みであるのに対し、
仕事の合間にボチボチケータイでトレードやっても、
プロや専業トレーダーには勝ち目がないと観念したのです。

こうして、小さな勝ち負けにはこだわらず、
悪くても2~3倍、
うまく行ったら10倍が狙えるような、

つまり、正解の頻度より大きさにこだわる
大振りの長期投資法に転換したのです。

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日本の繁栄のカギ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日本はオーソドックスな調査に基づいて
投資をする人にとっては、悪夢のような国である。

悪いバランスシート、さえない業績、
途方もないPERで買われている株価の企業の例を
いくつも見てきた。

(中略)

日本株の中で唯一割安だったのは、
日本の将来の成長及び繁栄の鍵をにぎると考えられる
小型株であった。

「ピーターリンチの株式投資の法則」P92~94抜粋
                ダイヤモンド社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この記事は、バブル当時の日本の証券市場に対する
ピーターリンチの説明部分です。

よく、失われた20年などという話が出るたびに、
下のようなチャートが飛び出してきます。

正しく評価されない不効率
(msnマネーから日経平均長期チャート)

これを見て、
株価が1/5になったんだから、
企業収益も1/5になったんだろうと思われるかもしれませんが、
実際は違います。

当時と比べて、今の日本企業の収益はどれほども変わりません。

実はバブルの絶頂期にはPERは60倍だったのです。
(ソース:http://allabout.co.jp/gm/gc/14489/

で、今の日経平均のPERが13~14倍程度ですから、
下げの大半は、企業収益の悪化にあるのではなく、
株価に対する評価の変化にあると言えます。

ピーターリンチの言葉を借りれば、
オーソドックスな調査に基づいて投資をする人にとって
悪夢のような国から、普通の国に変わっただけなのです。

少なくともバブル期からITバブルまでの期間、
企業の実態と投資家の評価は常に大きくかい離していました。

将来収益に結び付きそうにもない技術や社会的変化をネタに、
実態と大きくかい離させながら、株価が急上昇する現象を
何度も何度も見てきました・・・。

この企業実態と株価がかい離してしまう現象こそ、
日本経済に悲劇をもたらしていると考えられます。

冒頭のピーターリンチの言葉が表しているように
本来、伸びるべきところに資金が流れこむことで、
日本の将来の成長及び繁栄につながるわけですが、

そうでも無いところに資金が流れ続けたことにより、
資本主義経済の発展メカニズムが狂い、
新陳代謝が衰えて、長期にわたる低迷を続けているように思えるのです。

今も日本の成長と繁栄のカギを握る小型株は、
大型株と比べて割安です。

今後、日本経済が発展するためには、
企業価値をより正しく評価できる投資家を増やすことが
非常に重要だと感じているのです。

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浮き彫りになる実力株

さてさて、言った通りのとんでも決算が次々と明らかになってきました。

日本を代表する国際優良企業と呼ばれる企業群が、
(この言い方は早くやめた方がよいだろう。投資家に誤解を与える。)
軒並み大赤字決算を連発しています。

震災、円高、タイの洪水に、世界不況と
今年の日本企業は、全く運に見放された感じです。

しかし、昔から「運も実力のうち」と言われるように、
そのような不運とは無関係に成長を維持している企業も
多く存在します。

最近株を始めたA君に、
「君の持ち株は景気の影響を受けやすいので注意が必要だ・・。」
うんぬんな話をした時、

「えっ?景気の影響を受けにくい株もあるんですか???」
と逆質問をされました。

多くの株の入門書には、
成長株と景気敏感株の分類はされておらず、

「景気を先取りする形で株価が動く」

といった説明が中心となっているため、
A君のような誤解が生まれたのでしょう。

「もちろん、あるさ。

 君もグリーという会社を知っているだろう・・・。
 君は景気が悪いという理由で
 あの会社の業績が悪化すると思うかい?

 あるいは、ファーストフードや介護関連企業、
 さらには葬儀屋や安売りのベビー用品販売みたいな企業も、
 景気に振り回されることはほとんどない。

 私は、もっぱらそういうのを投資対象としているんだ。」

この1年で非常に感心したのは、
多くの内需関連企業、特に小売り・サービス業者について、

実際に多くの店舗が被災したにも関わらず、
ほとんど長期的な業績成長の影響を受けなかった点です。

一方で外需産業の一部企業において
サプライチェーンが大きく毀損し、
業績を悪化させたのと対照的でした。

外需型の製造業者が、網の目のように部品供給ラインを構築しているものの
1か所でも網の目が裂けると、網が網として機能しなくなり、
そこから魚が全て逃げ出してしまうのに対し、

小売り・サービス業者のそれは、
点の集合として面的な広がりを持っているため、
1000個の点の内、仮に震災や洪水で30個毀損しても、
残りの970個は普通に機能する点において、
意外にも天変地異には強い構造を有していると
改めて気づくことができました。


リーマンショックの時もそうでしたが、
多くの外需依存企業が赤字決算や大幅減益となった結果、

逆に内需の小型成長企業の強さが
浮き彫りになる可能性が高まってきました。

私が最も嬉しくなる相場環境が整いつつある気がします。

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思い出したくない大学時代

先週の土曜日、たまたま出張と重なったので、
久しぶりに母校の大学祭に行ってみました。


10数年ぶりの大学はいろいろと綺麗になっており、
ちょっと違和感はありましたが、
模擬店や催し物は当時と大差なく、

全くパラレルワールドのようです。

違うのは自分が輪の内側にいるか?外側にいるか?

次第に当時の事が鮮明に思い出されるようになり、
だんだん気分が悪くなってきました。

大学時代は、来る日も来る日もギャンブルに明け暮れ、
留年を繰り返し、
そういえば、もう一人の自分が何かを語り始めたのも
この頃からです。

結局、ゼミで証券論を取って
「好きな株のことなら」とゼミだけは出ているうちに
明らかにそれまでのギャンブル仲間とは種類の違う
真面目なゼミ仲間たちの応援をうけて
ようやく授業にも出られるようになり、
何とか中退せずに卒業できたのでした。

ところが、じゃあ、当時のギャンブル仲間はどうなったかというと
これが意外にも悪い人生を歩んでいません。

ギャンブルを全面的に肯定するわけではないのですが、
ビジネスや投資の世界というのは、
ある意味、ギャンブル的要素が強く、
非常に不確実性の高い状況で、
(勝つ確率とリターンを高める努力をしながらも)
どこかでエイッと勝負をしていかないと
結局、ジリ貧です。

いつも一緒に競馬に行っていた友人が、
ある日大学を中退して競馬のアナウンサーになると言い出したとき、

マジか?

と耳を疑いましたが、

今では某有名競馬場のメインアナウンサーになっています。

彼は大きなギャンブルに勝ったのでした。

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どんな国も問題に直面している

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
実を言えば、どんな企業も問題に直面している。
市場にどれほど知られ、どれほど深刻なものか、
という点だけが異なるのだ。

企業にとって一時的と思われる問題は、
投資の絶好機に結び付くことが多い。

近視眼的な保有者が短期予想の変化に
あわてふためくことがあるからだ。

「テンプルトン卿の流儀」P66パンローリング社
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東京電力、大王製紙、オリンパス・・・

こんな立派な会社が・・・
こんなにもデタラメだったとは・・・

しかし、そのデタラメが明るみに出るまでは、
一流企業としてマーケットで評価されていたわけです。

同様に、上の文章の「企業」の部分を「政府」に置き換えても
事情はそれほど大きくは異ならないでしょう。

ギリシャからイタリア、さらにはフランスにまで、
疑いの目が向けられ始めました。

もし、この調子でどの国もこの国もはだかにされて、
返済可能性を徹底的に分析されたら、
あまりの恐ろしさにマーケットの参加者は
全員逃げ出していくでしょう。

各銀行が持つ洗練された融資基準を
各国政府に当てはめてごらんなさい。

どの国もこの国も次々と融資基準から外れるはずです。
(規模の項目を除いて、ほとんどの項目が0点だろう。
 しかも近年規模の項目の重要性が薄れている・・・)

しかし、そんなことになって、いったい誰が得をするのでしょうか?

金融システムの全面的崩壊がおこれば、
貨幣価値もほとんど無価値となるだろうから、
空売りしていた連中も手元には何も残りません・・・

世界中の金融機関は連鎖倒産・・・

パンを貰う為に配給の列に並ぶようなことになっても
しょうがないでしょう。

喧嘩するにも少々手加減しないと、
勝った本人も刑務所行きとなってしまいます。

もう、これ以上、
欧州叩きを続けるような事は大人のする事ではありません。

そろそろ、そんな恐ろしいものは、
見て見ぬふりをして、
適当に理由をつけながら株価を上昇させ、
資産効果を利用して世界景気の回復を促し、
税収を増加させて、
国債デフォルトの不安を和らげる方向に持って行くというのが、
大人のやり方というもんでしょう・・・。

結局、リーマンショックの時も、
その手法で何とかゴマカシ切ったじゃないですか?

私は買いのタイミングだと思いますが・・・。

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三井住友FGを買ってみた

昨年の今頃も、三井住友FGを持っていたのですが、
また、今年も買ってしまいました。

2000円まで待っていたのですが、
「さすがに、この辺が転換点かな・・・」
等と買いを入れてみたわけです。

三井住友を買ってみた

あまりに昨年のパターンと似てきたので、
買わずにいられなくなったんですね・・・。

10月21日記事「よく似てますね」参照
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-725.html

この記事の中で私は日経平均の8500円でラインを引いていますね・・・。
「一応、この辺が目安かな・・・。」
などと考えていたわけです。

すると、一昨日、その目安付近まで到着したので、
とにかく何か循環株系を買いたくなってしまい、
その日は一呼吸おいて、

昨日、狙いすましてメガバンクを買ったわけです。

いえいえ、金額は小さいですよ・・・。
1000株です。

私はあくまで小型成長株が基本なんです。

ただ、つい、自分の感覚が狂っていないか?
確認する意味で、
こういうのも時々買ってしまうんですね・・・。

で、昨晩のニューヨークとヨーロッパが高くなったので、
とりあえずは一安心しているところです。

さて、どうなります事やら・・・

また売ったらご報告しますね・・・。


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多様な投資法が日本を救う

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
マーケットは、
多様な投資家による相互作用が働くと
うまく機能する傾向がある。
逆に言えば、投資家の多様性が失われ、
多くの投資家が同じような行動をとろうとすると、
マーケットがうまく機能しなくなる。

「投資の科学」P198 日経BP社
マイケル・J・モーブッシン
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私がブログや本を出した動機の一つは、
当時、日本の個人投資家の多様性が失われているように、
強く感じたことにあります。

(当時は「投資の科学」を読んでいなかったので、
漠然とした不安感しかなかったが・・・。。)

その当時は、極端に短期トレードが流行り、
彼らの行動パターンを見切った
ヘッジファンドが彼ら(特に損切り)を狙い撃ちにした
相場操縦的な投資スタイルが強まっていました。
(ちょうど、ちょっと前のFXに似た状況だ)

ワンパターンな戦法が広く普及すると
それを狙い撃ちする戦法が新たに考えだされるということは
スポーツやゲーム、戦争等においては、
ごく頻繁にみられる現象なのですが、

どういうわけか、
日本の投資の世界では、一度、これが良いとなると、
極端にその方法が流行りだして、
結局、ほとんどの方がカモとなってしまうのです。

別に短期投資が悪いとか、
長期投資が良いとか、
国際分散投資は優れているとか、
そんなことを言うつもりは全くありません。

そうではなく、一方向に極端に偏る傾向が、
投資家にとっては危険なことであり、
マーケットにとっても全体の効率を下げ、
ひいては資本主義国家である
日本の衰退に繋がる一因と感じているのです。

私は常々その道のプロである
サラリーマン投資家が少なくなりすぎたことが、
投資家層の厚みを薄くし、
底の知れた日本の株式市場を成立させていると考えています。

本当は嫌が応にも会計の勉強をさせられ
業界の裏の裏まで知っているサラリーマンこそ
インサイダー取引に抵触しない範囲で、
自分の得意分野の有望企業を正当に評価し、
そこにギャップがあれば喜んで投資できる環境を
整える必要があるのではないでしょうか?

しかし、そこに行き着く為には、
あまりに高いハードルがあるので、
今回は入り口的な投資法、
ただし、永遠に入り口にとどまるのではなく
経験を積みながらステップアップできるようなものを
二つほど紹介させていただいた次第なのです。

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景気は良いですよね?

この2~3カ月でしょうか、
株式市場はすっかり欧州金融危機に目を奪われていますが、
足元の日本経済、
特に内需は相当に盛り返しつつあるのが実感できます。

私の本業は、内需部門ですが、
取引先も含めて「好調」の声があちらこちらから聞こえてきますし、
私が投資している内需小型株も業績はすこぶる順調です。

よく飛行機や新幹線に乗って長距離の出張をするのですが、
やたら搭乗率(乗車率)が高く、
先日もJR岡山駅で新幹線の予約席が満席の為、
仕方なく自由席に並ぶ長い列を見て驚いてしまいました。

急な出張では、人気のビジネスホテルも満室で取れない
(もしくは、やたら値段が高い部屋しか残っていない)
ケースが多く、仕方なく以前よく利用していたホテルに泊まっても、
朝の朝食会場は、ごった返しています。
(最近は朝飯がビジネスホテルにとっての重要な集客ポイントになっている)

夜の街も意外と賑やかで、
人気のお店を除くと「あいにく今日は満席です」
等という返事が返ってきます。

いったい、何がおこっているのだろう???

もちろん、内需と言ってもこれまで通り、
負け組店や負け組企業、人気の消えた駅前商店街に
好景気の風が吹いているわけではないのですが、
少なくとも、人気店や実力企業は、相当好調なのではないでしょうか?

この、
一方でとんでもなく悪い話(欧州金融危機)を耳にしながら、
一方で、やたら景気の良い話が出てくるという傾向は、

円高不況 & 日本の資産バブル
アジア金融危機 & ITバブル
ITバブル崩壊および世界同時多発テロ & 新興国バブル

の時もみられた現象です。

最初はみんな「はてなマーク×3(???)」なのですが、
次第に分析が進み、皆が納得した頃には、
大変な大相場に突入しているのです。

まだ、断言はしませんが、
今後、日本の内需が思わぬ強さを発揮して、
そこから意外な大相場が始まる可能性を
指摘しておきます。


日本の内需等と書くと、
「また何を寝ぼけたことを・・・」と思われる方もいるかもしれませんが、
たった1億2千万人の国民で世界第3位の経済大国を侮ってはいけません。

どうも、東日本大震災以来、
家族や仲間、チームといった「絆」の大切さを改めて確認した日本国民に、
まとまり感が出たのが原因かもしれません。
(なんとなく、年寄りが団体で動きまわっているような気がする。)

少なくとも、ギリシャや他の欧州諸国をみて、
「お前ら、一致団結しろよ!!」と思える程度には、
日本国民も大人になってきたといえるでしょう・・・。
(以前は逆だった。)

皆さんは身近な変化に何か気づいていないでしょうか?
(その辺に次の投資ポイントが隠れているかもしれない。
 次回以降、私の気付いた内需テーマを並べて行きたいと思います。)

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新幹線乗客数と国内搭乗数

昨日の記事では、思いつくままに書いてしまったのですが、
私の単なる勘違いか、あるいは偶然が重なっただけかもしれないと思い、
念の為、新幹線の乗客数と国内旅客数の直近データを調べてみました。

まずは、JR西日本の乗客数速報から
http://www.westjr.co.jp/company/ir/goriyou/pdf/12.pdf

確かに私の実感通り、新幹線の乗客数は前年同期比ずいぶん増えていますね。
少なくとも西日本は元気です。

で、こちらがJR東海
http://company.jr-central.co.jp/ir/passenger-volume/_pdf/000013370.pdf

西日本ほどではありませんが、8月以降、昨年同期比でプラスですね。

最後にJR東日本
http://www.jreast.co.jp/investor/monthly/pdf/report.pdf

このデータから新幹線の乗客数は分かりませんが、
10月以降プラスに転じています。

これだけ人が動けば、さすがにホテルが混み合うのも偶然ではなさそうです。

で、念のために、ANAの搭乗数を見てみると
http://www.ana.co.jp/pr/11-1012/pdf/111109.pdf

まだ上半期のデータだけですし、
月別路線別のデータが無いので判然としませんが、
少なくとも新幹線と競合しない
東京・大阪と北海道を結ぶボリュームゾーンの搭乗数や、
東京・大阪・名古屋と福岡を結ぶ便が
非常に堅調なことが分かります。

(ちなみに、新幹線の旅客量と飛行機のそれとの比較では
 圧倒的に前者が大きい。)

これらのデータと私の実感は強く結び付きます。

そうなんです。

景気が良いエリアとそれほどでも無いエリアがハッキリしているんですね。
「ただし、内需を中心に全体に底上げされつつある。」
というのが、私の実感であり、出張先で聞く景気の良い話とも一致するわけです。

特に、西日本の中心都市部と北海道は相当良くなっている感じがします。

もちろん、一つには、高速料金の休日上限1000円や
一部無料区間が無くなった影響はあるでしょう。

しかし、それを根拠に
東京や大阪から北海道や福岡に行く人が増えたことを、
説明するのはちょっと無理があります。

多少なりとも、データ的な裏付けが取れたので、
もう少し話を続けてみたいと思います。

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供給・販売拠点のリバランス需要

「東北の方には申し訳ないのですが、
 今、北海道はプチバブルなんです・・・。」

2ヶ月ほど前、北海道に出張したところ、
何人かの方から、こんな話を伺いました。

実は、北海道は農林水産業と観光が主要な産業なのですが、
これまでは地理的に不利だったことから、
より首都圏に近い北関東や東北地方との競合にやられっぱなし
だったというのです。

ところが、東日本大震災で状況は一変、
乳製品や農作物が、
これまでは引き合いの無かった関西地方も含めてオファーが入り、
俄かに活気づいているというのです。

(そういえば、先日近所にオープンしたケーキ屋さんも
 「北海道」生クリームをウリにしていた・・・。)

さらに首都圏からの節電&避暑旅行が観光地に
思わぬおカネを落として行きました。

(実際に行って食べると良くわかるのですが、
 北海道はカニや乳製品、ラーメンだけでなく、
 とうもろこしや蕎麦、アスパラガスといった普通のものが
 やたら美味しかったりします。)


話は飛びますが、2週間ほど前、岡山に拠点を置いている
某オフィス・商業施設向け建築資材販売会社の社長と飲む機会があって、
(直接的には私の仕事とは関係ないが、以前からお世話になっている方だ)
景気の話を振ってみると、
「実は、岡山の建設業界はプチバブル状態なんだ・・・。」
と、ここでも「プチバブル」なる言葉を聞いて驚いてしまいました。

北海道は、まぁ想像できたのですが、なんで岡山の民間建設需要が???

理由はこうです。

東日本大震災以来、関東に主軸を置いていた企業が、
東日本だけではリスクが高いと考えて、
西日本にも拠点を展開させようという動きがあり、

ところが、
従来、中国地方の中心都市だった広島は土地が不足していることと
四国地方とのアクセスが悪いことなどから、
岡山に進出してくるケースが増えているのが主因だというのです。

さらに、建設業界は長引く不況ですっかり淘汰が進み、
生き残ったこの会社に仕事が集中しているというわけです。

言われてみれば、私の保有している銘柄も、
「西日本での販売強化」をうたっているケースが散見され、
「なるほど」と納得したのでした。

この二つのパターンが典型的な景気の良い話(その1)です。

東日本大震災によって、
製造・供給・販売について企業が戦略を練り直し、
リバランスさせることによって、
思わぬところに思わぬ需要が発生しているのです。

一次産品の話は、北海道だけでなく
西日本でもよく聞かれる話ですし、

「大阪都構想」などという以前なら鼻で笑われたような話も、
今なら真剣に議論したくなるような変化が生じているのです。

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ドシャ降り続きの住宅・建設業界に光

震災からの復興需要狙いで、
住宅や建設関連株がずいぶん上昇しましたが、
実際、上半期の住宅・建設関連業界は好決算の連発でした。

典型的な例として、衛生陶器では圧倒的に強い
TOTOの決算短信を示しておきます。
toto決算短信

ええっ??
復興需要って、政策のモタモタと
放射能のせいで不発だったんじゃなかったの??

そんな声も聞こえそうですが、

現場から聞こえてくる声はちょっと違います。

まず、東北地方では、津波と放射能の影響が小さい仙台中心部で
リフォームや建て替えが進んでいるようですが、
それ以外の地域はそれほどでもありません。

一方で、東北以外の地域で、いろいろと景気の良い話が聞こえてきます。

どうも、あの痛ましい映像を見た被災地以外の人々が、
「うちは大丈夫なのか??」と心配になって、
耐震補強や建て替えに積極的に動いているようなのです。

私が聞いた話でも、

ずっと議論になっていた
老朽化した庁舎の移転問題が、
地震を機に一気に移転する方向に傾いたとか、

地震の強さをうたっているダークホース的な某ハウスメーカーが絶好調とか、

耐震補強を切り口に某リフォーム会社が絶好調とか、

みたいな話が漏れ伝わってくるのです。

確かに住宅エコポイントなどの政策的な後押しの期限が迫り、
駆け込み需要が発生したのも事実ですが、

どうも、似たような住宅支援制度は引き続き、
制度化されそうですので、
(特に、東北地方をより優遇した形になる見込みだ。)

家電のエコポイントのような急激な反動は
この業界に関しては、おきないような気がします。

ちなみに今、売れている住宅の3大要素は

1)地震に強い (耐震、制震、免震など)
2)省エネ  (太陽光、高気密・高断熱など)
3)絆    (二世帯住宅、家族のだんらんなど)

だそうです。

こんな事を考えているうちに、
ふとある銘柄を買いたくなってしまいました。(TOTOではない)

それで、つい、如何にもこれから反撃相場が始まりそうな三井住友FGを昨日売ってしまい、
(2009円買い⇒2073円売り)
そちらに資金を移動中です。
(たぶん、短・中期的には失敗だな・・・)

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再生エネルギーで町興し

わし、メガソーラーやってみようと思うんやけど、
奥山さん、どう思う?

某地元有力企業の社長との雑談の中から
こんな話題が飛び出しました。

この会社、数年前まであるビジネスでボロ儲けしていたのですが、
さすがにそんな仕事がいつまでも続こう筈もなく、
次のビジネスにメガソーラー発電を検討しているというのです。

ここへ来て俄にこんな話があちらこちらから
聞こえるようになりました。

技術力は高いが、国の志が低かったために、
他国に大きく出遅れてしまった
日本の再生エネルギー技術ですが、
ようやく、花が開きそうな気配です。

まだ、固定買取制度の詳細が決まっていないので、
検討段階の案件が多いようですが、
どうも、議論だけは全国的な盛り上がりを見せています。

当初は、自然エネルギーが
日本の電力の30%弱を占める原子力発電の代わりには
成り得ないという議論もありましたが、
これだけ原子力発電所が停止しているにも関わらず、
節電やら省エネやらで何とか回ってしまっているだけに、

再生エネルギーでいけちゃうんじゃない?

みたいなノリになってきているのです。

もちろん、裏にはこのチャンスに一儲けしようという動きが
活発化しているわけですが、

太陽光にせよ、小水力にせよ、バイオマスにせよ
自然エネルギーというのは、1ヶ所では少量の発電しかできないため、
全国に点在させる地産地消型の仕組みとなるのが、
多くの地方自治体や地元有力企業にとっては好都合なのです。

我が町でも、我が県でもと、
地方自治体が積極的に勉強会や検討会を実施しています。

ただ、よくよく聞くと、
少々荒唐無稽な感じがするプロジェクトもあり、
ある意味、ITバブル当時のような
わけも分からず、大騒ぎしている感じもしますが・・・。
(バブル好きの株式市場にとっては、
そういうやつの方が都合がよいかもしれない)

ちなみに、この制度は、
今後、新たに自然エネルギーを増やすことを目的としており、
先行して事業を実施してきた企業にとっては、
少々肩透かしを喰らった感じになっています。

むしろ、ソーラーパネルや小型ボイラー等を供給する側である
設備投資関連企業にプチバブルがやってきそうです。

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小ネタですみません

誰にも邪魔されない早朝が私のブログ更新タイムなのですが、
娘が熱を出したり、出張で深夜に帰ったり、
娘の看病で出来ていなかったことを奥さんに頼まれたりで、
今日は起きられませんでした・・・。

仕方ないので昼休み中に更新しています。

小ネタですみませんが、地方に行ってよく流行っている店は、
そこでしか食べられないものを提供している店ですね。
大入り満員です。

そこで、最近、食べた地方ならではのものをちょっぴり紹介します。

岡山で食べたあらじゃこなるもの
正解:あなじゃこ
20111201_122755.jpg
これ、岡山名物のしゃこなんですが、
脱皮したてのしゃこをまるごと揚げているものです。


かなり日本酒にあいます。

失礼しました。
よく調べずに、解説してもらった方の言葉を鵜のみにして記事にしてしまいました。

以下、読者さんからの解説です。

 
これは「アナジャコ(穴蝦蛄」ですね。
河口干潟ならだいたいどこにでもいます。
「筆」で釣るというおもしろい漁法で捕まえる(素人でも簡単安全に出来る)ので、
各地で(東京湾でも)潮干狩りの娯楽になっています。
ネット上でアナジャコ漁の方法が紹介されています。
小さいお子さんがおられるようですので、
もしご家族で海に遊びに行かれる機会があれば、
アナジャコ漁はオススメです。
(コストも100円ショップで何本か筆を買うだけなので、リーズナブル&実利的かと)


ええええっ!!!全然知りませんでした。大変失礼いたしました。
しかも、筆(ふで)で釣るとは・・・。

ついでにウィキもはりつけておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3

知る人ぞ知る料理でしたか・・・。
いや、40年以上生きてきて初めて知りました。


次、長崎の対馬で食べたあなごの刺身
20111201_125005.jpg

左は普通のあなごですが、右側の白いのがあなごの刺身。
地元の方いわく、あなごは相当新鮮じゃないと刺身にはできない。
ここじゃあ、そんなあなごが食えるんだ。
とのことでした。

で、次・・・と思ったら、良い写真がありませんでした。
(どてっ。)

グルメブログじゃないので、意識して撮ってないんですよね・・・。
(上のあらじゃこも画像悪いし・・)

高知県四万十市で食ったチャンバラ貝、
大分県佐伯市で食ったゴマだしうどん、
長崎県大村市のゆでピーあたりを撮っておけば良かった・・・。

もし、そういうところにいかれることがあったら、
思い出してみてください。


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長期投資家は長期業績トレンドを見ろ!!

身近な景気に関する話をしてきましたが、
あと二つほど気になる傾向があるのですが、
私の本業にあまりに近いのでやめておきます。

さて、ある読者さんからご質問がありましたので回答します。

が、先に断わっておきますが、
前回は、私の保有銘柄の公開をずっとしてきましたが、
今回は、少なくとも小型株については、
私が持っているとか、売ったとか、あるいは買い始めたとか、
そういうことをリアルタイムで書くことは一切やめますので、
悪しからずご了承ください。
(もう一人の自分が強く拒絶するのです。)

で、今回のご質問は、以前このブログで紹介した

コインパーキング会社のパラカ(4809)という銘柄の
(今、私が保有しているかどうかは知りませんよ・・・)
株価について長期的にどう見たら良いのか?

というご質問です。

長期投資にもいろいろな考え方がありますが、
私が実践している投資法においては、
「企業の成長パターン(再現可能な勝ちパターン)が崩れない限り、
 ずっと保有する。」
という戦略を基本としています。

天変地異や疫病、金融危機、政治の混乱・・・

こういうのは基本無視。
勝ちパターンが崩れていない限り、
むしろ、買い増しのチャンスととらえます。

逆に、電気自動車が普及したら、
コインパーキングで充電するようになるといった
いわゆる「思惑」とか「買い材料」みたいなのも、
無視はしませんが、重視はしません。

では、コインパーキング会社のパラカの長期業績と
株価の関係を見てみましょう。

パラカ長期トレンド

テンプルトンやピーターリンチといった偉大な投資家が教えてくれるように、
「株価というものは、業績の悪化には過剰に反応するが、
 業績が好調であれば、長期的には連動していく」
という法則がよくあらわれていますね。

また、短期的な思惑や全体相場につられて、
長期トレンドとは別に、
短期的には結構激しく上下動していることもわかります。

しかし、この数カ月単位の上下動にイチイチ反応していたら、
長期投資は成立しません。

そうです。鈍感力を養うのです。

あと、上のグラフのように、四半期ごとの数字で検討する必要があります。

やり方は簡単。

四半期ごとに公表される決算短信から、
一四半期前の数字を引いてやればよいのです。
(ただし銘柄によっては極端に季節要因に左右されるものもあるので、
 その部分は修正して検討する必要がある。)

尚、最近私が買った本に
「となりのバフェットがやっている凄い投資」ダイヤモンド社
マシュー・シフリン著

というのがありますが、
ここで出てくる多くの成功者も基本的には同じような戦略を採用して
年率20~30%の長期リターンをあげています。
(細かくは、得意分野や企業の評価方法に違いがありますが・・)

いずれにせよ、この1年間のような動きは、
業績が良かろうが悪かろうが、
震災があろうが無かろうが、おこりえることですよ・・・。

この手の小型成長株と本気で付き合うなら、
少なくとも3年間くらいの投資期間を設定すると良いでしょう。

あと、私に聞くんじゃなくて、
ご自身で判断できるようにして頂きたいと思います。


ううっ。昨日頑張って昼休みに更新したのに
人気ブログランキングはりつけるの忘れてた・・・。(痛恨の極みじゃ~。)
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北海道への道すがら

今日から北海道へ出張です。
私の住んでる西日本の某田舎町から、
北海道は少々遠く、
早朝5時に電車に乗って空港に向かう途中の更新です。
(こちらではあり得ないレベルに着込んでいる。暑い。)

向こうは明日から暴風雪だそうで、
正直、予定していた仕事ができるのか気になるところですが、
私のような現場型の企画部門で仕事をしている人間は、
そういうハプニング時に、
製品や流通がどういう影響をうけるのか?
実地で確認できるのは、むしろラッキーです。

とはいえ、以前、大雨の日に現場に行って
危うく帰れなくなりそうになったこともあり、
少々不安ではあるのですが・・・。

で、まずは訂正です。

2日前の記事で、
岡山の独特のシャコ料理について説明しましたが、
とんだ勘違いでした。

「あら」ジャコでなく、「穴」ジャコが正解で、
岡山に限らず、全国的にいる生き物だそうです。

大変、失礼いたしました。

とはいえ、郷土料理としては、岡山が有名なようですが・・・


しかし、そう言われてみれば、出張先で、
いろいろと郷土料理を食べさせていただく機会も多いのですが、
「ここでしか手に入らない素材でできたもの」というのは、
滅多にありませんね・・・


大抵は、比較的広範囲でとれる素材なんだけど、
「そんな料理はこの辺だけ」っていうケースや
ほかのエリアにもあるにはあるけど、
「この町だけは異常にそういう料理を出す店が多い」
結果、競争が起こって、おいしくなるパターンが多いですね。

岐阜県飛騨高山で食べた蜂の子(といってもサナギ)や
愛媛県新居浜市のフグザク(フグの皮をつかった料理)、
対馬のあなごの刺身なんかも前者です。

一方、多くのB級グルメが後者ですよね。
ホルモンうどんやせんべい汁、
大村のゆでピー(茹でたピーナツ)なんかも、
まぁ、B級の類いだよな・・・

あと、B級にも辿り着かないC級みたいなのもありますね。

これは、東の盛岡、西の別府といわれるほど有名な、
(といってもそんなキャッチフレーズ行ってはじめて聞いたが・・・)
別府冷麺です。
20111203_055027.jpg

正直いって、盛岡の方が洗練されてるかな?
まぁ、ハマる人はハマると思いますが・・・

次は、日本3大チャンポンの一つ小浜チャンポンです。
(たぶん。長崎チャンポンもいろいろ食べたのでそれだったらごめんなさい)
201109152029000.jpg

これは、結構うまかった記憶があるんですが、
どんなだったか、思い出すことができません。
(飲んだ呉れたあげくの締めだったので・・・当然、画像も悪い。)

だいたい、日本3大うんぬんなキャッチフレーズの場合、
大抵、他の二つはとっても有名で、
ここのは「もうひとつ」な場合が多いですよね・・・
(東の何々、西の何々も同類)

もっとも、3大チャンポンは、
長崎がめちゃ有名で、残りの二つはあまり知られていませんが・・・
(しかも3つとも九州西部に片寄ってるし・・・)

うーん、俺もテキトーな誰かと組んで、
勝手にさわかみファンドの澤上さんの名前使って、
日本3大長期投資家を名乗ってみようか知らん?

って、確実に怒られるな。

やめときます・・.・。

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政策に売りなし

20111204_081024.jpg
北海道は雪です。(写真はホテルの窓から)
まぁ、今のところ暴風雪ではありませんが・・・。
(以前、秋田や岩手で爆弾低気圧に会って、
仕事どころではなかったことがあり、
それを想像していた。)

さて、日本の景気について書きかけて、
尻すぼみになっていたので、
一応、まとめておきます。

1)日本の内需は決して悪くない。
2)今後、震災復興及び自然エネルギー需要が具体化してくる。
3)直接、震災や自然エネルギーに関係ない内需企業も
間接的に好影響を受ける可能性がある。
4)主役は太陽電池
5)サブ的に、建設(復興・太陽電池敷設)、重電機・重機械(復興・風力・バイオマス)、
住宅(復興・太陽電池・省エネ)、旅行(絆)
6)さらに本格的な内需拡大に成功すれば、
不動産、小売り、サービス、金融あたりまで広がりを見せるか?

たぶん、不発で終わるということはないと思いますよ。
問題は山がどれだけ高いか?
裾野がどこまで広がるか?です。

ずっと外需だのみの相場でしたので、
輸出関連はシコリが大きいし、
為替とヘッジファンドに振り回されるし、
日米欧の金融機関からの売りも継続すると考えると、

ずっと相場の外で枯れきっており、
シコリも小さく、為替の影響も小さく
ヘッジファンドも忘れている内需関連は、
とても魅力的です。

まさに、「政策に売りなし」を素直に信じて良い局面では
無いでしょうか?

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太平洋戦争開戦70年

2夜連続のNHKスペシャル
「証言記録 日本人の戦争」を見ました。

戦時中のあまりに悲惨で過酷な体験を
次々に老人達が語ってくれる番組でした。

誰が悪いというわけでもないのですが、
皆、何らかの強い後悔の念を持って
生きてきた方ばかりです。

その中で何度も出てくる
ある人物に自分が重なってしまいました。

その方、ある村の学校の先生なんですが、
国を信じて多くの村の若者達に戦争へ行くことを推奨し、
結果、村の大半の若者が戦死したという悲しい話です。

私も学生時代、友人や後輩たちを誘って
毎日のようにギャンブルばかりをやっていたのですが、
彼らの中には結局、大学を中退していくものも何人かいて
「自分があんなに誘ってしまったのがいけなかった」
と、心のキズのようになっているのです。

そして、今は株式投資などという危険な戦場に
人々を誘うようなこんなブログを続けていて
本当にそれで良いのか?

自問自答があるわけです。

うん?

借金、身の丈・・・


もう一人の自分がこんなことを言ったような気がしました。

そうですね。

株式投資も身の丈にあった範囲で、
大きな借金(信用取引)をしない限りは、
命や家族までは奪われませんね・・・。

大王製紙の元会長も借金さえしなければ、
あんな問題にはなりませんでした。


このブログで扱っているような
長期集中投資においては、
戦略上、信用取引は不利です。

いつまでもいつまでも待つなんてこと
出来っこないからです。

私も少々は信用枠も使いますが
投資額のの2割り程度まで
自己資本比率80%までというルールを
持つようにしています。

ずいぶん前に投資額と同額規模まで信用を積み立て、
完全に読みが外れて
危うくスッカラカンになりかけた経験があるのです。

信用枠は、銘柄入れ換え時に現引き前提で使うか、

数ヵ月以内の短中期投資を最初から意図して勝負するときだけ
使うようにしています。

その時は、早めの利確、早めの損切り・・・

結局のところ、
借金が投資家を短期トレーダー化させるのでしょうか?

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