旧)エナフンさんの梨の木
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奥山月仁

Author:奥山月仁
サラリーマン投資家

年率20%リターンを目指す長期投資法。

↓以前書いたファンダメンタルズの本です。
1.jpg

世界一やさしい株の本(中経出版)



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ALサービス決算発表

2月10日にALサービス(3085)の決算発表がありました。

最終数字だけみると、無難な決算に見えますが、
内容を良く見ると、驚きの好決算だったことが解ります。

それでは、一緒に内容を見て行きましょう。
ALサービス決算分析

表の説明からしますと、(以前やりましたから解りますよね。)

①一番上の表は、毎四半期ごとに発表される決算短信から主要な数字を拾い出します。

②しかし、この数字は、
例えば、第3四半期であれば、1~9月までの9か月分を示す数字ですので、
直近の3ヶ月分だけの数字を計算する必要があります。
やり方は簡単、直前の決算短信の数字を引けば良いんでしたよね。

③最後にそれぞれの数字が売上に占める比率を出して、
率としては何が変動しているかをチェックします。

慣れれば簡単でしょ。

私のようにエクセルにでも都度入力しておけば、すぐ数字が出ますよね。

それでは、今回の決算数字のポイントをまとめると、

・営業利益が大きく伸びた。原因は、売上の増加。
 もし、今後、全く成長しなくても、通期営業利益10億が見える。

・負の遺産を大きく償却した。その額1億以上。
 コレがなければ、とんでもない好決算だった。
 もう、負の遺産はどれほども残っていないだろう。
 2009年度はかなり期待できる。

・08年6月期の急激な販売管理費の増加は異常値だ。
 どうやら固定費に関係ありそう。
 新入社員の増加や、正社員への給料増加も影響していると思われる。

と、いったところでしょうか?

2009年度は、不況が異常なレベルに深刻化するとか、
この会社が、異常なレベルで出店速度を上げない限り、
期待できると考えてよいでしょう。

また、ここへ来て客単価が低下していますが、
これは、前回不況時にマクドナルドや吉野家でも見られた現象ですね。
(当時マクドナルドはハンバーガーを65円で売ってライバルを恐れおののかせた。)

ですから、かつやの客単価低下は、
価格競争力を武器に、集客を高めるこの手の業種には、
むしろ、良い傾向と考えてよいでしょう。

「本来の姿で勝負できている!!」と感じます。

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スクラップ&ビルド

企業が大きな損失を出したにもかかわらず、
株価が大きく上げることがあります。

この時のキーワードは、決まって「負の遺産」です。

もし、その損失がダメダメ事業からの赤字垂れ流しであれば、
まず、株価は騰がりません。
「負の遺産」をまだ背負っている状態といえるでしょう。

一方、大赤字は苦しいものですが、
思い切って「負の遺産」を処分することによって発生した赤字であれば、
「今後は良くなる!!」と、マーケットは好感して、株価も騰げ出すのです。

それでは、質問もありましたので、もう少し詳しくALサービスの決算を見てみます。
今回のALサービスの決算はなんと言っても「負の遺産」がキーワードですからね。

今回、ALサービスは思い切って、1億円以上の特別損失を
処理してきました。
これも、第3四半期の決算短信と通期の決算短信を比較することで解ります。

一つ前の第3四半期決算の損益計算書から、特別損失をみると、
AL第3四半期特損
24百万円ほどの特別損失ですね。

コレに対し、今回発表された損益計算書をみると、
ALサービス決算特損
143百万も特別損失が出ています。(その差119百万を第4Qに処理したわけです。)
その最大の原因が店舗閉鎖損失というのも解りますね。

では、どういう店舗を閉鎖したのでしょうか?
月次速報を見ると年末にかつやの店舗数が1店舗減っているのが解ります。
決算前でもちょっとは特損が出ると睨んでおかないといけませんね。
けど、1店舗で1億もの損は出ません。

よく読むと、決算短信の中にちゃんと説明がありました。
ALサービス特別損失理由

アンダーライン1のところに書いてますね。
なんと、この会社、当年度中に挑戦した新業態の「とん彩や」や「岡村屋」を処分しています。
減価償却なんてどれほども済んでいませんから、大きな赤字が出るはずです。

コレは大変な決断ですね。

普通はもう何年か様子を見て、結局赤字がかさんで「やーめた!!」となるのですが、
1年も経たないうちに、とっとと見切りをつけてしまいました。

アンダーライン2をみると、
今後の新業態展開は当面、てんぷら一本で行くみたいです。

ここに限らず、スクラップ&ビルドというのは、外食では超重要な戦略の一つです。
悪いところはサッサとやめて、いいところに力を入れる。
(株でもそうですよね。いくら長期投資家といっても、ダメだと解っているのに、
その会社の株をいつまでも持っていたのでは、まず勝ち組には入れません。)

ですから、ある程度外食を解っている人間が今回の決算をみると、
「この会社、なかなかやるな!!」と判断できるのです。

決算報告では、何もかも本音で書くわけにはいきません。
けど、数字と文章を見比べれば、何が言いたいのかはある程度わかりますよね。

あえて、今回の決算を私なりに読み替えると、こうなります。

「これまで、(とんかつへの集中依存はリスクが高まると考えて、)
新業態をいろいろ検討してきましたが、正直、うまくは、いっていません。
一方、ここへ来て、不況の追い風を受けて、主力の「かつや」はメチャメチャ儲かり始めました。
こうなったら、他をやってる場合じゃありません。
儲かっている「かつや」に全力投球で行きたいと思います。
1億の特損は痛かったけど、いつまでもダメな仕事をやる気はありませんから、
トットと止めときました・・。
その辺は株主さんもご理解ヨロシク!!
まぁ、一応、新業態専門の部隊もいますので、
その連中には(まだマシな)てんぷらでもやらせておきます。
という事で、今期は期待しちゃってください!!」
と、なるのです。

もっとも、短期投資中心のマーケットがどう反応するかはわかりません。

仮に、今、私が書いたような内容が正しかったとして、
それがマーケットに広く認知されるのは、
例えば次の四季報が出てからだったりしますから・・・。

>がくさんへ、ご質問の回答はこんなもんでいかがでしょうか?

↓ALサービスの株主の皆様ありがとうございます。
↓おかげさまで2位キープです。
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ハイディ日高にみる理想の外食成長モデル

以前の私は、本業で、年間100人以上の中小企業の社長と接触して、
ある専門分野でのアドバイスをするような仕事をしていました。
(おかげで、経営者とはどういう生き物か?それなりに理解できるようになりました。)

しかし、経営者と接しているうちに、「専門分野の知識だけではダメだ!!」
と気付き、経営の勉強をすることにしました。

毎晩、会社を終わると、まっすぐに「資格の大原」に直行して勉強をしたのです。

で、そのときの私の先生が、外食を専門とした経営コンサルタントだったので、
外食の経営スタイルについて少し詳しくなれたわけです。

その授業の中で、実例として、「ハイディ日高(7611)」の経営分析をしたことがあります。
(たぶん、その先生がここのコンサルもやっていたのだと思います。ずいぶん詳しかった。)

ハイディ日高、首都圏の方は、ご存知ですよね。
中華そばの日高屋。
(「安くて、うまい」までは行かないまでも、味も悪くはない。)

この会社、ピーターリンチ的観点から見てもかなり理想的に成長しているので、
アークランドサービスにとってのベンチマーク(目指すべき理想の実例)として、
ちょっと決算内容を見てみましょう。
ハイディ日高
(2008年2月期のハイディ日高有報を一部加工)

売上は年率10%~20%程度を維持した結果、
利益の方は5年で2.4倍になってますね。

PERは常識的に推移しているので、
株価の方も当時と比較して2倍程度ですが、
今では東証1部上場企業にまで成長しています。

ピーターリンチは、「外食企業の成長はあまり早すぎてもいけない」と教えてくれますが、
この会社、概ね、営業キャッシュフローの範囲で、出店を進めているので、
財務は痛んでいないですね・・・。(自己資本比率は64.8%)

私はアークランドサービスに「こんな感じで成長して欲しいな・・。」と
イメージしているのです。

しかし、アークランドサービスの現在のPERは5~6倍程度ですから、
株価はハイディ日高より高い成長が見込めます。

常識的なレベルである20倍前後まで戻したとして3~4倍。
ハイディ日高程度に成長したとして、5年で2.5倍。
両方を掛け合わせると、7~10倍高が狙える!!

と、大化けを狙っているのです。
ただし、時間は5年がかり・・・。

買い煽りはしないつもりなのですが、
私のブログの読者さんは、ALサービスの株主が多く居ますので、
他よりも詳しく説明しています。
ただし、あくまでも投資は自己責任でお願いします。
「私に騙されているかもしれない。」と思って、
一歩引いて読んでいただければ幸いです。

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2月末成績発表

今日は月末のお化粧買いみたいなのが入りました。

私のもっているDVxもたぶんそれだな・・・。
DVxチャート0227
(ただ、ここへきて株式新聞に取り上げられたりで、出来高が増えてきたのは注目ですが・・・。)

と、いうことで、ちょっとその分は割り引かないといけませんが、
先月末に比べると、5万円ほど増えました。
0902実績

もちろん、最大の要因は、ALサービスですね。
好決算で株価が戻して、久しぶりにプラスに転じましたから・・。
ALサービスチャート0227

リーマンショック前に買って、今、プラスですから、
良い銘柄でありさえすれば、ずっとホールドも悪くないでしょ・・・。

えっ?途中で売って、底値で買い戻せばもっと良かった?

はいはい。普通はその逆。
底値で売って、戻りで買い戻すのがオチでしょ。

もっと悪いのは、底値で売って、ほかの銘柄でもっと損をして、
結局、買い戻せなくなる!!

こういうのをなんて言うんでしたっけ?

はい、みなさんご一緒に!!

「花を引き抜いて、雑草に水をやる。」

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3月末結果発表

0903実績

さて、今月は株は全般的に好調でしたね。
日経平均は、2月末終値から3月末終値までで7%強の上昇です。

「相場は心配の壁をよじ登る」格言のような1ヶ月でした。

皆さんの中にも、今月だけとれば、
1割以上儲かった方もたくさんいらっしゃるでしょう・・・。


ただ、私のポートフォリオは、前月末に比べると、1万ちょっとの回復です。

1月、2月に先行して騰げた分、今月はおとなしかったですね・・・。
まぁ、減ったわけではないので、良しとしましょう・・・。


で、ご覧の通り、中国株の投信を買ってみました。

これだけ、中国、中国と言っておきながら、
ブログ上で運用しないのも変かなと思い、
ワークマンを泣く泣く売って、乗り換えです。

もっとも、私自身は中国語なんて全くわかりませんし、
中国に仕事で行くこともありません。

中国との接点なんて、
せいぜい、町田や銀座で少々やかましい中国人ママの店に行くくらいです。
(それすら、地方に引っ越してからは行く機会が無くなった。)

そんな私が個別銘柄選びしても、現地に詳しい方には、まずかないませんから、
ここは銘柄選びはプロに任せて、平均的な中国株上昇の恩恵を受けようという作戦です。

そうです。
「分散」の恩恵をいただこうというわけです。


しかし、ちょっと買い方に失敗しました。

全く同じ投信を2回に分けて買うのは良いにしても、
口数で買って、金額で買ったため、表示が二つに分かれてしまいました。

ブログ的には、見苦しい・・・。(タイミング見て売るか。)


あっ、そうそう、
あと、ALサービス、パイロット、三菱鉛筆から、配当が届きました。
コメ兵の分まで合わせると、これまでで、9000円ほどの配当収入です。

もっとも、この分は、再投資せず、私のおこずかいにしておきましょう。

私の奥さんは、私がどれほど株で儲けたとしても、
「そのうち、失敗するでしょ!!」と言って
おこずかいを上げてくれることはありません。

唯一の楽しみが、配当なのです。

さっそく、そのカネで、週刊ダイヤモンドと、エコノミスト誌と、東洋経済誌を3冊まとめ買いしました。
今週はどういうわけか、読みゴタエのあるお勉強ネタを3誌とも揃えてきたのです。

さて、ダイヤモンドから読むとするか・・・。

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ALサービスの今期

さて、ピーターリンチが出てきたところで、分散投資はいったん終わりにします。

ピーターリンチが言うように、銘柄数や、景気動向うんぬんよりも、
自分が持っている株のストーリーをチェックすることが重要なわけですから、
元に戻って、持ち株のストーリーチェックをしましょう。
(何度も言いますが、良い株は他にもいくらでもあります。参考程度でお願いします。
 単に私が大量の株を売り抜けたくて、買い煽っているだけかも知れませんよ・・・。)

それでは、このブログの読者にはALサービスの株主が多いので、ここを取り上げます。

アークランドサービス月次0902
(ALサービス公式サイト月次速報から)

今年に入ってからも順調ですね。
直営店の売り上げは二桁増収ペースですし、既存店も前年比プラスです。
(2月は昨年が閏年の関係で100%を切っていますが実質はプラスです。)

ライバルと比較しても好調さが際立ってますね。
http://www.fb-soken.com/page361.htm

こちらは、ALサービスの決算説明会資料から
かつや既存店状況

この会社の魅力は何と言っても、その未完成度です。

もし、イオンのような会社の株を今から買ったとして、
いったい、どれほど成長余力が残っているでしょう・・・。
やれることはやりきっていますから、
成長余力という点では、魅力的とは言えません。

その点、ここは良いですね。
まだまだまだまだ・・・・・・・・・・・、足りないところだらけですから。
それだけ成長余力があるわけです。

たとえば出店状況
かつや出店状況
(ALサービス決算説明会資料から)

まだまだ隙間だらけ。
今の、5倍は出店できそうです。
他のエリアで儲かっているビジネスモデルを別なエリアに出すだけですから、
極めて成功確率の高い戦略をいたるところで試すことができるわけです。

時間帯別の戦略では、
かつや成長戦略
(ALサービス決算説明会資料から)

まだ、朝食に取り組み始めたばかり・・・。

マクドナルドは朝マック、吉野家は朝定で、ずいぶん前に売り上げを伸ばしました。
他社がやって成功したことをマネするだけですから、
かなり成功確率の高い戦略と言えるでしょう・・・。
(朝から、メンチカツを出しているようです。豚汁定食は無いようですね・・。私の予想はハズレです。)

そして、本年の出店計画
ALサービス出店計画
(決算説明会資料を一部加工)

昨年は急激に出店数を加速させたため、その分、出店コストがかさみ、
短期的な利益はそれほど伸びませんでした。(それでも大不況の中、大健闘ですが・・。)

今年は、直営店の出店ペースも巡航速度に落としてきました。

そうですね。
出店コストが昨年並みなら、利益の方は大きく伸びるはずです。

会社側の説明を、額面通りにとらえるならば、
ストーリーの方は全く問題なさそうです。

では、数字の方はどうなっているでしょうか?
いくつかの疑問点もありましたね。
次回は有価証券報告書をチェックしてみましょうか・・・。

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ALサービス前期検証

それでは、ALサービスの有価証券報告書に移ります。
以前、このブログで書いたように、決算短信だけでなく、
この有価証券報告書を読むようにすると、より詳しく、企業の実態が見えてきます。

この会社は財務内容は全く問題ありません。無借金経営です。

気になるのは、損益計算書の方でしたね・・・。
再度確認しておくと、
ALサービス経常まで
売り上げに対する販売管理費の伸びが大きかったのが問題です。
出店コストがかかったとの説明ですが、ちょっと気になりますね。

ALサービス最終利益
そして、1億以上の特別損失・・・。
新業態の失敗が原因でした。

で、会社側の説明を読むと、
ALサービス説明
販売管理費は主に人件費の伸びが原因とのことです。
(特損は、書いている通りでしょうね・・・。)

念のため、損益計算書の注釈を見てみると、
人件費の伸びが主因
確かに人件費負担増が、主因ですね。

それでは、人件費は去年と比較してどうなっているでしょうか?
これも昨年の有価証券報告書と比べることでわかりますね。
ALサービス人件費の怪
正社員の給料の伸びは、まあ、こんなもんでしょう・・・。

ちょっと、勤続年数が短いのは気になりますね。
結構、仕事がきついのか・・。
最近の若い方は、辛抱が続かないのか・・・。
まぁ、若い中小企業なので、いろいろあるんでしょう。

で、一番気になるのは、アルバイト数の増加ですね。
売り上げの昨年比が111%なのに、アルバイト数が昨年比116%はよくありません。

その原因を確認しておく必要がります。
店舗数の伸び

確かに期末店舗数は昨年比116%ですから、アルバイトも116%で良い。
かというとそうでもありません。

なぜなら、店舗数に応じてアルバイトが増えたにも関わらず、
売り上げは、アルバイト数ほどは、増えなかったことを意味するからです。
(注釈で、「アルバイト数は年間の平均人数」との説明があります。)

では、なぜ、売り上げの割にアルバイト数が増えてしまったのでしょうか?

ここから先は想像の世界です。

考えられるのは、次の二つでしょう・・・。
①新規出店前に、研修期間としてアルバイトを雇いいれているため、効率が悪化した。
(この期間はアルバイト代はかかるが収益は産まない。)
②前期チャレンジした新業態は、アルバイト数の割に売上に貢献しなかったため。

①は将来の収益のためのやむを得ない効率悪化ですね。問題ありません。
②が主因だと、かなり問題です。

で、経営陣もこれを問題視し、思い切った撤退戦略を実行した・・・。

昨日も説明したように、「かつや」の新規出店や朝食への取り組みは、
いわば成功モデルの移植ですから、当然、成功確率が高いのですが、
それ以外の業態開発は、まったくの手探りですから、
成功確率はかなり低いのです。

私は、①②とも、今回、アルバイト効率を悪化させた原因だと考えますが、
悪性の②については、経営陣がすばやく対応し、次年度への影響を小さくした。

そんなストーリーが見えてくるのです。

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期待値と実力のギャップ

昨日の私の記事を読むと、ALサービスのホルダーさんの中には、
少し、がっかりされた方もいるかもしれません。

「新業態に取り組みさえしていなければ・・・。」

私もそう思います。

けど、適切に経営陣が対処しさえすれば、
上昇の時期が遅れるだけで、あまり問題ではありません。

いつもの私の落書きで恐縮ですが、
ALサービス09年予想
こんな感じです。

新業態については、新規出店コストやアルバイト確保、広告宣伝費
(昨日は書きませんでしたが、これもすごい増加)がかさんだ上に、
全面撤退で、特損を1億以上出したわけですから、
どう少なく見積もっても、1億以上は、この関連で利益を押し下げているのです。

正直言って、私も昨年この株を買ったときには、
「2008年度は、1株当たりの利益が2万円を切ることはないだろう・・」と
目論んでいたのですから・・・。

ただし、この程度の失敗は積極的な企業であれば、当然起こりうるレベルです。
もし、こういう失敗をしない企業ばかりでポートフォリオを組まれたら、
パフォーマンスは極端に悪くなるでしょう・・。

少々失敗を繰り返しながらも、新しいことにチャレンジする企業。

こういう企業でないと、良い経験は積めませんから、将来の競争力に差が出ないのです。

もっとも、従業員82名の会社で、昨年の取り組みは、確かに「やり過ぎ」感はありますね。
(2009年度のように)対象を絞って、経営資源を集中させないと、
うまくいくものも、うまくいかないでしょう・・・。
(どうやらこの会社もそれに気付いたようです。)

そう考えると、現時点で、この会社のストーリーをチェックする場合には、
主力の「かつや」の業績はもちろんですが、

新業態に関して、
①もう、膿は出し切っているのか?まだ、残しているのか?
②今後の新業態へのチャレンジは成功確率が高いのか?投資額は大きすぎないか?

というところが重要になってきます。

幸い、2009年度の計画を見ると、
ずいぶん前から取り組んでいる「てんぷらや」を3店舗増やすだけですから、
②については、2008年度のようなことはなさそうです。

①については、なんとも言えませんが、
2008年第4四半期に一気に1億以上特損を出して撤退を完了させたことから、
「膿は大きくは残っていないだろう・・・。」

私はそんな風に考えています。

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リスクを取るから、利益も狙える!!

結局のところ、
投資で大きく利益を出そうと考えると、
どこかで、大きくリスクを取る必要があります。

ここへ来て、大型株がずいぶん騰げました。

つい、一月前までは、
「もう、どうしようもない」雰囲気に包まれていたのですが、
あのタイミングで、思い切って、
買い向かったグループに大きな利益が入ったのです。

株式投資における主要なリスクは、
価格変動リスク、倒産リスク、流動性リスクの3つです。

で、この3つに影響を与える要因として、
カントリーリスク、為替リスク、景気変動リスク、政治リスク・・・・などなどがあるわけです。

大型株で短期トレードをしている連中は、
基本的には、価格変動リスクを大きく取る代わりに、
倒産リスクや流動性リスクはそれほど取らずに済んでいます。

一方、私のように小型株で勝負する場合には、
流動性リスクを大きく取る必要があります。

流動性リスクをとる小型株投資は、
「深い海底で宝物を拾い集める」ようなところがあって、
儲かるとわかっていても、誰でも出来るものではありません。

「息が詰まるような」心理的な抵抗感が、大きいのです。

また、最近、ジョンテンプルトンを例にとって、
倒産リスクを大きく取って、大儲けを狙う投資法が、
いくつかの雑誌で取り上げられました。

これも誰でも出来るものではありません。
「地雷地帯を超えて、ダイヤモンドを取ってくる」ような投資法だからです。

ただ、後の二つに共通している重大な恩恵があります。

それは、「信じられない低評価」という恩恵です。

ALサービスなんて、底値から60%も上昇したにもかかわらず、
まだ、PERは6倍を切っています。

「10倍高を狙う!!」ような極端な勝負をしようとしたら、
結局、こういう人のやらないスタイルが必要だということなのでしょう・・・。

そして、重要なことは、流動性リスクを大きく取っているのだから、
他のリスクは極力とらない。

好業績で好財務、有能な経営陣の企業に絞って勝負したいものです。

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桜アノマリー

桜が満開ですね。
SAKURA.jpg
写真は私の勤める会社に咲いている桜です。(昨日撮影)

どういうわけか、彼岸前後から、桜が散りだす頃までの期間は
例年、株価が騰がる現象がみられます。

「決算対策売り」と呼ばれる特異事情で、
2月から3月上旬にかけてファンダメンタルズに関係なく、
売り込まれたところに、

今度は逆に、いわゆる「お化粧買い」のちょっと派手なやつがやってきて、
さらに、新年度入りで、特殊な買い事情が発生するという需給上の理由によるものですが、

私はプラス、
この時期は人々が「躁状態になりやすい」心理的理由もあると
考えます。

桜見ながら、株価が上がっていると、それだけでなんだか嬉しくなりますもんね。

これに似た現象でクリスマスラリーというのもありますね。

こちらは、「税金対策売り」という特別事情の終了と、
派手めの「お化粧買い」が原因ですが、
クリスマス&お正月という楽しいイベントが、
人々の気持ちを前向きにさせるのかも知れません。

年2回、この時期だけ株をやるっていうのもアリかも知れませんね・・・。

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ダンキンドーナツ

ピーターリンチファンには、お馴染のダンキンドーナツが
今、全米で流行っているようです。

理由は、コーヒー1杯とドーナツの朝食が、2ドルで収まるため、
「生活防衛」の手段として、朝から行列ができているそうです。
(東洋経済4/4号から)

あちらの国でも「生活防衛」は、キーワードのようですね・・・。

ところで、このダンキンドーナツ、
1977年から1986年にかけて25倍になった銘柄として、
ピーターリンチがその著書の中で何度も取り上げています。

アナリストのフォローも受けず、誰も取り上げない中、
ひたすら騰げたこの銘柄を例にとり、
「プロが見向きもしない身近な銘柄にとんでもないお化け銘柄がある」と
教えてくれるのです。
(ちなみにマクドナルドは400倍)

で、ピーターリンチが好みそうな
「地味~だけど、流行っている外食会社が今の日本にもあるはずだ!!」
という視点で、探しているうちに発見したのが、
ALサービス(3085)だったのです。

この成長っぷり、この地味さ、この流行りっぷり、この低評価、この健全さ、
この社名、このマーケットから忘れられてる感、・・・。

うーん。なんて、ピーターリンチ的なんだ!!

これこそ、21世紀の日本版、ダンキンドーナツではないか!!
(ちなみにこのダンキンという社名は、
コーヒーにドーナツを浸して食べるアメリカ人の習慣にちなんでついたものだそうで、
ピーターリンチも同僚から、「変な名前だね。」と嫌味を言われている。)

で、念のため、秋葉原の本社に行って、感動!!

「うわっ、なんてカネがかかってないんだ!!」

そこはエレベーターも壊れそうな雑居ビルの1室にあるのです。

ピーターリンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)の中で、

【ピーターの法則7】
本社ビルの仰々しさと、経営陣が株主への利益配分を嫌がる度合いは、
明らかに正比例している。

と書いてあったのを思い出しました。

で、ホームページで店の場所をチェックして、
関東圏内の「かつや」数店舗をチェック、
一通りのメニューを食べながら、つくづく思ったのです。

アメリカ人にとってのハンバーガーやドーナツって
日本人にとってのかつ丼に近い存在じゃなかろうか?

400倍は難しいにしても、10倍高、狙えるんじゃないか!!
(仮に万が一、私の予想が大外れで、想定の1/3しか上昇しなくても3倍以上!!
 別に、それでもかまわんよ・・・。)

そんな思考回路を経由して、この会社の株を買ったわけです。

そこまでして選んだ会社を、うっかり、売ってしまわないために、
自分に言い聞かせる呪文の一つが以下です。

【ピーターの法則11】
最高の銘柄は、すでに持っている銘柄の中にある。

本当に、ピーターリンチは素敵な言葉をたくさん用意してくれていますね。

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ダイヤモンドダイニング

ここへきて、底値から4か月で5倍高を達成したお化け銘柄が、
外食セクターの小型株に登場しました。

ダイヤモンドダイニング(3073)です。
ダイヤモンドダイニング5倍

実は今から10年前、日本が深刻な金融危機からやっと立ち直ろうとしつつある
1998年から1999年にかけて、
小売・外食セクターの小型株が軒並み10~50倍を達成したことがあります。

しまむら10倍、
ファーストリテイリング53倍、
ゼンショー18倍、

などなど・・・・・・

実は今、本当に当時と似た環境になってきました。

勝ち組と負け組がはっきりし、
他が総崩れの中、
元気印に資金が集中するために、
極端な急上昇が起こるのでしょう・・・。

ALサービス(3085)も今日は戻り高値を突破し、動きが違ってきました。
ALサービスチャート0410

価格帯別出来高を見ても、150000円くらいすぐ行きそうです。

ところが、もし、首尾よくその辺まで上昇したとして、
そこからが、この手の小型株の急上昇時に現れる珍現象が発生します。

通常、上のような価格帯別出来高をみると、
伝統的なチャート理論を知っている人は、
その辺が壁となって、
いったん上昇は停止すると考えるのが普通です。

ところが、ダイヤモンドダイニングの例でもわかるように、
壁に突入するとますます元気が出るのです。

これは、この手の小型株のネックは出来高にあり、
壁にぶつかって、出来高が増えることで、
かえって買いやすくなるのです。

ALサービスの実力分析をすると、
ALサービス分析0410
企業規模だけがネックなのが分かります。

企業規模は通常、
時価総額と出来高で判別されるため、
株価が上昇して時価総額が増え、
出来高も増えると、むしろ評価があがるのです。

まぁ、そんな風にこの株がうまく行くかどうかはわかりませんが、
非常に楽しみな状況になりました。


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回復はいつもまだら模様

さて、政府による追加景気対策も出て、
マーケットは、「ワッショイ、ワッショイ」とお祭り騒ぎになり始めました。

短期間に50%以上上昇した銘柄も、ずいぶんあります。

ただ、ここから、さらに日経平均がどんどん上昇すると考えるのは、
さすがに楽観的すぎるでしょう・・・。

と、いうのも、4月後半から本格化する、
09年3月期の決算発表後の株価の動きは、

「明暗がはっきりする」可能性が高いからです。

もう、過度の金融不安は峠を越えたようですが、
不況が終わったわけではありません。

このような状況では、勝ち組と負け組がはっきりする傾向があるのです。

同じ業種でも、一方で、売れまくっている企業がある半面、
他方では、まったく売れない企業が多く残っている・・・。

ユニクロと百貨店の対比が、その好例。

おそらく、家電や自動車、住宅、小売、外食、サービス・・・ありとあらゆる業種で、
強弱が強く出てくるでしょう・・・。

消費は、大型景気対策の影響を受けて、財布のヒモがゆるむ部分と、
先行き不透明感から、しっかり締ったままの部分との差が出て、

それぞれの業種の中では、例えば小売外食セクターでは、
低価格かつ満足感の高い店に行列ができる反面、
まったく客の来ない店も出てくるでしょう・・。

人々はダメ企業の株を売って、勢いのある株に乗り移ってきますから、
騰がる株は驚くほど騰がり、ダメ企業は、いつまでも停滞を続ける・・・。

また、好況時の勝ち組が、そのまま不況時にも勝ち組になるのか?
というと、そう単純なものではありません。

とくに、好況時に、そのまま好景気が何年も続くと勘違いし、
過剰な投資をしてしまった企業は、長期停滞をまぬがれることはないでしょう・・・。

私自身は、そんな相場観を持っています。

過去2回経験した深刻な不況時には、少なくともそのような傾向がはっきりしました。

このような状況下では、日経平均連動型のETFのような金融商品より、
個別の元気印に勝負していったほうが、
パフォーマンスが良くなるかもしれません。

多くの人々は、「不況のときは株などやるべきではない!!」
と考えているでしょうが、

一度でも不況時に株式投資を体験したことのある人間は、
「不況の時こそ、株をやるべきだ!!」
と考えが変わるのです。

今、まさに株をやっている皆さんが、今後も長く株をやり続けるのであれば、
このような考え方は次第に確信に変わるはずです・・・。

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フレッシュプリキュア

私はあまりテレビは見ないほうですが、
娘の影響で時々アニメ番組を一緒にみます。

その中で特に娘が楽しみにしているのが、
「フレッシュ・プリキュア」です。
(最近は私も楽しみ・・・)

悪の限りを尽くす悪者たち(といっても、どことなく人間的な)を、
選ばれし3人娘が、プリキュアに変身してやっつける
まぁ、おきまりのヒーローものなんですが、

ちょっと株式市場にも当てはまるシーンがあるんですね・・・。

3人娘たちの心がバラバラだと、
「ナキワメーケ」と呼ばれる悪者に勝つことはできません。

3人娘の心が一つになって、協力し合ったときに、
驚くほどの力が発揮され、
「ナキワメーケ」を退治することができるのです。

スポーツものでもありがちなシーンです。

で、株式市場もちょっと似てまして、

各国政府、金融機関、上場企業、個人投資家が、
心一つに「株価をあげてやろう」としたときには、
「売り勢力」は、勝つことはできません。

今回のように思わぬ踏み上げを食らうことになります。

ところが、次第に思惑が異なってきて、
それぞれが別な思いを持ち始めると、
「ナキワメーケ」が、優勢となるのです。

例年、5月は、多くのヘッジファンドが決算を迎えるのと、
日本企業の多くが超控え目な通期予想を出すために、
需給の面からも、ファンダメンタルズの面からも、
相場は弱くなりがちです。

もし、力あるプレイヤーが「売りを狙っている」とすれば、
人々の思惑がバラバラになる5月に、
「ナキワメーケ」が現れるかもしれませんね・・・。

ただし、パニック的な金融危機の再来は、もう無さそうです。
(少なくともこの世の終わりは絶対きません。)
あっても、「意外と深押ししたな・・・。」くらいで収まるような気がします。

一応、そんなイメージで全体相場を見てはいますが、

ピーターリンチが言うように、
全体相場や景気動向を読むことよりも、
「個別の企業に何が起こっているか?」がもっとも重要だと
私も考えます。

ご参考程度に・・・。

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ピーターリンチの言う通り

このブログを始めてから、ピーターリンチ3冊を本当によく読むようになりました。

それまでも、理解しているつもりではあったのですが、
本当に、毎日毎日おこる様々な現象に対して、
見事な解説が入っているのには驚かされます。

とくに、ピーターリンチは一貫して、

「外食や小売りなど、身近な企業」

まず探すように勧めてくれます。

もちろん、

プロでも何でもない素人が、プロを出し抜くには、

①身近なお店に着目した方が、
金融街と自宅を行ったり来たりのプロ連中より先に、
変化に気づく可能性が高いからなのですが、

同時に、これらの企業の中には、

②驚くほど急成長する企業が含まれていること、

また、
③非常に決算が読みやすいこと

など、確かに、素人がやっても
成功する確率の高いジャンルだとつくづく思います。

何も、見ず知らずの特殊な業界の特殊な株を買う必要はないのです。

また、ピーターリンチは、
「自分の専門分野で勝負しろ!!」
とも教えてくれます。

これも、
自分の本業や趣味のジャンルであれば、

プロや他のアマチュアよりも先に、
変化に気づく可能性が高いからです。

結局、企業と同様、自分の強みを活かすことで、
投資でも勝つ確率が高くなるということでしょう・・・。

いったい、自分の強みは何なのか?

これに気づくことが、投資でも仕事でも
成功する近道のような気がします。

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金融相場+α

多くのエコノミストが、今回の景気低迷は長引くと予想する中での、
株価上昇で、戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。

私は、「エナフンさんの梨の木」という物語の中で、

株価 = 将来の一株当り利益 / (国際的な金利水準 + リスクプレミアム)

という単純な公式を示し、

株価を見るときは、
「企業業績だけでなく、金利とリスクを見ないといけない」
と説明をしました。
(まだの方は、ぜひ、←エナフンさんの梨の木(38)のカテゴリをお読みください。)

今回の上昇は一言で言うと、

国際的な金利水準が大きく下がったことと、
各国政府の金融政策が功を奏し、
大きなリスクが後退したことによる複合要因による上昇

と考えられます。

株価↑↑ = 将来の一株当り利益 / (国際的な金利水準↓ + リスクプレミアム↓)

「国際的な金利水準+リスクプレミアム」のことを期待収益率と言いますが、
これが、5%であれば、逆算して、
PERは20倍が妥当ということになります。

ところが、金利が下がり、リスクプレミアムも下がったために、
期待収益率が大きく下がったと考えれば、

PER50倍でも説明はつくのです。

もっとも、私の直感的には、企業業績が低迷を続ける中、
今の水準を超えて、(例えば日経平均が1万円を超えて、)
ガンガン騰がりだしたら、

この公式では説明のつかない水準となってしまいます。

株価 = 将来の一株当り利益 / (国際的な金利水準 + リスクプレミアム) +α

この+αのことを、バブルと言います。

ここへきて、需給要因(売り方の買い戻し期待)だけで、
上へ下へと大きく株価が動いている現象は、ちょっとバブル的な感じもします。

これから、多くの企業が、09年3月期の決算発表と当時に、
10年3月期の通期予想を発表しますが、

業績回復の期待が小さいようであれば、
ファンダメンタルズからは、調整が自然な流れであり、
もし、上昇を続けるようならバブル再来と考えてよいでしょう。

実際、98~99年の金融危機の後にやってきたのはITバブルでした。

もっとも、私が勧める激安の小型優良株は上記公式に照らし合わせると、
極めて上昇余力が残っています。

もし、過去のバブル時代のように、
PER50倍をマーケットが容認するようなことになれば、
どれもこれも10倍高が期待できるのですから・・・。

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妥当なPER水準

もう少し昨日の公式について説明します。

株価 = 将来の一株当り利益 / (国際的な金利水準 + リスクプレミアム)

世界経済の成長が順調に拡大している局面では、
期待収益率(国際的な金利水準+リスクプレミアム)は5%程度と考えられていました。

しかし、経済が停滞し、各国政府が金利を下げたため、
債券投資では5%/年の利益をあげるのが困難になった今、
期待収益率が、例えば3%に低下したとしても、不思議ではありません。

その場合、逆算すると、予想PERは30倍を超える水準になっても、
投資価値が生じると考えるのです。

「エナフンさんの梨の木」では、そういう話をしましたね。

いつもいつもPERは20倍前後という考えは誤りだ。

そして、次第に景気が良くなって金利が上がりだしたら、
今度は、期待収益率も、同時に上昇していきます。

例えば、金利が1%→2.5%になった結果、
期待収益率も、3%→5%に戻っていったとします。
(この場合リスクプレミアムは、2%→2.5%になったと考えます。)

右辺の分母が大きくなるのだから、左辺(株価)は下がりそうなものですが、
必ずしもそうはなりません。

金利が上昇するような局面では、
企業業績がそれ以上に改善しているためです。

株価? = 将来の一株当り利益↑ / 期待収益率↑

(そのような局面では、金利の上昇と、企業業績の回復との
 両にらみで株価を見る必要があります。
 まぁ、ずいぶん先のことでしょうけど・・・。)

そして、気がつくと、いつの間にか、PERは20倍前後が妥当ということに
戻っているのです・・・。

今のような不況下で株式投資をする場合には、
このような感覚を持っておかないと、

なんで?
なんで?
なんで?

とクエスチョンマークを連発させながら、
株価の上昇に指をくわえて、ただ見ているだけということになってしまいます。


とはいうものの、それにしたって、企業業績が少なくとも底打ちしないと
中長期的には、株価は上がってくれません。

期待収益率の低下による株価押し上げ効果を
企業業績の低迷が、打ち消してしまうからです。

株価? = 将来の一株当り利益↓ / 期待収益率↓

今後の株価を占ううえで、これから始まる08年3月期の決算発表が、
非常に重要だと考えられているのは、このような理由によるものなのです。

↓桜散っちゃいましたね・・・。
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PERが高いときに買い、低いときに売る。

このような考え方(PERはいつも同水準が妥当というわけではない。)について、
これまた、ピーターリンチが分かりやすく解説をしてくれていますね。

以前の私の記事で恐縮ですが、
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-160.html

全く、おっしゃる通りのことが、この1年間の相場で発生しましたね。

それでは、再度、理論から考えると、
PERが低いにもかかわらず、株価が下がり始める理由は何でしょう?

株価 = 将来の一株当り利益 / (国際的な金利水準 + リスクプレミアム)

そうですね。
景気が過熱状態に達したとき、
①将来の一株当り利益の伸びが限界に達し、次第に低下します。
②金利は、景気の過熱を抑えるために上昇します。
③投機的な投資が優勢となり、リスクは大きくなります。

つまり、
株価↓↓↓ = 将来の一株当り利益↓ / (国際的な金利水準↑ + リスクプレミアム↑)

と株価に影響を与える3大要因がすべてマイナス方向に作用し、

ピーターリンチの言葉を借りると、
「短期間に投資資金の半分を失う確実な方法」となってしまうのです。

で、PERが高いにも関わらず、株価が上昇する理由は、
前回、このブログで説明したとおりです。

こんな単純な公式ですが、全体相場の方向性をつかむには
とっても実践的でしょ!!

また、日経平均に採用されているような大型株は、
ほとんど全てピーターリンチが言うところの循環株に相当するため、
日経平均自体も、
PERが低くなって下がり始め、高くなって上がり始めるのです。

このような理屈は、株をやる人間は全員知っておくべき鉄則中の鉄則なのですが、
どういうわけか、日本では、大きな誤解をしている人が多いのです。

そこで、従来のPER・PBRの考え方を是正するために、
私が、分かりやすく書いた(つもりの)物語が、
「エナフンさんの梨の木」ですので、まだの方はぜひ読んでいってください。
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-category-0.html
(もちろん、無料です。全部読むのに1時間くらいで済むはずです。)

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予想PER200倍

日経平均は、とうとう予想PERで200倍を超える水準となりました。

http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/japanidx.aspx

PBR1倍。予想PER200倍。

もしかしたら、こういう事態がいつか起こるかもしれないと思い、
エナフンさんの梨の木の中で、
PERとPBRの考え方を説明しておきましたね。

梨の実が、どれだけたくさん実って、どれだけの値段で売れるか?
が、収益性からみた企業価値(PERを基準とした株価)であり、

仮に、梨の実がならないとしても、木を切れば、材木としての価値があるから、
という理由が、資産価値から割り出した企業価値(PBRを基準とした株価)。

という説明をしました。

で、あくまで、切った場合の木の価値は、
梨が実をつけなくなった場合のみの判断材料であり、
梨が実をつけている限りは、PERで企業価値を見るのが妥当だと説明しています。

ちょうど、今がその状態ですね。

日本企業は、梨の実をつけなくなってしまいましたので、
切った場合の材木の値段で、市場で取引されているようです。

しかし、木は伐ってみないといくらで売れるかなんて本当はわかりません。
中が腐っていることもあるからです。

私自身は、「PBRを根拠に株を買うなんて、全く馬鹿げている!!」と思っています。

ほとんどの企業が、いざ伐ってみると中は腐っているからです。

もっとも、今の日本企業の収益力は、極めて短期的なものであり、
「すぐ、今の4~5倍の収益に戻る」と考えれば、
PERは40倍~50倍ということになり、
(期待収益率が下がっていると考えると、)
一応理解できる水準ということになります。

日本株が下落したことで、多くの企業が評価損を出しているわけですから
日本株が上昇することで、次年度は、評価損が出なくなり、
収益は急回復する可能性は高いのです。

もともとは、企業や国の収益力を、人々が評価することで、株価や為替が決まっていたのですが、
マネーの力が強大となったため、株価や為替を動かすことによって、企業や国の収益力を動かす。

このような理屈を理解している力あるプレイヤーが、
上にも下にも相場を動かして、巨利を稼いでいるのが現実なのです。

政府や中央銀行は、長年、金利を動かすことで、景気をコントロールしようとしてきました。
これも、金利という相場を、無理やり強引に歪めることで、景気を動かす手段だったのですが、

とうとう、各国政府は
直接株価を動かすことによって、景気をコントロールしようという試みを
始めたようにすら見えます・・・。

もちろん、そのような試みは、景気に対して強く影響を与えるとは思いますが、
ファンダメンタルズの観点からはバブル以外の何物でもありません・・・。

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豊川信用金庫事件

デマが元で、銀行が潰れかけた有名な事件に、
豊川信用金庫事件というのがあります。

詳細はウィキペデイアをお読みください↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%B7%9D%E4%BF%A1%E7%94%A8%E9%87%91%E5%BA%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

人々がカネを貸し借りすることで成り立っている
今の信用社会においては、本当に些細なことで、
大なだれが起こってしいます。

今回の金融危機においても、これと似たようなメカニズムが一部で働いていたと考えます。
放置しておくと、恐らく世界の金融システムは全て崩壊し、
多くの先進国が、国家破たんしていたことでしょう・・・。

ところで、この豊川信用金庫事件には続きがあります。

実は、同じエリアによく似た名前の豊橋信用金庫というのがあったのです。
(「とよかわ」でなく「とよはし」)

混乱が混乱を招き、デマに尾ひれがついて、とうとう、この豊橋信用金庫にまで、
朝から勘違いした預金者が殺到したのです。

で、このときに功を奏したのが見せ金です。

慌てて窓口に飛び込んだ預金者が見たものは、
驚くほど積み上げられた札束だったのです。

「問題が起こっているのは当行ではなく、隣の豊川信用金庫です。」

この説明と札束を見た預金者たちは、
「こんなにカネがあるなら、ここは潰れんな。」
などと口々にしながら、家路についたそうです・・・。

(すみません。ずいぶん昔に聞いた話なので、
 もしかしたら、間違えているかもしれませんが、
 確かこんなストーリーだったと思います。)

今回、政府は異常事態に限り、50兆円の株買い取り枠を設定しました。
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090409/fnc0904092158013-n1.htm

これなんか、どう考えても見せ金です。
買う気もないのに大量に買い板を見せて、株価を吊り上げる
いわゆる「見せ板」となんら変わりません。

けど、このような事態においては、こういう方法が非常に効果があるのです。

なぜなら、エナフンさんの梨の木で説明した通り、
波乱相場においては、人々の心理が相場を作っているため、
人々の心理そのものを動かす政策が効果的だからです。

たぶん、50兆円の話を聞いた時、多くの売り方は思ったことでしょう。
「こんなにカネがあるなら、もう売りでは大きくは稼げんな・・・。」

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風評被害

前回、デマが原因で銀行が潰れかけた話を書きましたが、

実は株の世界では、非常に頻繁にデマやガセが原因で株価が変動します。

あれほど掲示板に、明らかなガセやデマが流れるのは、
それだけ効果があるからなのです。

「掲示板見て株を買っているわけではない。」という発想は、
少々大人の考え方であり、
私の知っている限りでは、その程度の知識を根拠に
勝負している投資家も少なからず存在すると思われます。

さて、ちょうど、私がこのブログで扱っているALサービスに
風評被害が出そうなニュースが流れました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000151-san-soci

とんかつ食べて、人が豚インフルエンザにかかることはありません。

ただ、うまくウィルスの封じ込めが利かないようだと、
豚肉うんぬん以前に経済全体に深刻なマイナスの影響を与えるでしょう・・・。
(マスクメーカーの株は上がるでしょうけど・・・。)

ちょっとこのニュースには注意が必要です。

ちなみに、狂牛病の時は、意外にも吉野家の株は、
業績の悪化ほどは株価は下がりませんでした。

多くの株主は、そのような非常事態で苦しんでいる企業を
むしろ応援したのかも知れませんね・・・。

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事実を手に入れる

豚インフルエンザがどの程度ALサービスに影響があるかは、
現在のところ不明です。

しかし、現時点で、この会社に何が起こっており、
この会社がどう対応しているかは、知ることができます。

こういうときは、そうでしたね。

まず、企業に聞くと良かったんですね。
事実が手に入りますから・・・。

ピーターリンチの株で勝つ(ダイヤモンド社)の
第12章「事実を手に入れる」の中でも、

もし、あなたが特別な質問をもっているなら
IRの担当者と相談してみるといい。

と教えてくれます。

もちろん、私も、公式サイト上のお問い合わせフォームで、
いつものIR担当者に問い合わせをしました。

ちゃんと答えてくれましたよ。

もっとも、先方の了解をとりもせず、
その内容をここにそのまま書くわけにはいきませんので、
これに関して、私の印象だけ書きますと

①この会社は、今回のような事態を以前から想定しており、十分な対応をとれている。
②仕入価格、品質、供給量(いわゆるQCD)上のリスクヘッジはできている。
③最大の心配時は風評被害だが、現時点では営業上の影響は出ていない。

といったところです。

今回、世界的に問題になっているのは、
豚インフルエンザが人から人に伝染している点であり、
豚から人への伝染が問題になっているのではないこと。

もっというと、豚肉から人への伝染なんて論外の話で、
もし、過熱しなければ、豚インフル以前に、
他の病気にかかる可能性が高く、
仕入れルートや加工・調理時に十分な処理ができていること。
(焼肉屋でもブタは長めに火を通す。)

等を考えると、現時点では、業績に対する影響は軽微でしょう。

中には、そのうち、メキシコのように日本も外出が制限されることになって、
一時的に消費が冷え込むことを心配している人もいるようです。

しかし、それなら、それで、小売りや外食産業全てが売られそうなもんですが、
昨日大きく下げたのは、ここだけです・・・。

ちなみに、過去の例、例えば吉野家や三菱自動車の例からすると、
世間を騒がすような事件に巻き込まれた企業は、
リスクの後退とともに、元の水準まで株価が戻る習性があるようです・・・。

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BSEやSARSの時は?

さて、世の中は新型インフルエンザ問題で大騒ぎになりましたが、
そういえば、SARSウイルスも、不景気のど真ん中で発生しました。

あの時も、株をやっている人間には「泣きっ面に蜂」でした。

では、SARSウイルスの時、日経平均はどのように動いたのでしょうか?

日経平均SARS相関

不思議ですね。今回同様、日経平均の大底時に発生しています。

けど、株価の方は、沈静化する前に上がり始めています。

SARSウイルスが最も被害を大きくしたのは、
2003年5月ですから、まだ解決を見る前に株価は上昇しているのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:SARS_stat.png

株というものは、本当に「知ったらしまい」な所がありますから、
全容が判明した時点で、(まだ終息していないにも関わらず、)
解決後の相場展開が始まったと思われます。

では、もう一つ世間を大騒ぎさせた大問題、
BSE問題はどのように株価に影響したのでしょう。

当時、大騒ぎになった吉野家のチャートを見てみましょう。
吉野家BSE

当初、日本でBSE問題が発生した時、米国ではBSEの問題は無いと考えられていたため、
吉野家は、米国の万全な検査体制をプロモーション上強調し、
風評被害対策を施しました。

ところが、その後、日本よりもずさんな米国の検査体制が露呈し、
牛肉の輸入差し止めとなったのです。

当然株価は下げました。

けど、非常に短期間のうちに、株価は反転急騰し、元の水準まで戻しています。

吉野家18年有報
結局、2004年から2006年にかけて約2年間米国産牛肉の輸入は中止され、
業績は急降下、赤字が続いたのですが、

株価の方は業績の悪化を織り込むことなく、堅実に推移しています。

その後、牛肉輸入再開報道とともに、株価は急騰し、元の水準まで戻しました。
(もっとも、その後の世界同時株安が影響して、見るも無残な状態になりましたが・・。)

企業の努力ではどうにもならない一時的な業績悪化に対しては、
マーケットは意外にも寛容です。

問題の終息とともに業績が回復することを知っているからです。

特に、ここで重要なのは、この「一時的な」という部分です。

今、決算発表が続いていますが、有価証券の評価損などで
一時的に業績が悪化していた銘柄は、今後、騰がり出す可能性が高いでしょう。

けど、世界的な需要減に伴い、競争力の低下が判明し、業績が悪化している企業は、
さらに厳しく売り込まれることでしょう・・・。

業績の悪化が一時的であれば、買い。
慢性的であれば、売り。

長期投資においては、非常に重要なポイントかも知れませんね。

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ALサービス第1四半期発表

今日は、ALサービスの第1四半期決算発表がありました。

文句なしの素晴らしい決算でした。

ALサービス0903期分析

表の見方は、もうわかりますよね。
まず、一番上が、各四半期ごとの発表数字。
けど、この数字は合計数字ですから、
四半期ごとの実績を出す必要があります。

それが、2番目の四半期毎のモメンタムです。
3か月毎の収支の流れを見るんでしたね。
(これが一番大事です。)

この数字を少し解説しますと、
①売り上げは前期第4四半期よりも落ちている。
これは、いくつかの店舗を閉鎖したためと、季節要因。
(前期も落ちてますよ。お正月や閏年も影響していると考えます。)
これは、月次の既存店売り上げ資料から、ある程度読める数字でしたね。

②販売管理費が49百万円もダウンしてきた!!
これがうれしいですね。
新業態の撤退により、利益を出せる体質に戻りました。
前期末の一億の特損はすぐ取り戻せますね。

③それらの結果、四半期ごとの最終損益は、
ジャスダック上場以来、最高を記録しました。

また、それぞれの数字が売り上げに対して何%かを分析したのが、
一番下の段、「指標」です。
なんと言っても
④原価率がジャスダック上場以来、最低なのが光ります。
(塩かつ丼が効いたのかな・・・。)

この1-3月期は、昨年10-12月期よりさらに不況が深刻化したため、
それまで勝ち組といわれていた外食企業や小売り企業でさえ、
ごく一部を除いて、大きく利益を落としています。

そんな中での過去最高です。
本気で、通期経常10億、純益6億が見えてしまいます。

まぁ、足元では「新型インフルエンザがどうなるか?」
全くわかりませんし、
一時的な利益ダウンは覚悟が必要ですが、
ストーリー自体は非常に順調であることが確認できたわけです。

幸い、現在のところ風評被害は次第に終息しているようですし、
「アメリカやカナダから豚肉が入ってこない」事態も
まず考えられないことがわかってきました。
(日米政府は風評被害や輸入禁止にメチャメチャ反応しています。)

仮に最悪の最低レベルに新型インフルエンザが蔓延したとしても、
せいぜい第2四半期中には終息するでしょう。

幸いにも、前年の第2四半期が悪すぎたため、
今期、インフルエンザで少々利益がへこんでも目立たないかもしれませんね。

しかも、この手の問題が原因の場合は、マーケットは非常に寛容です。

ALサービスのホルダーの皆さんも、ちょっと、ほっとされたのではないでしょうか?

えっ?「新型インフルエンザが無かったら、明日はストップ高だった!!」ですって?

まぁ、気長に行きましょう・・・。

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4月末結果発表

4月30日がALサービスの四半期決算だったので、
うっかり、4月末のデータを残すの忘れてました。

5月1日現在の成績です。
0904実績

中国株は順調ですが、他は少し下げましたので、
前月末に比べると、7000円ほどマイナスです。

4月は小型株よりも大型株に資金が流れたようです。
それと、月末の新型インフルエンザでALサービスが下げたのも影響しました。

もっとも、私の個人的な株式運用の方は、
すっかり、リーマンショック前の水準を超えてきました。
(毎月公表しているのは、カットサンプルです。)
4月末株式運用

私は、サブプライムローン問題が表面化しつつある2年前に
「すごく嫌な感じ」がして、完全に株式市場から撤退していました。

そして、昨年3月に、「もう十分下げただろう」と
ガンガン突っ込んでいったわけですが、
結局、リーマンショックで、一時は含み損まで出る始末。

今回もまた、少々、買いのタイミングが早過ぎたようです。

それがようやく元のところまで戻ってきました。
(ブログの方は、パイロットと三菱鉛筆を引っ張りすぎたのが災いして、
 未だにマイナスですが・・・。(当初の運用額は100万円))

ちなみに、私は、個人的な株式運用をネット系ではなく
大手証券会社でやってます。
大手は、何が良いって、「手数料が高いのが良い!!」

そうです。
せっかく選んだお宝銘柄を、
何かのきっかけで、うっかり早まって売りたくなるのを
自分なりに抑止しているのです。

私にとって最大のリスクは私自身の暴走だということを、
過去21年間の投資生活の中で、身にしみて知っているのです・・・。

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大事なことだけ、ちゃんとやれ!

大事なことだけ、ちゃんとやれ!―ゼロ成長企業を変えた経営の鉄則大事なことだけ、ちゃんとやれ!―ゼロ成長企業を変えた経営の鉄則
(2009/02)
ジェームズ キルツロバート ローバー

商品詳細を見る


ゴールデンウイークなので、本を読んでます。
ウォーレン・バフェットも認める名経営者ジェームズ・キルツの著書です。

株式投資もそうですし、ビジネスマンもそうですが、
決して、誰も知らない画期的な方法や考え方を実践していなくても、
大事なことだけ、ちゃんとやっている人が、成功していたりします。

私自身の経験で恐縮ですが、
サラリーマンとして、駆け出しのころ、苦労している私の姿を見て、
業界では有名なある経営者から、こんなことを教えてもらいました。

「最高の営業マンを目指すなら、幼稚園の先生に習え!!」

その心は、

・元気に返事をする
・元気にあいさつをする
・嘘をつかない
・友達と仲良くする
・意地悪をしない
・けんかをしない
・素直に取り組む
・遅刻しない

あたりを、全てちゃんとできたら、あなたは最高の営業マンだ。

というのです。

この年になって全くその通りだと思います。
「基本的なことを完璧にこなすことがどれほど難しいか?」

投資の達人、ピーター・リンチもそうですね。

もちろん、幼稚園レベルではありませんが、
教えてくれる内容は、全くもってオーソドックスです。

そして、ジェームズ・キルツも同じようなことを教えてくれました。

ちなみに彼が教えてくれる経営にとって大事なこととは、

・成長すること
・人との関係
・誠実であること
・個人的な付き合い
・タイムリーな決断
・自分が楽しめることをする
・幼いころの教訓
・適切なチーム
・現実に向き合うこと

だそうです。

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採用情報をみる

私が狙うような優良小型株は、情報が少ないのが難点です。

そんな中、新入社員向けの採用情報には、
社員の様子や、会社の夢の部分などが散らばっていて、
非常に参考になります。

長期投資においては、人材の成長も非常に重要な投資要件になってきます。

アークランドサービスの採用情報を見てみましょう。
http://job.mynavi.jp/10/pc/search/corp68523/employment.html

いかにも若い企業であることがよくわかります。

新入社員は、いきなり副店長→入社1~2年で店長という階段を昇るわけです。

私は、常々、
「かつやは、地方のFC店の方が接客の基本ができているな。
むしろ、都内の直営店の方が、不備が目立つ。」
などと感じていたのですが、

おそらく、入社したての若い子たちには、お店を回すのに精いっぱいで、
アルバイター達をうまく教育しきれていないのでしょう・・・。
(地方は百戦錬磨のFCオーナーが徹底して教育できている。)

そう書くと、ALサービスのホルダーさんの中には、心配する人もいるかもしれませんね。

「そんな会社で大丈夫か?」

けれども、私は反対の発想になります。

「こんな若い連中でも、これだけの利益をあげられるこの会社はすごい。」

ウォーレンバフェットは言います。

愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい。
なぜなら、いつか必ず愚かな経営者が現れるからだ。」
(「バフェットの教訓」徳間書店

新入社員でも店舗経営ができて、
しかも、高収益を上げられるにも関わらず、
がちんこで勝負してくるライバルは今のところいない。

素晴らしいビジネスモデルをつくったものだと感心するわけです。

ちなみに、よく読むと
社長は、「売上300億」を目指しているようですね。

今の売り上げが80億ですから、それが本当に実現すれば、
ホルダーの皆さんは、この会社の株を持っておくだけで、
大金持ちになれそうです。

新型インフルエンザも、どうやら一旦収束に向かっているようですし・・・。

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景気低迷期

今日は日経平均はド派手に騰がりましたね。

急に楽観論が支配的になりました。

一方で、次々に発表される決算内容は、
どれもこれも想定以上に悪く、
下手に決算書を読める人ほど、どうなってるんだ?

と、首をかしげているのではないでしょうか?

このような状況にも、ピーターリンチはかなり的確な説明が入ります。

ピーターリンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)
第14章 循環株は行ったり来たりの中で、

景気低迷期に入ると、プロのファンドマネージャーは循環株への投資を考え始める。
(中略)
問題を難しくしているのは、常に人の先回りをして、
循環株への投資を誰よりも早くしたいというファンドマネージャーのあくなき欲望だ。

通常、PERが低いことは良いことであると思われているが、循環株の場合は例外だ。
(中略)
PERが最も低くなった時点で循環株を買うことは、
短期間に投資資金の半分を失う確実な方法といえる。
反対に、PERが高いとき、これは通常は悪いこととされているが、循環株の買い時であろう。
(中略)
循環株への投資は、先取りのゲームであるため、儲けるのはふつう以上にむずかしい。


日本の個人投資家が最もわかっていないのは、この部分だと思います。
日本株の大半は、景気敏感株=循環株ですから、
この理屈をしっかり理解する必要がありますね。

理論的には、先日解説したとおりです。
http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-310.html

それにしても、儲けるのはふつう以上にむずかしいですね。

だって、まだ経済が悪化している最中に、飛び込んでいかないといけないのですから・・・。
(これもずいぶん以前解説しておきましたね。http://enafun.blog21.fc2.com/blog-entry-170.html

もっとも、成長企業に対する長期投資をメインでやるのであれば、
そのような全体相場の動きさえも超越して、
ちょっとうっかりしているくらいで丁度いいでしょう。

もし、今頃になって、
「やっぱり大型株でないと株は騰がらないんじゃないか?」
などと、循環株に乗り換えるような敏感さを兼ね備えているようでは、

循環株でも成長株でも、大きく儲けることはできないでしょう・・・。

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東芝、大丈夫?

予想されていたこととはいえ、すごい赤字ですね。

東芝とトヨタの09年3月期決算。

ところが、この2社ともここのところ株価は絶好調です。
すでに金融相場+バブル的になっている今の相場では、
業績はあまり大きな影響を及ぼしていません。

けど、こんなことが続くのでしょうか?

念のため、東芝の決算を少し詳しく見てみましょう。

東芝決算発表

ボロボロですね・・・。

この会社、好景気時にずいぶん攻めの経営をしてきました。

東芝CF

利益以上に投資を続けましたが、それが実を結ぶ前の今回の急激な景気後退で、
キャッシュ面でも非常に厳しい状況となっています。

象徴的なのはデジタルプロダクツ部門と電子デバイス部門の大苦戦です。

東芝半導体

半導体部門を見ても、すぐに改善するとは到底思えません。

ところが、この会社の通期見通しは極めて強気です。

東芝09年度

いったいどうやってこんなにも利益を改善させるのでしょうか?

東芝固定費削減

どうやら、売り上げを増やしがらも、
固定費を3000億削減することで目標を達成する作戦のようです。

社員の皆さんは、本当に踏ん張りどころですね。
頑張りを期待します。

けど、もちろん、マーケットは、こんな絵空事、誰も信じないでしょう・・・。
(驚くほど市況が改善すれば、話は別ですが・・・。)

私自身は半導体も液晶も専門家ではありませんから、
今後の市況がどうなるかなんて、まったく予想もつきません。

固定費削減だって、
ゴーン社長が日産でやったみたいな大ナタ振いまくり作戦をやれば、
ひょっとしたら達成できるかも知れません。

きっと、みんなそれに期待して株を買っているのでしょうね。

ちなみにバフェットは教えてくれます。
業績好転はめったに転がっていない。
(バフェットの教訓:徳間書店)

ピーターリンチも
大穴は常に外れるものである。
(株式投資の法則(20の黄金律):ダイヤモンド社)
だそうです。

この会社、今回3000億の増資を実施しましたから、
巨額赤字が希薄化してプラスになるというひねくれた見方もできますので、
ひょっとしたら、来週は、騰がるかもしれませんが、

ファンダメンタルズ投資の観点からは到底買える代物ではありません。

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くさっても、TOYOTA

もう一方の巨額赤字企業、トヨタの決算内容も見てみましょう。

TOYOTAPL

世界的な需要の消滅が、苦戦の最大要因ですが、
為替の影響もバカになりませんね。

もっとも、前年度の結果は株価には120%織り込み済みです。
問題は、これからでしたよね。

10年3月期の業績予想を見てみましょう。

TOYOTAPL2

さすがに慎重ですね。
この会社は、10年3月期について、さらに需要減と為替の影響で、
1.25兆円の減益要因があると考えています。

株価の急騰で浮かれている投資家に、改めて、現実の厳しさを教えてくれる内容になっていますね。
これが、今の日本の輸出産業が置かれている実態だと考えて大きく狂いはないでしょう。

で、この難局を、原価と固定費の削減で、乗り切ろうとしています。
しかし、それでも為替要因部分をカバーすることができず、赤字幅拡大です。

冷静に考えて、今の為替レートは、輸出産業に厳しすぎますね。
TOYOTAでさえ、これですから、後は「推して知るべし」です。

けど、逆に言うと、為替さえ、例えば105円くらいまで戻せば、
この会社の収益はずいぶん改善するとも考えられます。

今の輸出産業のボロボロぶりをみると、
そのうち為替が大きく円安に振れるかもしれませんね。
今、マーケットが評価してくれているほど、日本経済は強くありません。

話をもとに戻して、
最重要な部分は、緊急収益改善の8000億がどれほど現実味があるかです。
具体性のない絵空事では、投資家はついてこないでしょう・・・。

TOYOTAカイゼン
お家芸のカイゼンで3400億。
過去の実績から判断して、まったく無理な目標ではなさそうです。
もちろん、かなり激烈なコスト削減策が必要ですが・・・。
(新日鉄さんは、今年の値交渉を覚悟しておいたほうが良いでしょう。)

TOYOTA設備投資
設備投資をグッと抑えるようです。
これは、確実に実行してくるでしょう。
(設備投資関連銘柄への投資は当面やめといたほうがよさそうです。)

TOYOTA販売管理費
販売管理費も絞ってきます。
(TVや広告産業も当面暗いでしょう。)

皆さんの印象は、どうでしょうか?

私は、非常に現実味のある計画だと感じました。

ちなみにキャッシュフロー計算書を見ると、
TOYOTACF
フリーキャッシュフローはプラスですね。

さすが、くさってもTOYOTAです。
ゼニが回らなくなるようなことはありません。

現実を直視して、具体的な対策をとる。
それでもダメなものは、ダメとはっきり公表する。
投資家視点では、非常に信頼できる企業だと思います。

先日読んだジェームズ・キルツの
「大事なことだけちゃんとやれ!(日本経済新聞出版社)」の
最終章「本当に大事なこと」の最後の最後にこうあります。

たいていの場合、物事を改善するには改革が必要であるという事実を受け入れることだ。
だが、おなじくらい重要なのは改革してもうまくいかない時期を知ることである。
(中略)
自分の限界を知り、自分の影響の及ばないことを受け入れるのが知恵である。


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